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VTuber 2023.07.16

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(~7月14日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【初公開】18歳Vtuber 禁断のお部屋を公開【Room tour】

個性的な言葉選びが中毒になる抜群のトーク力の持ち主、冥鳴ひまり。今回は新しい配信部屋の紹介、とのことですがどうにも雰囲気がおかしい。

独居房のような気もするのですが、これを徹底して新しい配信部屋として紹介しきるから、冥鳴ひまりのトークはすごい。エンタメトークとして貫く技術のすごさを見せてくれます。

配信中心の活動をしている彼女は、切り抜きまとめも大量にあがっています。その編集のクオリティがとても高い上に、彼女のトークの魅力がしっかりまとまっているので、初めて見る人は是非そちらからチェックするのをおすすめします。ゲーム実況中のたとえツッコミもうまいし、小話も適度な長さでてきぱきしていて聴きやすい。起承転結がはっきりしている語り口は、エンターテイナーとしてのレベルの高さを感じさせます。

【自己紹介】年収〇〇万円プロイラストレーターの経歴公開【イラストビジネスお絵描き系Vtuber】

まさるドット子は年収◯◯万円を達成したというプロイラストレーター。動画内で1100万円と語られていてびっくり。個人のイラストレーターとしてそんなに稼げるのか、という問題に対して、自身の経験をVTuberの姿で語ってくれています。

どういうルートでの稼ぎ方があるのか、どういう努力をしてきたのか、現在のVTuber需要にどう応えるかなどがよく分かる内容です。とても楽しそうに仕事をしているのが伝わってきますが、同時に1100万稼いだ年のハードさも伝わってきます。
フリーランスのクリエイターでしっかり稼ぎたい人にはかなり参考になる動画なので、是非チェックしてみてください。

【マンガ】都会に住んでいた人が初めて沖縄で怪奇現象にあったら…【漫画動画】

根間ういがアップしたのは、派生3キャラのわちゃわちゃが楽しい漫画動画。といっても今回出てくる3人は根間ういではなくて別キャラクターです。東京から引っ越してきた音魔うい。沖縄を満喫しようと外に出たところ…?

沖縄に詳しいブラックうい(師匠)、救世主的存在のホワイトういなどが出てきてドタバタするコメディを見ていると、沖縄の事情が自然にわかる、楽しい教育マンガ動画になっています。3人とも見た目自体は同じ色違いなんですがキャラ立ちがはっきりしているので見ていて飽きません。

根間ういは最近アニメ化が発表になった、漫画「沖縄で好きになった子が方言すぎて辛すぎる」についても、わかりやすく動画で紹介しています。作者から根間ういへの描き下ろしイラストも紹介されています。是非バーチャルとマンガで沖縄を盛り上げてほしいところです。

【VRChatのつらかったエピソード集】ダニ凸 その5

ダニカルチャンネルではVRChatに飛び込んで一般のプレイヤーに突撃インタビューをしています。今回のテーマは「VRChatのつらかったエピソード」。ネガティブな質問ですが、果たして…?

結果としては、確かにつらい話が多いのですが、それはVRChatが楽しいからゆえにつらかった、という話が多め。遊びすぎて寝不足、なんていうのもつらかったことのひとつですから、聴いていて笑えるタイプのつらい話が多めです。
中には本当にしんどそうなのもありますが、それでもプレイしているということは、VRChatの魅力のほうが上だった、というのが伝わってくるインタビューです。

その他にもVRChat内での突撃インタビューは面白いものばかり。この回では色々なVTuberとも接触し、それぞれからユニークな話題が飛び出しています。

バーチャル案内人ポディとの、ぽんぽこ・ピーナッツくんの大活躍を語り合う動画もアップされています。実行力も金銭面も、ふたりが驚愕するあたりに、個人活動者だからわかる凄さとして興味深い話が聞けます。

