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VTuber 2023.09.22

インボイス制度導入で、VTuberの身バレの危険性はある? おめがシスターズが詳しく解説

双子VTuberのおめがシスターズは、10月より開始するインボイス制度を解説する動画を公開しました。


おめがシスターズ YouTubeチャンネルより)

「インボイス制度」とは、適格請求書(インボイス)を売り手が買い手に発行する制度で、請求書を発行する際に税率や登録番号が記載されるようになります。年商1,000万以上の事業者は対応が必要となり、1,000万以下の免税事業者は登録するかどうかの判断が求められます。

今回、おめがシスターズが特に焦点を当てて解説したのが、VTuberやYouTuberにおける「身バレ」の危険性。コンビニのレシートを例に挙げ、登録番号を国税庁のサイトから調べると、オーナーと思われる方の氏名が公表されることを明かしました。

では、VTuberの場合はどうなのかに関してですが、その多くが個人事業主となっており、例えば、VTuber本人がファンと直接取り引きをすると、氏名が判明してしまうリスクがあります。ですが、多くのVTuberがグッズを販売している「BOOTH」の場合、媒介者交付特例というものを採用しており、請求書には運営するピクシブ株式会社の名前が記載されます(※これらはプラットフォームごとに違うので確認が必要です)。その他、YouTubeは海外会社のため、広告費やスーパーチャットは、ほぼ身バレには関係しないとのこと。

企業所属VTuberの場合、インボイス制度に登録するか否かは、社員として所属しているか、個人事業主として所属しているかで分かれ、個人事業主の場合は対応が必要となります。

おめがシスターズのおめがレイさんは、インボイスを知らない人の”知るきっかけ”になればと述べており、今回の動画が制度への理解と判断の材料となることを期待します。

※補足:動画では収める税が8割になる制度があると述べていますが、実際は負担軽減措置として「2割特例」があり、免税事業者からインボイス発行事業者になった方を対象に、一定期間まで間2割の負担で済むものとなっています。詳細はこちら。
・国税庁:https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shohi/kaisei/202304/01.htm

(参考)公式YouTube


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