ソーシャルVR「VRChat」のワールド「ひなげし坂_HinageshiZaka(以下、ひなげし坂)」が注目を集めています。
このワールドは「ポピー横丁」などで知られるコクリコさんが手掛けたワールドで、日本の島嶼部(※とうしょぶ:様々な島のある地域)がイメージされており、青い海に包まれた田舎町が見られます。
懐かしさを感じる夏の一日
目に飛び込んでくるのは、青い空と黄色いヒマワリ。その横には昔ながらの一軒家。夏が私たちを待っています。
家の居間には動画プレイヤーが設置されており、フレンドとダラダラ過ごせる作りです。2階には布団が置かれた個室があり、外を見渡すと、雄大な海が目に飛び込んできます。セミの鳴き声も聞こえてきて、本当に夏が来たような気がしました。
せっかくなので、そのまま海の方に向かってみましょう!
降りるための階段は曲がりくねっていて、海岸の地形に合わせるように町が徐々に作られていったかのようなリアルっぽさを感じます。写真撮影にもピッタリで、ワールド自体が下に向かって広がっているためか、まるで映画やアニメのワンシーンのような、世界の広がりを感じさせる写真が撮れてしまいます。
海岸に出て、コンクリートで作られた防波堤(胸壁)を越えると、海に到着。近くで見ると、水は透き通っていて綺麗です。海面は歩けるので「水面に立つ自分」といった写真の構図を作ることもできます。
ちなみに、防波堤の前には線路が敷かれており、駅看板には見慣れた地名が。どうやら、このワールドは「素描部駅」と「ポピー横丁」の間に位置しているようです。
(入り切らなかった缶がゴミ箱の周辺に置いてあるのが、なんともリアル)
海とは逆側にも行くことができ、山側に沿うような形で道路が通っています。筆者はよく田舎道を走るのですが、この道路の作りの再現度の高さには強く関心してしまいました。車アバターや、車両系ギミックを仕込んだアバターを持っている人は、道路に車を並べてみてもよさそうです。
なお「ひなげし坂」は、ワールドの各所にネコがいます。どのネコも眺めているだけで癒されます……! 意外な場所にもいるので、時間に余裕がある人は探してみてください。
まとめ:様々な楽しみ方ができる“チル”ワールド
「ひなげし坂」は、夏が訪れた田舎町を切り取ったノスタルジックなワールドです。観光やフレンドとの“集会”といった、いろんな遊び方ができるのが嬉しいところ。一緒に写真撮影したりするのも楽しそうです。
リアルよりも一足先に“夏”を味わってみてはどうでしょうか?
「ひなげし坂」へのアクセスはこちら(「VRChat」対応スペックのPCが必要)
執筆:井文