【 エアコラボ 】回答一致するまで終われない?!ま、鏑木なら余裕っしょ!【 ラウンジ ¦ 鏑木ろこ¦にじさんじ】

鏑木ろこはバーチャルタレントアカデミー時代から、びっくりするような企画を独自のセンスで見せてくれるVTuberでしたが、デビューしてからもそれは変わりません。今回は回答が一致するまで終われない、というよくある企画を、鏑木ろこと、鏑木ろこと、鏑木ろこで行いました。

残りふたりの鏑木ろこに一切声がないので「うんうん、そうだよね」のようなエア会話が繰り広げられます。エア小話が挟まれた場面の、実際にしゃべってそうな空気感づくりは見事。独特な鏑木ろこワールドが広がっています。
メタ的に面白いのは、「~~するまで終われない」系でVTuberがよくやる「終わったら重大告知します」というネタを封じて「重大告知ナシ!」と最初から断言しているところ。VTuberに詳しい人ほど、笑えるしホッとできるネタです。人を傷つけず、面白さのさじ加減をよくわかっているライバーの、完成度の高いエンタメ配信でした。

外来ワラジムシ科5種 観察会

外来ワラジムシ科5種 観察会 – YouTube

清水紙魚子が行った外来ワラジムシ観察会は、興味がある人には価値がものすごく高い貴重な配信でした(サムネイルも本編もワラジムシがたっぷり映っているので、虫が苦手な人はご注意ください)。
観察会というだけあって、手元撮影できるカメラを用いて動画で見ることができます。それだけでも貴重な映像なのですが、かなりの量のスライドを用意して、そもそもワラジムシとはなんなのか、どのような身体の構造をしているのか、どんな種類がいるのかを丁寧に解説しています。普段なかなか知る機会のない話題がたっぷりです。虫が平気な方は、見ると身近な虫に対しての解像度があがり、生物の面白さを再発見できます。

【結果発表】らいす3Dフォトコンテスト 〜投稿作品を全部見て賞も決めちゃうよ配信〜|#おむらいす食堂 #らいす3D

おむらいす食堂が「らいす3Dフォトコンテスト」を行いました。これは彼女のマスコット的存在の「らいす」の写真をとるのが目的のコンテストで、3Dアバター化したバーチャルならいすと、ぬいぐるみ化したリアルのらいす(あるいはそれ以外も!)、どちらを使って写真を撮っても良い、というものです。

リアル写真ではアイデア重視のもの、美しい光景に足を運んで撮っているものなど、写真としての質が高いものが大量にでてきます。
この発表会、配信ではいつも通りに見えますが、実はおむらいす食堂のVRChatの撮影部屋で収録されているもの。リアルタイムで視聴者が、後ろで見ている環境で撮影されています。このような視聴者も参加できる配信は今後VRChatやclusterを使って増えていきそうです。

式部めぐり – moonlight dream / 2nd EP「TRAVELER」収録曲

式部めぐりの新曲MVは、2ndEP「TRAVELER」に収録されている作品「moonlight dream」。ドット絵のアニメーションはとってもキュート。PC女子のガーリーな部屋のつくりも、そしてちょっとサイバーな衣装も、とってもポップ。そこに流れる曲がKawaii度マックスなフューチャーベース。少女のときめきとセンチメンタルを表現した歌を、キラキラとした瑞々しさたっぷりにかわいく歌い上げています。
キュート系のボーカルの安定感には定評のある式部めぐり。彼女の歌声が魅力的なのは、かわいいだけではなくその中に、成長するときに感じる少女のエモが隠し味になっているからでしょう。ゆったりした空気感とあわせて、アニメEDでかけてほしくなる作品です。

同じく2ndEP収録の「reflected moon」はボーカルのエモ度が高め、リズムのダンサブル度特大アップの作品。2曲セットで聴くと彼女のボーカル表現が持つ武器のようなものが見えてきます。

