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話題 2020.08.06

JTB「バーチャル修学旅行360」発表 VRゴーグルで観光体験

JTBが、リアルとVRを融合させた体験型旅行「バーチャル修学旅行360」の開発を発表しました。8月31日(月)より、全国の小学校、中学校、高等学校を対象に「京都・奈良編」の予約受付を開始します。

JTBによると、新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大の影響で、修学旅行を中止する学校や自治体が全国で増加。訪れる土地の文化や歴史を学ぶ場や思い出づくりの機会が失われ、宿泊施設、見学箇所・体験施設などの観光事業者にも甚大な影響を及ぼしているそうです。

今回予約受付を開始する「京都・奈良編」は、360度のVR映像体験、バスガイド・女将などとのオンライン交流、伝統文化体験、お土産販売、その他オプションで構成されています。これらの組み合わせにより、子どもたちにまるで本当に修学旅行に来ているかのような感覚を味わってもらえるよう工夫したとのこと。また、すべて学校の教室や体育館などで体験が可能だそうです。

JTBではこのプログラムの提供を通じて、デジタル化、オンライン化が加速する学校教育現場における新しい学校行事のスタイルを提案。「いつかは現地に行ってみたい」という子どもたちの気持ちを作り出し、収束後におけるリアルな学びへと繋がるような旅行需要の喚起にも努めていくそうです。

イメージ映像はこちら。(2分8秒、QRコード)

バーチャル修学旅行360 概要

コンテンツ構成

(1)360度VR映像体験
 このプログラム用に撮影した京都、奈良の寺社仏閣等の360度映像を、スマホに取り付けた簡易ゴーグルを使って教室で視聴します。通常は立ち入ることのできない場所や人の目では見ることのできない角度からの映像など、バーチャルならではのスペシャルな映像で、子どもたちを修学旅行の世界に引き込むとのこと。
 ※VRを視聴するための専用スマートフォンをレンタル
 ※簡易ゴーグルは生徒1人1個お持ち帰り可能

(2)オンライン交流
 舞妓、旅館の女将、バスガイド、タクシー運転手など、修学旅行で出会うはずだった様々な方々と、学校からオンラインを使って交流。
 ※ICT機器のレンタルも相談に応じるとのこと

(3)伝統文化体験
 清水焼、漆器、扇子、友禅染などの伝統工芸体験や、着物、能などの伝統文化体験を学校で実施。
 ※状況によりインストラクター派遣/オンライン指導を判断
 ※いずれの場合も感染防止対策を徹底したうえで実施

(4)お土産販売
 参加する子どもたちに、修学旅行ならではの思い出に残るお土産を用意。また、自分で好きなお土産を選んで追加購入できる仕組みも提供。

(5)その他オプション
 旅行先の名産品を使ったお弁当の販売、記念写真撮影など、学校のご要望に応じてアレンジ。

販売価格

(1) 360度VR映像体験   生徒一人あたり4,800円(税抜)、先生無料、簡易ゴーグル付き
(2) オンライン交流、(3) 伝統文化体験、(4) お土産購入、(5)その他オプションは学校のご要望に応じてアレンジ。内容によってそれぞれ価格が異なるとのこと。

スケジュール

8月31日(月) 京都・奈良編 予約受付開始 ※学校単位
10月1日(木)以降 京都・奈良編   実施開始

今後の予定

今後は「バーチャル修学旅行360」(京都・奈良編)のコンテンツの拡充、および他方面のプログラム開発

(参考)株式会社JTB プレスリリース


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