「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。
目次
1.HTCのVRデバイス「VIVE Pro Eye」の予約がヨーロッパなどでスタート、5月24日出荷予定(05.16)
2. VTuberライブのバルスが3.5億円調達、国内外でライブ会場拡大へ(05.13)
3.PSVRの新型はどうなる?これまでの報道や特許を振り返る(05.12)
4レノボがARグラス「ThinkReality A6」を発表、法人向けAR活用に本格参入(05.14).
5.TEDの講演で“アバター”が同時登壇 デジタルヒューマンの最前線を語る(05.15)
6.ハイエンドVRの平均利用時間は月6時間、満足度は高い——調査結果(05.14)
7.VRでなければ伝わらないメッセージがある、大学教授もお墨付き「避難訓練VR」【PR】
HTCのVRデバイス「VIVE Pro Eye」の予約がヨーロッパなどでスタート、5月24日出荷予定(05.16)
ヨーロッパと中国にて、HTCの新型PC向けVRヘッドセット「VIVE Pro Eye」の予約受付が開始されました。価格は約21万円(1,708ユーロ、付加価値税込み)、出荷日は2019年5月24日の予定です。
VIVE Pro Eyeは、HTCのプロ向けVRヘッドセットVIVE Proの上位機種。眼球の動きや瞬きを認識する視線追跡(アイトラッキング)機能が実装されているのが特徴です。
【Topics】
・アイトラッキングの老舗Tobiiの技術を採用
・230ユーロ(約28,000円)で追加のサポートパッケージを購入可能
・米メディアRoad to VRは、米中関税引き上げの影響で、米への展開が遅れたと推測
・日本国内向けの販売価格や出荷時期は不明
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VTuberライブのバルスが3.5億円調達、国内外でライブ会場拡大へ(05.13)
バーチャルキャラクターを活用したVR/ARコンテンツを提供するバルス株式会社は、総額3.5億円の資金調達を実施しました。出資元は、GMOベンチャーパートナーズ株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社をはじめとする計3社です。
この調達により、VR/AR/MR/VTuberライブエンタテインメント分野における、技術開発および設備への投資、全国および海外のライブ会場の拡大、手軽なバーチャルキャラクターの制御技術の開発を行います。
【Topics】
・同社はモーションキャプチャスタジオを保有。ライブパフォーマンスを全国へ展開
・株式会社ヒューマックスシネマと提携し、池袋HUMAXシネマズでライブを実施
・アーティストと観客の双方向のコミュニケーションが可能に
・国内外でバーチャルアーティストのライブ展開の拠点を増やす
・小規模イベントを簡易的にできる仕組みを拡大
・手軽に使えるバーチャルキャラクターの制御技術の発表も予定
PSVRの新型はどうなる?これまでの報道や特許を振り返る(05.12)
2019年4月中旬、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は、米メディアWIREDの取材に対し、次世代ゲーム機の開発状況を明らかにしました。
現行PlayStation VR(PSVR)のモデルチェンジや次期モデルPlayStation VR2(PSVR2)のシステムや仕様に注目が集まる中、本記事では、SIEが過去に出願・取得したPSVR関連の特許情報やVRに関する報道を、過去に掲載したニュース等をもとに振り返ります。
【Topics】
・PSVR関連と推測される様々な特許を申請済
・関節の曲げ具合を検出するセンサーでジェスチャーの読み取りが可能に
・複数のバイオメトリクスセンサーを用いた「VR酔い」対策も
・次世代機ではCPUとGPUがパワーアップ、オーディオの改良、SSD採用による処理速度の劇的な高速化も
・2019年4月2日には視線追跡機能付きメガネ型デバイスを特許出願
レノボがARグラス「ThinkReality A6」を発表、法人向けAR活用に本格参入(05.14)
レノボは、レノボ初となる法人向け分野を対象とした新型ARグラス「ThinkReality A6」および、新ブランド「ThinkReality」を発表しました。「ThinkReality」は法人向けの展開を想定したブランドで、ハードウェアと(クラウドに依存しない)ソフトウェアの両面から構成されています。
同社はARグラスを着用することで、“作業効率の向上やミスの減少、複数の作業チームの円滑な連携などが実現できる”と説明しています。
【Topics】
・販売価格やリリース日など詳細は未公表
・「ThinkReality A6」は、主に作業員向けのARグラスとして開発
・音声認識やジェスチャー、付属の3DoFハンドコントローラーで操作も可能
・付属パーツのイメージ図。Magic Leap One等に近い使い方か?
TEDの講演で“アバター”が同時登壇 デジタルヒューマンの最前線を語る(05.15)
カナダで開催された「TEDカンファレンス」にて、ハリウッドのスタジオ、Digital Domain(デジタル・ドメイン)でソフトウェア研究開発部門のトップを務めるDoug Roble氏は、実物そっくりのデジタルヒューマン開発について語りました。
同氏の傍らには、イベント史上初となる、動きや表情全てをリアルタイムで忠実に再現する、DigiDougと呼ばれるアバターが映し出されました。
Doug Roble氏は「我々は今、非常にリアルなデジタルヒューマンとのコミュニケーションが可能になるターニングポイントにいます。私は、SFでしか見たことのなかった物を現実化できることに、とてもワクワクしています」と語りました。
【Topics】
・バーチャルヒューマンの作成手法・有効性・技術のフレキシブルさ
・デジタルヒューマンはVRを始めとする多くのフォーマットで動作が可能
・好きな姿でビデオ会議も可能。遠方でも同じ部屋での会話に感じるほどの完成度
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ハイエンドVRの平均利用時間は月6時間、満足度は高い——調査結果(05.14)
アメリカの市場調査会社IDCは、Oculus RiftやHTC VIVE、およびPlayStation VR(PSVR)を含むハイエンドVRヘッドセット利用者1,643人を対象に調査した最新レポートを発表しました。
回答者の(PC向け)VRヘッドセット自体の満足度は高く、ユーザーの満足度は平均7.5点(10点評価)、また利用者は、デバイスを月に平均6.2時間程度使用との結果が示されています。
【Topics】
・アクティブユーザー上位12%は毎月16時間以上、65%は毎月5時間未満の利用に
・PSVRは月平均6.8時間使用、Oculus RiftやHTC VIVE(PCベース)は月に約5.4時間
・ソニー420万台以上のPSVRを販売等、ユーザーの購買行動を反映か?
・日本では、過去3ヶ月間で73.4%のユーザーがVRゲームを楽しむ
【PR】VRでなければ伝わらないメッセージがある、大学教授もお墨付き「避難訓練VR」
IT・エレクトロニクス業界のソリューションベンダーである株式会社理経は、2017年4月より「避難体験VR」と題された火災避難訓練のVRコンテンツを提供しています。
新たに2018年11月「避難体験VR~煙の怖さを知ろう~」をリリースしました。内容を全面リニューアルし、実態に近い煙の動きを伴った火災環境をVRで再現することで、火災時の煙の怖さを体感でき、避難行動に対する評価とアドバイスを知ることができます。
【Topics】
・現実の建物を採寸したリアルなスケールを再現、火災生存者からのヒアリングも反映
・Oculus RiftとノートPCを使用し、設置は5分で簡単に
・英語や中国語で体験可能。東京都主催、外国人のための防災訓練イベントで好評
・同社は災害緊急情報“Jアラート”衛星通信システム他、各種防災情報システムを手がける
・土砂災害対策にもVR活用、神戸市と協力