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VTuber 2022.10.09

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(10月1日~10月7日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

視聴者に100万円貰った。

視聴者に100万円もらって社長になった、という漫画のような人生を送っている天菜はかせ。本当に「天菜研究所」という会社を設立している、誇張なしの事実だそうです。なにがどうなってそんな珍妙なことになったのかの、ことを経緯を動画で紹介しています。

100万円の出資以降の流れも、通常ではあり得ないような状況。でも詐欺とかではないらしい。そもそも面白そうだからと飛び込む天菜はかせの度胸もすごい。
まずありえないような人生を覗き込む気分で是非見てみてください。もしなんらかの理由で活動が大成功したとしても、彼女のこの出来事はVTuberの活動のモデルケースとしては参考にしづらい、というのも含めて面白い遍歴のVTuberです。

描いた御三家答え合わせ&オタチとホーホーに挑む!!|お絵描きポケモンハートゴールドpart01 #伊東ライフ

伊東ライフが、自身の技術、エンタメ性、視聴者参加型の要素を詰め込んだ、ユニークなポケモン配信をはじめました。プレイしているのは2009年のDSのハートゴールド。初見です。
まず旅の途中でポケモンと出会った場合、その画面を隠します。名前と図鑑情報だけでお絵かきをし、それが本物そっくりかどうかを視聴者がYouTubeの投票機能で採点。7点以上じゃないとポケモンをゲットできない、というルールです。
イラストレーター・漫画家である伊東ライフの絵の技術が観られる上に、クイズとしてのワクワクもあり、視聴者もコメント欄や点数投票に積極的に参加ができます。またかなり古い作品なので、視聴者同士がポケモンの話題で盛り上がることもでき、点数の審議自体もエンタメになる、というかなり計算された企画配信になっています。

毎週土曜日昼の13時からリアルタイムで配信をしています。後日まとめ動画がアップされることであとから見た人もしっかり楽しめる、という形式もエンタメの見せ方として非常に親切。かなり困難な旅が予想されますが、追いかけ続けたいシリーズです。

【度胸試し】にじさんじのイベントに紛れて自己紹介したらバレるのか?【にじフェス】

大盛況だった「にじフェス2022」。そこにぽんぽこピーナッツくんが潜入しました。ふたりが行ったのは、イベント会場で自分たちの声を出して自己紹介をしたらファンにバレるのか?という、VTuber人生をかけたようなチキンレース企画。

にじさんじの面々とぽんぽこ・ピーナッツくんはよく絡んでいることもあり、ファンからも認知度は高いはず。この自殺的行為な企画、最初から見ていてハラハラものなのですが、特にピーナッツくんが「意外とばれない」と気づいてからサービス精神を見せてネタを積み重ねていく、感覚のバグりっぷりは見どころ。
本当にバレたらどうするつもりなんだ?というのをつっぱねるかのようにやりきる二人のYouTuber精神。企画として誰が見てもわかりやすく、シンプルでソリッド。撮れ高以外にメリットのない崖を突っ走る、インターネットまたVTuberならではのエンタメとして楽しめます。本当にバレなくてよかった…もしかしたらバレていたら、というヒヤヒヤも味わえます。

【 お香 / INCENSE 】インドのお香焚き比べ!5種類のお香をキメていきます!【 Vtuber 】

姿を一新し、ますます精力的にインドの話題を扱っているVTuberのMadhav Aditya。今回はインドのお香を5つピックアップし、紹介しています。インド製のものは街ですぐ手に入るものではないかもしれないですが、通販のサイトも紹介されています。
動画でにおいを伝えるのはかなり難しいのですが、彼は相当お香を嗜んでいるようで、お香の楽しみ方をレクチャーしながら良いところを解説しています。どういうときに使うのか、というのも含めて初心者向けで参考になる動画です。

[DL同人] NovelAIの時代を絵描きはどうやって生き残る? [切り抜き版]

現在ネット上で大いに議論を巻き起こしているAIによるイラスト生成。中でもNovelAIはアニメ調イラストのクオリティが高く話題になっていると同時に、不安の声も多くあがっています。
ハルヒスキーのDL同人教室はこれについて事実をまとめながら、フラットな目線で論じる配信を行い、それをよりわかりやすくする切り抜き動画としてアップしました。今の騒動の一連の流れがわからない人は、これを見れば大体の概要がわかるはずです。

