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業界動向 2020.10.26

清水建設がVR導入で高評価、HTCの新VRヘッドセット出現か ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.HTCの“正体不明”ヘッドセットが確認される。VIVE Focusの新バージョンか(10.22)
2. 清水建設、VRをインターンシップに導入 参加者の9割が高評価(10.20)
3.ファーウェイ、6DoF対応の新型VRグラスを発表。発売は2021年予定(10.21)
4.超広視野角VRのPimaxが2,000万ドル調達、顧客サポートやロジスティクス改善へ(10.20)
5.バーチャルライブのWaveXR、ジャスティン・ビーバーやグラミー賞シンガーから資金獲得(10.21)
6.ソニー、“空間再現”ディスプレイ「ELF-SR1」発表 ソニーストアで展示(10.19)
7.【PR】Oculus Quest 2でVRゲーム・業界はどう変わる? オンラインセミナーが11月2日開催(10.14)

HTCの“正体不明”ヘッドセットが確認される。VIVE Focusの新バージョンか(10.22)

HTCが新たなVRヘッドセットを開発している模様です。アメリカにおける通信・電波を認可する連邦通信委員会(FCC)の報告書では、VIVEシリーズの新VRヘッドセットについて記述されており、添付図等から「VIVE Focus」の新バージョンである可能性が示唆されています。

【Topics】
・添付図はVIVE Focusのものと同一、「Snapdragon XR2」搭載バージョンか

清水建設、VRをインターンシップに導入 参加者の9割が高評価(10.20)

建設大手の清水建設は、アルファコード社のVR配信プラットフォーム「Blinky Live」を使ったVRインターンシップを行いました。

解説つき建設現場の360度コンテンツを体験した約500名の学生が「91.5%が良かった・非常に良かった」と高く評価。VRを活用することで、体験の質が向上し、インターンの受入人数の制限がなくなるなど、新型コロナ対策としても期待が持たれます。

【Topics】
・「見たい場面が見られる」、平面2D映像とは違う「VRならではの体験に満足」の声も

ファーウェイ、6DoF対応の新型VRグラスを発表。発売は2021年予定(10.21)

中国のファーウェイが、新VRグラス「Huawei VR Glass 6DoF Game Set」を発表しました。同機は上下左右前後の動きに対応した6DoF、インサイドアウト方式のトラッキングを採用しているとのこと。2020年末に開発者向けを提供、2021年4月に発売の予定で、 価格は不明となっています。

【Topics】
・ファーウェイは高品質なVRゲームやアプリのリリースも示唆
・Gizmochinaはファーウェイが2019年発表したモデルの価格(約424ドル=44,000円)より高額と予想

超広視野角VRのPimaxが2,000万ドル調達、顧客サポートやロジスティクス改善へ(10.20)

中国のVRヘッドセットメーカーPimaxはシリーズBラウンド、2,000万ドル(約21.2億円)を資金調達しました。

同社は2017年にクラウドファンディングKickstarterで420万ドル(約4.6億円)を獲得シリーズAラウンドで約1,500万ドル(約15.8億円)の資金を調達しており、今回の資金で課題のロジスティクスを強化し、「新たな開発段階に入るマイルストーンになる」と次の局面に入ったことを示唆しました。

【Topics】
・VRヘッドセットPimaxシリーズは、視野角200度と高解像度が特徴
・2020年発売「Pimax Vision 8K Plus」は両目8K、フルRGBディスプレイ搭載
「Pimax Vision 8K Plus」の販売はこちら。価格は105,000円(税別)

広視野角VR「Pimax 8K Plus」の体験レビューはこちらです。

バーチャルライブのWaveXR、ジャスティン・ビーバーやグラミー賞シンガーから資金獲得(10.21)

VR音楽プラットフォームWave Beta運営のWaveXRは、グラミー賞受賞シンガーのザ・ウィークエンド、カナダのジャスティン・ビーバーらから資金調達したと発表しました。

同社は2020年6月にシリーズBラウンド、3,000万ドル(約32.1億円)を調達済みで、Netflix出身のマーケティング責任者(CMO)を据えるなど、新型コロナ以降、 VRバーチャルイベントのシェア拡大に攻勢をかけています。

【Topics】
・シンガーソングライターのJ・バルヴィン、米レコードレーベルTop Dawg Entertainmentも投資に参加
・Wave Betaは、DJや観客としてバーチャルライブを体験できるプラットフォーム
TikTokでのライブ配信や、オンラインゲームプラットフォーム「Roblox」との連携も

WaveXRの3,000万ドル調達、Netflix出身の新マーケティング責任者が就任など、詳しい記事はこちらをどうぞ

6.ソニー、“空間再現”ディスプレイ「ELF-SR1」発表 ソニーストアで展示(10.19)

10月31日(土)ソニーは3D裸眼立体視ディスプレイ「ELF-SR1」を発売します。水平・垂直・奥行に対し、目の位置を検出する独自の視線認識センサーを搭載しており、ヘッドセットなしの裸眼で立体的な3D映像を見ることができます。価格は50万円(税別)。デザイン制作業務やアパレル、美術館、イベントでの活用を目指します。

【Topics】
・「ELF-SR1」向けSDKを開発者向けサイトにて提供開始
・SDKはゲーム制作エンジン「Unity」と「Unreal Engine 4」に対応
・ソニーストア 銀座・大阪・福岡天神はすでに展示中( 名古屋は11月6日から)|

7.【PR】Oculus Quest 2でVRゲーム・業界はどう変わる? オンラインセミナーが11月2日開催(10.14)

2020年11月2日(月)19:25~21:00、ブレイクポイントとMoguraは、ZOOMウェビナー「Future Tech Meetup #2 Quest 2でVRゲームはどう変わる? 開発企業らに聞く」を開催します。Quest 2に対応した「Kizuna AI – Touch the Beat!」、「リトルウィッチアカデミアVR ほうき星に願いを」、「ソード・オブ・ガルガンチュア」開発の3社が登壇予定です。

【Topics】
・参加費一般2,500円、学生1,000円。申し込みはこちら
・Thirdverse新清士氏、UNIVRS・VR兄弟[兄] の藤川啓吾氏。Activ8 Inc.の大坂武史氏が登壇

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