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PlayStation VR 2021.03.18

SIE、次世代VRシステム向けのVRコントローラーを公開

2021年3月18日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はPlayStation Blogにて、PlayStation 5(PS5)向け次世代VRシステム用のコントローラーを公開しました。

SIEシニアバイスプレジデントの西野秀明氏によれば、このコントローラーはPS5の標準コントローラーである「DualSense™ ワイヤレスコントローラー」の技術を応用しており、従来のゲーム体験を超える没入感、「センス・オブ・プレゼンス」のさらなる追求を目指して設計されているとのこと。形状はグリップ式のオーブ型になっており、握った際に自然と手にフィットし、手の動きを妨げることなく自由度の高いゲームプレイを実現可能にしているとのことです。ヘッドセットがトラッキングを行うとのことで、Oculus Quest 2などと同様にヘッドセットにカメラやセンサーが搭載されるインサイドアウト方式のトラッキングとなると推測されます。

機能面に関しては左右、それぞれのコントローラにアダプティブトリガーボタンを搭載。「DualSense™ ワイヤレスコントローラー」同様、押し込んだ際に抵抗を感じられる仕組みになっており、これをVRへと適用することにより、ゲーム体験を新たなレベルにパワーアップさせることを可能にしているようです。

さらにゲーム内のあらゆる感触を強力、かつ手触りにニュアンスを感じられる「ハプティックフィードバック」も搭載。そして、押さずとも触れるだけで指を認識する「フィンガータッチ機能」が親指、人差し指、中指が置かれる3ヵ所に搭載されており、ゲームプレイ中も自然なジェスチャーによる操作を可能にしているとのことです。
また、オーブ表面に点在するトラッキング機構により、VRヘッドセットがVRコントローラーをトラッキング。ボタンに関しては「グリップボタン」、「トリガーボタン」のゲーム内のオブジェクトを「掴む」際に用いる機能の搭載が大きな見所となっています。

西野氏いわく、SIEの商品企画、エンジニアリング、そしてデザインチームが協力し、現行のVRゲーム体験からの飛躍を目指し、本コントローラーを作り上げたとのこと。今後、試作バージョンのコントローラーがゲーム開発会社にも提供されるとのことです。

(参考)PlayStation Blog


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