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VIVE 2019.05.16

HTCのVRデバイス「VIVE Pro Eye」の予約がヨーロッパなどでスタート、5月24日出荷予定

HTCの新型PC向けVRヘッドセット「VIVE Pro Eye」が、ヨーロッパと中国で予約受付が開始されたことが判明しました。

VIVE Pro Eyeは、同社のプロフェッショナル向けVRヘッドセットVIVE Proの上位機種で、視線追跡(アイトラッキング)機能が実装されているのが特徴。価格は付加価値税込みで1,708ユーロ(約21万円)、出荷日は2019年5月24日が予定されています。

2019年5月16日現在、ヨーロッパと中国以外の地域を対象とした予約受付は行われていません。日本国内向けの販売価格や出荷時期は不明です。

アイトラッキング機能について

アイトラッキングは、眼球の動きや瞬きを認識する機能です。VRヘッドセットでは、レンズの周囲に複数配置されたセンサーで認識します。この視線追跡によりVR体験が得られる効能は、操作に使えること、アバターにおいてより自然な人物表現ができること、ユーザーデータが取得できることなど多岐にわたります。

VIVE Pro Eyeにはアイトラッキングを長らく研究開発し、製品を世に送り出してきた老舗Tobiiの技術が採用されています。

付属品の全容も判明

今回の予約開始に伴い、VIVE Pro Eyeに付属する周辺機器の全容も判明しました。以下が同ヘッドセットに付属する主な周辺機器となります。

・リンクボックス1つ
・VIVEコントローラー2つ(左手用、右手用)
・SteamVR ベースステーション 2.0 2機
・電源アダプター 1つ
・その他ケーブル類など

また希望者は、230ユーロ(約28,000円)を加えて支払うことで追加のサポートパッケージを購入することができます。サポートパッケージには、商用利用に関する2年間の保証のほか、プレミアムサービスや早期修理、法人向けポータルへのアクセス権が含まれます。

関税問題が影響か

HTCがヨーロッパと中国以外の地域で、VIVE Pro Eyeの予約をスタートしていない理由は不明です。米メディアRoad to VRは、アメリカへの展開が遅れている理由として、中国とアメリカ間の貿易戦争(関税の引き上げ)が影響していると推測しています。

(参考)Road to VR

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