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ゲーム・アプリ 2016.09.23

続々登場する刀剣乱舞VR!体験するには何が必要?

東京ゲームショウでの『DMM GAMES VR x刀剣乱舞-ONLINE- 三日月宗近Ver.体験会』が大きく話題になった『刀剣乱舞-ONLINE-』のVR化。舞台作品『舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺』が、2016/10/13(木)に発売予定のPlayStation®VR(PSVR)向けに、非ゲーム・ローンチタイトルとして同日発売されることも明らかになっています。

あっちもこっちもVR……と、発表時は混乱してしまった方も多いのではないでしょうか?まずは2つのコンテンツの違いについて紹介していきます。

「舞台『刀剣乱舞』」のVRは実写360度映像

実写作品「舞台『刀剣乱舞』」のVRは、実際のステージの客席最前列位置から360度撮影した映像を、PSVRを装着したユーザーの頭の動きに合わせて自由に見ることが可能で、まるで目の前でライブを見るような臨場感で楽しむことができます。

刀剣乱舞VR 体験するには

通常、舞台やライブなどの収録された映像コンテンツは、製作側によりカット割などの編集がなされており、「好きな俳優さんだけを最初から最後までずーっと眺めている」ということはできません。

しかし、360度撮影されたVRコンテンツでは、ずっと右側を眺めていることもできるし、ずっと左側を眺めていることもできます。ずっと天井を眺めて、「こんな照明なんだ…」とライティングを確認することすら可能です。

まさに、実際に舞台を観に来ているのとまったく同じ状態で、かつそれが何度も楽しめることになります。

東京ゲームショウで展示された、3Dモデルを使用し、ゲームの中の本丸に居るような体験のできる「三日月宗近Ver.」とは、同じVRでも種類の違うコンテンツです。

PSVRで体験するために必要なもの

さて、この「VR舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」を見るためには、何を購入すれば良いのでしょうか。

・PSVR
・PS4本体
・PlayStation Camera

以上3点の購入が必要になります。PSVRだけではVRを楽しむことは出来ませんのでご注意を。

気になるお値段ですが、

・新型PS4(500GB):29,980 円+税
      (1TB):34,980 円+税
・PSVR・PlayStationCamera同梱版:49,980円+税

単品購入の場合
・PSVR:44,980円+税
・PlayStationCamera:5,980円+税

最安を狙う場合、Camera同梱版のPSVRそしてPS4の500GBを購入すると、79,960円(税抜)という計算になります。

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刀剣乱舞VR 体験するには
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刀剣乱舞VR 体験するには
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もともとPS4を所持している方は、Camera同梱のPSVR本体だけを購入すれば大丈夫です。

予約は一時期受付を停止していましたが、9月24日(土)より順次予約再開となります。
(予約についてはこちらの記事をご参照ください)

今回は8分のみのライブ映像の収録となりますが、2016年12月15日からの待望の冬の再演も決定したところ。ゆくゆくは舞台全編をVRで配信してほしいものです。

TGSの『刀剣乱舞VR』は?

さて、刀剣乱舞のファンの皆様には、先日東京ゲームショウにて展示され、大好評を博した『DMM GAMES VR x刀剣乱舞-ONLINE- 三日月宗近Ver.』(以下、三日月宗近Ver.)は、いったいどこで体験できるのか?というのも、非常に気になるところだと思います。

刀剣乱舞VR 体験するには

現時点では、機材を購入したからといって「三日月宗近Ver.」が体験できるわけではありません。

さらに、機材だけ考えると、「三日月宗近Ver.」に使用されたものは「Oculus Rift CV1」

価格は現在599ドル。公式サイトで購入することが可能ですが、こちらもPSVRと同じく本体購入だけでは使えず、一定以上の性能を備えたPCが必要となります。

Oculus Riftなどの高性能HMDを使用するためのPCには、かなり高い性能が要求されます。販売店舗では、使用可能なPCには「VR Ready」という表示がされています。

VR ReadyのPCは安くても15万円は必要となり、本体・PCを一式揃えると20万円以上かかる計算になります。

PC選びにはこちらの記事をご参照ください。

しかも、現時点では、購入しても「三日月宗近Ver.」が体験できるわけではないというのは前述の通りです。

DMMのキャラクターVRコンテンツに関しては、配信するのかしないのかすら、現在はまだなにも決まっていない状況。

東京ゲームショウのようなイベント展示がされるのか、特定のVRHMDに配信がされるのか、それとも今回だけで終わってしまうのか、まったくわかりません。

しかし、東京ゲームショウでのDMMステージにて、担当者から「VRはハイエンドでの提供以外考えていない」と明言されているため、スマートフォンなどで体験できる安価なVRコンテンツとして配信される可能性は少ないとみて良いでしょう(そもそも、スマホVRとハイエンドVRでは体験の質がかなり異なります)。

仮に家庭で体験できるコンテンツとして配信されるのであれば、高いクオリティの映像が楽しめるハイエンドHMDとは言え、本体・PC一式で最低20万円以上かかるOculus RiftやHTC Viveでの配信が行われるのか、現時点ではなかなか想像しにくいところがあります。

実現するとすれば、発売から国内である程度の普及が見込め、一式揃えても十万円以内で済むPSVRでの配信が最も可能性が高いのではないでしょうか。もしくは、これらのハイエンドHMDが現状よりも普及するまでは、イベントなどでの限定展示形式になるのかもしれません。
(注※以上はあくまで筆者の予想であり、実現を約束するものではありません)

現状、体験する方法が存在しない、幻のVRコンテンツ「三日月宗近Ver.」

どうしても体験したい!または、自分は体験したけれど、多くの人に体験してもらいたい!という熱い思いのある方は、「三日月宗近以外の刀剣男士のVRを体験したい」「こんなシチュエーションが体験してみたい」「家で体験できるよう、配信してほしい」「イベントで展示してほしい」など運営サイドにその声を届けてみるというのも手です。

今後の展開を注視したいところです。

●『舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺』(PS VR向け)概要
収録楽曲:「勝ち鬨の歌」、「真影の炎」
特典映像:キャスト円陣映像
収録分数:約8分
販売価格:1,500円+消費税(予定)


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