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業界動向 2018.10.01

新一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」発表、「東京ゲームショウ2018体験レポートなど – 週間振り返りVR/AR/MRニュース

9月も終わりを迎える最後の週となりましたが、大きなニュースが飛び込んできました。フェイスブック傘下のOculusから最新型VRヘッドセット「Oculus Quest」が発表され、注目を集めています。

また、株式会社バンダイナムコアミューズメントが、韓国HYUNDAI(ヒュンダイ)百貨店グループのHYUNDAI IT&E;との韓国国内におけるVRコンテンツの独占供給事業協定に合意、韓国へのVRコンテンツ供給を行う見通しです。

本記事では、先週Mogura VRで掲載したニュースから注目記事をピックアップ。VR/AR/MRの「いま」を、皆さんにギュッと縮めてお届けします。

ハイエンド一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」発表、399ドルで来春発売

Oculusは、アメリカ・サンノゼにて開催中のイベントOculus Connect 5の基調講演にて、新たな一体型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス クエスト)」を発表しました。発売時期は来春(2019年春)を予定しており、価格は64GBモデルが399ドル(約45,000円)。PCやスマートフォンを使わずに、身体や手を動かすことのできる没入感の高いVR体験が可能となります。

Oculus Questは、開発コードネーム「Santa Cruz」と呼ばれていたプロトタイプの製品版です。前面四隅にある4つのカメラを使い、6DoFと呼ばれる上下左右前後への移動を含んだトラッキングが可能となるほか、付属のハンドコントローラーのハンドトラッキングも6DoFで行います。

OculusはPCやスマートフォンを使うことなく、装着するだけでVR体験ができる非常に手軽なデバイス「一体型VRヘッドセット」として、すでにOculus Goを発売しています。しかし、Oculus Goには6DoFでのトラッキングは搭載されておらず、Oculusの製品ではPC向けのOculus Riftなど、ハイエンドなVRデバイスのみが搭載していました。今回のOculus Questにはこの6DoFのトラッキングが搭載され、ケーブルレスかつ体験が手軽な一体型VRヘッドセットでのリッチなVR体験が実現することになります。

新発想の独自機構ライド&歩行型VRデバイス、ビーライズブース体験レポ【TGS2018】

2018年9月20日から9月23日まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2018(TGS2018)。5K解像度と210度の広視野角を備えたVRヘッドセット「StarVR」を使用し、斬新なアイデアで開発が進められているVRデバイス2種を展示していたビーライズ社のブースのレポートをお届けします。

Mogura VRでは本ブースのレポート以外にも、東京ゲームショウのレポートを複数お届けしています。

日本のVRコンテンツを韓国へ、バンナムとヒュンダイが事業協定

株式会社バンダイナムコアミューズメントは、韓国HYUNDAI(ヒュンダイ)百貨店グループのHYUNDAI IT&E;との韓国国内におけるVRコンテンツの独占供給事業協定に合意しました。HYUNDAI IT&E;は、韓国・ソウルにVRエンターテインメント施設を2018年内にオープンする予定であり、VR体験施設「VR ZONE」を運営するバンダイナムコアミューズメントは、VRコンテンツ面でHYUNDAI IT&E;を支援します。

HYUNDAI IT&E;が新たに開設するVRエンターテインメント施設についての詳細は、「情報が整い次第改めて案内」されるとのこと。VR体験施設はThe VOIDなどが着々と世界規模での展開を進めており、各国で盛り上がりを見せています。HYUNDAI IT&E;の施設についても続報が待たれます。

実写に近い姿のバーチャルタレント「時田麻衣」 本格始動

YouTube等の動画配信サイトを中心に、バーチャルアバターでの配信や生放送といった活動を行うVTuber(バーチャルユーチューバー)。昨今では動画の枠を超えて、リアルイベントやVRライブなど、幅広い活動を行うVTuberも増えてきています。

こうした状況の中、バーチャルでありながらファッションモデル活動を行う「時田麻衣(トキタ マイ)」が、VRタレントとしての活動を本格的にスタートしています。


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