三面図の生成や属性のあるイラストは、再現度が高くて資料として使い道があるのではないか、というプラスの要素も語っています。また背景に流用する場合を想定した実験もしており、使えるレベルのものとまだまだなものを具体的に見せてくれています。
加えてNovelAIが論争を巻き起こしている火種の部分もきちんと整理。同時に技術としては「パンドラの箱はもう開いた」という表現を用いて、今後どう向き合っていくかを語っています。
意見のひとつとして、冷静かつ視覚的にわかりやすいので、興味がある方や不安な方は見ておいて損のない動画です。

スマホで使えるApple Pencil風ペンをレビューします!【KINGONE スタイラスペン / iPad / iPhone / Android / スマホ / タブレット用】

iPadで絵を描く環境はどんどん整ってきた、ではスマホでも同じくらい気軽に便利にお絵かきはできないものか? えもこがアップしたのは、スマホで使えるApple Pencil風のペンのレビューです。実際にiPadでApple Pencilを用いて絵を描いてきたイラストレーター目線で、細かく比較をしています。

メリットとしての使いやすさ、デメリットとしてのかゆいところに手が届かない感、両方を映像付きで具体的に解説しています。実際に描いた時の様子も動画にしているので、かなり参考になると思います。より便利に気軽に絵を描くガジェットとして、気になっている人は是非観てみてください。

【#四宮地獄工務店】買ったけど結局使って無い物博物館

四宮伊織が行ったのは、視聴者参加型企画「買ったけど結局使ってない物博物館」という企画。なんとはなしに買ったけど、結局タンスのこやしのまま、あるいは扱いに困って捨てられずにしまっている…そんなものを視聴者から写真で募集。「ああー…」という歯がゆい共感の連続を楽しめます。

お出かけあわせで買ったけど使えなかったもの、よくみるタイプのききそうな健康器具、本体を持っていないのに買ったオプションなどなど。
投稿者それぞれの人生の悲哀を感じる内容。四宮伊織のツッコミがとても軽快ですいすい笑い飛ばしてくれるため、みんなで笑いながらやりきれなさのお焚き上げができる配信になっています。
極めつけでお焚き上げも難しそうなのが、海外のお土産のお守り。これは本当に、どうすればいいのでしょうか…。

【360°配信】祝復活!自宅3Dスタジオのお披露目をします!【鈴木勝/にじさんじ】

鈴木勝が自宅に3Dスタジオを制作、360度映像の3D配信を行いました。是非VRゴーグルやスマホでぐるぐるまわりながら観てみてください。部屋の中で鈴木勝と一緒にいられるような感覚を味わえます。彼自身も滑かに動いており、土下座なども披露しています。

声の問題で一時的に休止していた鈴木勝ですが、磨き続けている自らの3Dスキルを活かしてこのような技術配信を行えるようになりました。にじさんじのライバーが3D収録するときはスタジオを使用することが多いため順番待ちになりやすいようですが、これなら家で収録できるので、これからは3Dで面白いことを色々見せてくれそうです。テレビにコメント欄が流れる仕組みも芸が細かい。ラストの分身は圧巻です。

エンディングの手紙からつながるように、その次の回はゲームを利用したデート配信。こちらもかなり凝っており。3Dを駆使して、あたかも鈴木勝の運転する車に乗っているような感覚を味わえます。Blenderを使って0から3Dモデリングを行うなど、技術面でのバーチャルの面白さをどんどん見せてくれそうです。

【Vtuberオリジナル曲】Triangle Melody / りふぇにき (夕月ティア・葉柳ちぐさ・メルシュ)【Re:fAce Music Production】

Re:fAce Music Productionの二期生夕月ティア葉柳ちぐさメルシュ -Malstrøm-通称「りふぇにき」が一周年を迎え、オリジナル曲MVを披露しました。ポジティブさ満点、絶対に止まらず前だけ見て進む自分たちについてきてほしい、というとても頼もしい作品です。映像内でも3人はずっと楽しそうで、観ていて元気が出てきます。

音の高低に幅がある作品ですが、安定してしっかり歌い上げているのは見事です。3人の個性をしっかり出つつ、全員がポジティブな気持ちを歌声に詰め込んでいるため、かなりパワーは強めです。

