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業界動向 2020.07.20

ソニーがEpic Gamesへ2.5億ドル出資、アップルのサプライヤーがAR用レンズ試作中か ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.ソニーがUE4や「Fortnite」のEpic Gamesへ2.5億ドルを出資。その背景と影響は?(07.10)
2. ARグラス関連か? アップルのサプライヤーが「半透過型レンズ」試作中(07.13)
3.米軍需企業、軍医向けにVRトレーニング開発 触覚グローブも導入(07.14)
4.人々の反応や意見を都市の「デジタルツイン」で可視化 ドイツの研究事例から(07.14)
5.中国Goertek、VR/ARデバイスを年350万台規模へ増産(07.15)
6.この時代に「ライブエンタメを開催する」には? バーチャルイベント企画・演出セミナー開催(07.08)

ソニーがUE4や「Fortnite」のEpic Gamesへ2.5億ドルを出資。その背景と影響は?(07.10)

ソニーはゲームエンジン「Unreal Engine」を開発するEpic Gamesに、総額2億5,000万ドル(約268億円)を出資しました。協業によるゲーム“以外”の領域への展開に意欲を見せています。

【Topics】
・SIEではなくソニーが出資
・Epic Gamesは「フォートナイト」のVRライブで累計2,700万人以上を動員
Unreal Engine 5(UE5)の高精度のライティング技術はVRにも対応、提携か

ソニーのPlayStation5、PlayStationVRに関する記事はこちらです。

ARグラス関連か? アップルのサプライヤーが「半透過型レンズ」試作中(07.13)

アップル製品のサプライヤーであるフォックスコン・テクノロジー・グループ(鴻海科技集団)が、アップル向け半透過型レンズの製作段階を、“prototype stage(試作品段階)”から“trial production(設計がほぼ固まった試作品の試験生産)”に進めたことが報じられました。用途は不明なものの、フォックスコンは3年かけてこのレンズを開発しており、アップルのARグラスに使用されると推測されています。

アップルのARデバイス開発に関する記事はこちらで紹介しています。

米軍需企業、軍医向けにVRトレーニング開発 触覚グローブも導入(07.14)

米軍医向けVRトレーニングを開発するEngineering & Computer Simulations(ECS)は、連邦政府の中小企業技術革新研究プログラム(SBIR)の助成金として、50万から150万ドル(約5,300万〜1億6,000万円)を獲得しました。同プログラムはHaptXの触覚グローブを導入、本資金を活用し、VR軍医トレーニングのプロトタイプ構築を目指します。

人々の反応や意見を都市の「デジタルツイン」で可視化 ドイツの研究事例から(07.14)

ドイツのHigh Performance Computing Center (HLRS)は、都市全体を3Dモデル化し「デジタルツイン」を作成。大気や交通の状態をシミュレーションや、住民の地域に対する感情や反応をアイコンで表示し、都市のモデル上で可視化する取り組みを公開しました。今後はAI技術を活用、様々な場面での応用を進める予定です。

【Topics】
・HLRSは高性能コンピューティング技術を用いた3Dビジュアル化アプリケーションを開発

自動運転やVRツーリズムなど、都市の3Dモデル化に関連する記事をまとめています。

中国Goertek、VR/ARデバイスを年350万台規模へ増産(07.15)

中国メーカーGoertek(ゴアテック)は、転換社債で40億元(約613億円)を調達しました。このうち約11億元(約169億円)を”AR/VR及び関連光学モジュール”に投じ、VR/ARデバイスの生産数を年間で350万台、「精密光学レンズとモジュール製品」の生産数を年間で500万の増産を目指します。

【Topics】
・同社は精密部品、AI、ロボティクス、ウェアラブルデバイス、リファレンスデザインなど手がける
・クアルコムとも提携。英WaveOpticsが委託するARグラス用のレンズを生産
・対象デバイスの詳細は不明だが、「300万台超は強気」と推定も

6.この時代に「ライブエンタメを開催する」には? バーチャルイベント企画・演出セミナー開催(07.08)

株式会社Moguraは、2020年7月21日(火)「ライブやミュージカルをどうバーチャル開催するのか?企画や演出を考える事例研究セミナー」をZoomウェビナーで開催します。国内外バーチャルライブの事例や、バーチャル空間における企画・演出・最新動向をテーマにVRライブ・ミュージカルのGugenkaプロデューサーの三上昌史氏と、デザインスタジオDomain代表のsabakichi / Yuki Kinoshita氏、Mogura VR News 編集長・久保田瞬が登壇します。

【Topics】
・日時:2020年7月21日(火)の15:00~16:30(参加費一般2,500円、学生1,000円)
・イベント概要。参加はこちら。SPWNアーカイブ動画配信で、2週間視聴可能


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