【オリジナル楽曲】rainy lady / しぐれうい

サムネの少女も、作中に出てくる女の子たちも、しぐれういではありません。でもこれは間違いなく、しぐれういを表現したオリジナルソングです。
タイトルのように雨女の女の子を描いたこの作品、彼女の片思いな恋心と日々のモヤモヤを、しぐれういの優しく温かみのある歌声で表現しています。

かつて歌を避け続けていたしぐれういですが、最近はライブに動画にアルバムにと積極的に活動をし、彼女ならではの淡い歌声を聞かせてくれています。その活動の根幹にあるであろうひとつが、今回の作品でわかります。ラストまでみると、この「しぐれういではない女の子」がなんなのか、しぐれういはこの子に対してどのようなスタンスで、どのような感情を抱いているかわかります。これはイラストレーターしぐれういにしか歌えないラブソングです。

ギャルとおじさん / サキュバスのリヤ & 93poetry

2021年に発表され多くのファンに愛されていたサキュバスのリヤ93poetryの「ギャルとおじさん」のMVがついに公開されました。トラックはバーチャルねこ

バイト先で「これが仕事」と言われ、ぼんやりと不自由さに束縛されるギャル。責任をぶんなげて会社をさぼって車を飛ばして海に出たおじさん。ふたりの邂逅は、ドラマチックと言うほどではないけれども、お互いの価値観や視点がちょっとだけ変わります。
ポエトリーリーディングで順番に歌うこの作品、視点がそれぞれでガラッと変わりつつ、ゆっくり重なっていくのが魅力的。特に瓶のコーラの使い方が見事です。
映像では海辺のシーンだけでなく、映画館に座るふたりのような場面が挿入されています。これによって自身たちを客観視しているふたりの姿があることも表現され、より視点に幅が出ているのもわかります。
是非最初は歌詞を見ながら歌を聴いてみて、そのあとMVを見てみてください。ふたりの感覚に対する見え方が多角的になって、発見が増えてくるはずです。

【推しの子】アイドルをアンダーグラウンド界のボカロPとアレンジしてみたらなにかがおかしい【雅桜おみ / 螟上?邨ゅo繧 】

大人気で毎日のようにカバー動画がアップされる曲「アイドル」。しかし雅桜おみ螟上?邨ゅo繧のおなじみタッグが作ると、ひと味もふた味もちがいました。一般的な「アイドル」を期待していると、一瞬でふたりの世界に蹴落とされます。

アイドルとはなんなのかをふたりが噛み砕いて表現したかのような、グロテスクさも魅力なハードコア作品です。これも間違いなく、アイドルの解釈のひとつ!

このクリエイター・アーティストふたりが組むと、他に類のない音楽MV作品が誕生します。過去に幾つか作品がアップされていますので、是非チェックしてみてください。くせになる音ばかりです。雅桜おみは普段は、優しい曲、ハードな曲、エモーショナルな曲もしっかり歌いこなすボーカリスト。多才です。

【歌ってみた】バグ【湖南みあ / 宗谷いちか / 杏戸ゆげ / 涼海ネモ】

ななしいんくの湖南みあ宗谷いちか杏戸ゆげ涼海ネモによる「バグ」のカバーがアップされました。ハイスピードで音程のアップダウンも強め、ボーカルテクニックも駆使する必要がある難曲を、うまく4人で分割。全く違う声質をきれいにまとめ、厚みのある作品にしあげています。
特に湖南みあはアルトの低めのボーカルが得意のようですが、がなりのはいるパワー表現、高音パートの艶やかさも同時に披露。幅広い表現力をもったボーカリストであることを見せてくれます。
高音パートを華やかに歌い盛り上げる涼海ネモ、小悪魔的な魅力も見せつつ安定した歌声を聞かせる宗谷いちか、他の3人と一線を画し柔らかく聴きやすいボーカルで魅了する杏戸ゆげ、4人が持つ確固とした個性を隠すこと無く明示することで完成した、聴き応えのある作品に仕上がっています。

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