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業界動向 2019.08.05

Oculus Questの売上は好調か、ザッカーバーグがコメント VR/AR標準仕様「OpenXR」正式公開へ ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.Oculus Questの売上は好調?ザッカーバーグが収支報告で明かす (08.01)
2.VR/ARの標準仕様「OpenXR」正式公開 Oculus等が対応へ
3.ソニーが“円筒型透明スクリーンディスプレイ”開発、3DCGを360度投影(07.30)
4.iPhoneやiPadで「ARカーナビ」、アップルの特許情報が明らかに (07.29)
5.画面に触れず操作 Googleの新型Pixel4には新型センサー搭載 (07.31)
6.【PR】あなたは「THINK AND SENSE」を知っているか? 数々の話題作を手がけた異色のテック×クリエイティブ集団に迫る (08.01)

Oculus Questの売上は好調?ザッカーバーグが収支報告で明かす (08.01)

2019年7月末の第2四半期収支報告で、FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、lOculus Quest(オキュラス クエスト)の生産状況について言及しました。

続くCFOデイビット・ヴェーナー氏も、Oculus QuestとOculus Rift Sの売上が含まれる「ペイメント及び他の手数料」部門の収益が2億6,200万ドル(約280億円)と公表。
両VRヘッドセットがFacebookの収益に貢献したことを明言し、Oculus Questは順調なセールスを記録していると推測されます。

【Topics】
・高評価を獲得しており、迅速な生産販売、ユーザーが好むコンテンツを提供とコメント
・「(Oculus Riftと比較して、Oculus Questは)様々な面で勝っている」。販売台数は未発表
・今後Oculus Questは、Oculus Goの販売実績を超える?

VR/ARの標準仕様「OpenXR」正式公開 Oculus等が対応へ

7月30日、VR/ARの主要企業が集うクロノス・グループが取り組んできた、様々なVR/ARプラットフォームでのデバイス・アプリ間の標準規格「OpenXR 1.0」が無料公開されました。マイクロソフト、Oculus、Epic Games、Collabora関連企業が「OpenXR 1.0」への対応を表明しています。

【Topics】
・2017年OpenXRワーキンググループ結成。 2018年SIGGRAPH 2018にてデモ公開。2019年3月暫定仕様が公開
・デバイスごとのアプリコード調整が不要に。どのランタイムにも対応。対応アプリとデバイスも増加
・「OpenXR 1.0」の仕様は、クロノスのWebサイトおよびGitHubで確認

「OpenXR」関連記事:

ソニーが“円筒型透明スクリーンディスプレイ”開発、3DCGを360度投影(07.30)

ソニー株式会社は、ホログラムスクリーン技術を使い、360度全方位から映像を視聴できる「円筒透明スクリーンディスプレイ」を開発しました。これまで両立が困難であった、透明度が高く、かつ高輝度の3DCG映像を表示するディスプレイを実現させています。

【Topics】
・空間演出やハンドジェスチャーで音の操作も
・視聴者の位置を360度リアルタイムでトラッキング。実在感の高い2D映像を実現

iPhoneやiPadで「ARカーナビ」、アップルの特許情報が明らかに (07.29)


アップルはiPhoneやiPad等を利用した「ARカーナビ」の特許情報を公開しました。
出願内容によれば、モバイル端末のカメラで道路情報を取得・解析し、リアルタイムの道路映像の上に、直進道路のハイライト強調、曲がる際の矢印など、ナビゲーション指示が表示されます。

また「ARカーナビ」はiPhoneやiPad“以外”のポータブル端末にも実装可能との記載があり、噂のAppleのスマートグラスに搭載される可能性も示されています。
今回の特許で、先行するグーグルマップのARナビゲーションシステムを追い越すことができるのか、着目です。

【Topics】
・グーグルマップAR機能は徒歩のみ。移動中や自動車での運転時は利用不可
・今回のARカーナビ実装で、グーグルマップの一歩先を行く可能性も
・特許は2019年1月に提出、同年7月25日に公開

画面に触れず操作 Googleの新型Pixel4には新型センサー搭載 (07.31)

https://www.youtube.com/watch?v=KnRbXWojW7c

2019年7月29日、Googleは新型スマートフォン「Pixel4」にレーダーベースのモーション認識センサー「Soliレーダー」を搭載すると発表しました。

同センサーを使った「Motion Sense」の機能により、ディスプレイに触れずにジェスチャーで音楽再生のスキップや、アラームのスヌーズ解除、通話切断の操作ができます。

小型レーダーチップ、指先の動きを検知する高精度のトラッキングは、VR/ARとの親和性も高く、今後の動向が期待されます。

【Topics】
・「Soliレーダー」は2015年始動のGoogleの研究プロジェクト「Project Soli」から誕生
・「Motion Sense」機能拡張の予定。一部の国のみ利用可能。対応国は非公開
・Googleの将来的な展望は不明

6.【PR】あなたは「THINK AND SENSE」を知っているか? 数々の話題作を手がけた異色のテック×クリエイティブ集団に迫る (08.01)

AR Roppongi x Ingress」や「Pokémon GO AR展望台」など、最新のテクノロジーとアートを融合させ、様々な体験を作り出す株式会社ティーアンドエスのTHINK AND SENSE。アーティストや機械設計、現役ダンサー、さまざまなバックグラウンドを持つクリエイティブ集団の「これまで」と「これから」についてインタビューしました。

【Topics】
・「未来の当たり前」を、今の技術で感じられるものに
・「チーム」より「ファーム」、独立性と専門性が高いプロ集団
・THINK AND SENSEの目指すもの:「共に考え共に作る」「複合性」がキーワードに。


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