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業界動向 2020.06.01

Magic Leapが約380億円調達しCEO退任、ポケGOのナイアンティックは“惑星規模のAR”に第一歩 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.Magic Leapが約380億円の調達に成功。大規模レイオフ中止に(05.22)
2. ナイアンティックがついに「ポケモンGO」にARマップを導入。“惑星規模のAR”に一歩(05.27)
3.フェイスブックの法人向けVR活用サポート「Oculus for Business」全面展開へ(05.28)
4.クアルコムが「XRビューアー」の提供計画を発表。NTTドコモやKDDI、パナソニックも参画(05.27)
5.コントローラー不要の一体型VRヘッドセット「Mova」登場、HTC前CEO設立の企業から(05.27)
6.【Sponsored】コロナ以後、VRは研修を劇的に変える――HPがオンラインセミナー開催(05.26)

Magic Leapが約380億円の調達に成功。大規模レイオフ中止に(05.22)

Magic Leap社が3億5,000万ドル(約380億円)の資金調達を行ったと米メディアBusiness Insiderが報じました。本調達によりMagic Leap社は2020年4月に発表した新型コロナの影響による大規模な人員削減を撤回し、今後も法人向けの開発を進める方針です。

さらに続く2020年5月28日、CEOであるロニー・アボヴィッツ(Rony Abovitz)氏が将来的に退陣することを発表しました。退陣の時期は未定ですが、“後任のCEOが公表され次第”との見通しです。

【Topics】
・Magic Leap社はMRデバイス「Magic Leap 1」を開発
・出資者の詳細は未発表。米メディアTechCrunchはヘルスケア関連企業が出資と推測

Magic Leap社に関する記事は以下から読むことができます。

ナイアンティックがついに「ポケモンGO」にARマップを導入。“惑星規模のAR”に一歩(05.27)

ナイアンティックは「ポケモンGO」にARを活用した3Dマップを導入します。正式実装の時期は未定ですが、6月上旬から「ポケモンGO」に追加される新機能「ポケストップスキャン」を使用し、世界全体の3Dマップデータを取得を目指します。

【Topics】
・2020年2月にAR位置情報ゲーム「Ingress」にARマップ導入を発表
・ARマップには、ポケストップやジムが表示の予定
・プレイヤーが撮影しアップロードした動画から3Dマップデータを構築

ポケモンGO、Ingressを開発するナイアンティックの記事はこちらにあります。

フェイスブックの法人向けVR活用サポート「Oculus for Business」全面展開へ(05.28)

フェイスブックは法人向けVR活用サポート「Oculus for Business」を正式リリースしました。「Oculus for Business」は、デバイスの一括セットアップ機能や遠隔操作、セキュリティ対策、またIndependent Software Vendor(ISV)プログラムを使い、業界ごとのVRソリューションの開発ができ、企業向けに特化したVR活用プログラムとなっています。

【Topics】
・2019年9月に発表、クローズドβ版が提供済
・「Oculus for Business」の詳細はこちらから

フェイスブックの法人向けVRサービスに関する記事はこちらです。

クアルコムが「XRビューアー」の提供計画を発表。NTTドコモやKDDI、パナソニックも参画(05.27)

半導体大手のクアルコムは、世界の通信事業者やハードウェアメーカーと協力し、2021年以降「XRビューアー」を提供すると発表しました。

クアルコムの「XRビューアー」は、AR/VRグラスとSnapdragon 855/865を搭載した5G対応スマホを接続して動かす仕組みで、NTTドコモやKDDIを含めた15社が開発や商品化を進めています。

【Topics】
・AR/VRグラスは3Glasses、Nreal、Pico、パナソニックが開発に着手
・5G対応スマホもASUS、OnePlus、OPPO、Vivo、ZTEなどが提携中
・クアルコムはXRビューアー実現に向けた最適化認証プログラムを提供

コントローラー不要の一体型VRヘッドセット「Mova」登場、HTC前CEO設立の企業から(05.27)

XRSPACEはモーションコントローラーを持たず、手だけで操作できる一体型ヘッドセット「Mova」と、ソーシャルVRサービス「MANOVA」発表しました。

同社はHTCの前CEO、Peter Chou氏が設立し、すでに通信大手のクアルコムやドイツテレコム、ファッション誌VOGUE等とパートナーシップを締結しています。

【Topics】
・Movaの価格は非公開(2020年5月時点)で、開発者向けを先行発売、一般向けは2020年第3四半期中にリリースの予定
・デバイス前面の光学センサーでハンドトラッキングを行う
・Movaでルームスケールのトラッキングと全身のトラッキング可能。詳細は不明

6.【Sponsored】コロナ以後、VRは研修を劇的に変える――HPがオンラインセミナー開催(05.26)

日本HPは、VR活用についてのオンラインセミナー「まだ集合研修だけに頼りますか? 学習定着率90%、VRを活用した 体験型研修ソリューション」を開催しました。

株式会社WorldArxの染谷優氏、株式会社エドガの米本大河氏、株式会社日本HP ソリューションビジネス部の島崎さくら氏が登壇し、知識の定着率が高いVR研修が人材育成に与える影響や、VR活用事例とトレンド、導入課題と解決法について述べています。

【Topics】
・法人VR活用トレンドはプロセスの効率化・マーケティング・メディア&エンターテインメント
・トレーニングはWebの定着率が78%に対し、VRは定着率90%を記録するケースも
・日本HPのVRソリューションパッケージはこちら


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