Re:fAce Music Productionは「企画 → 作編曲 → ミキシング → マスタリング → 販売」まですべてひとつのサークルで行っているというグループ。先日はVsingerたちによる3Dライブも行われました。音楽活動のスタイルとしてグループ自体がどう動いていくのかも楽しみです。

Platinum Plume ┋original / 雲ケ畑やや

雲ケ畑ややがアップしたのは心地よい三拍子のオリジナル楽曲のMVです。作詞はXiba、作曲は七草くりむ。雲ヶ畑ややのウィスパーボイスはとても繊細かつ柔らかさに満ちており、まさに羽根のように曲にあわせてふわふわと舞うのが特徴的です。

チル感のあるメロディと、懐かしさを感じさせるアコーディオンの音色。細かく刻まれるグリッチ音。羽根のようなふんわり感を全体に持たせつつ、曲としての独特の味と雲ヶ畑ややのキャラクター性をしっかり入れた音作りになっています。歌詞、曲、歌声、アニメーション、すべてがふわふわな羽根そのものになっている、聴いていて心休まる作品です。

KMNZ – OVERNIGHT (prod. by ケンモチヒデフミ) [Official Music Video]

KMNZがアップした新しいオリジナル楽曲は、重低音の聴いたエレクトロニカサウンドが心地よくお腹に響いてくるケンモチヒデフミの楽曲。クラブカルチャーの持つ深夜のワクワク感がつまった、魅惑的な作品です。

KMNZのLITAとLIZのふたりは、まるでクラブミュージックの国に誘う案内人のようです。ヒップホップ系カルチャーに似合うかっこよさのある歌声のLITAと、高めの音域を飛び跳ねるように歌うキュートな歌声のLIZ、ふたりの歌声の武器とも言える部分がしっかり曲にマッチしており、魅力が最大限に出ている作品に仕上がっています。

眼鏡の男の子 / BEYOOOOONDS (covered by にじさんじ)

緑仙がアップしたのは、アイドルグループBEYOOOOONDSの「眼鏡の男の子」のカバー。この作品は「男の子」を中心とした多人数群像劇になっていて物語性が強いので、是非元のPVと比較しながら観るのをおすすめします。原曲MVの、女の子たちの心の動きを表す会話もしっかり再現されています。

性別不詳な緑仙が、原曲MVでは「男の子」として出てくる男装をした女性を演じているというのもうまい。全員にキャラクター性があるのを、にじさんじのライバーに割り振って再現。特にラッパーの赤羽葉子、狂言回しのえるの役回りはとてもユニークです。
ユニゾンするサビのパートも、個々が男の子について歌うフレーズも、どこをとっても個性が出ていてとってもキュート。原曲役を演じつつもしっかり自身のキャラ性を見せることで、全員が魅力的に見える作品に仕上がっています。

ムーン – tama (Covered by 羽子田チカ)

羽子田チカが公開したのは、夜寝る前に聴きたくなるようなメロディの「ムーン」のカバー。パステルカラーの手描きアニメーションがキュートです。
丸みがあって聴きやすい羽子田チカの歌声が、優しい映像にぴったりマッチ。ちょっとの寂しさとそれを溶かす夜の静けさが、繊細なニュアンスを含んだ息遣いと、サビのハーモニーの美しさで表現されています。一日の終わりに耳をほぐしてくれるような一曲です。

ただ声一つ/ ナツメ・アリー(cover)

誕生日を迎えたナツメ・アリーがアップしたのはロクデナシの「ただ声一つ」のカバー曲MVです。歌唱力がもろに問われるような繊細な構造の楽曲ですが、ナツメ・アリーは一音一音を丁寧に捉えて表現。とても心地よい温かさの声で、曲のニュアンスを伝えてくれます。

前半の水面で立ち尽くす様子と、後半のアニメーションパートどちらも曲にマッチしており、MVとしての美しさも格別。普段から多くの歌動画をアップしたり歌枠を行っている彼女の実力と魅力が詰まった作品です。

ナツメ・アリーはストーリー映像動画も公開しています。現在はオープニングまでです。初回の動画や彼女の配信活動そのものにも関わっているようで、謎のある部分が今後明かされるのかどうかもかなり気になります。

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