NHKは、記録的な豪雨により甚大な被害が出た西日本豪雨災害の現場を360度カメラで撮影、同社の360度報道コーナーである「NHK VR」およびNHKのTwitterにて公開しました。気象庁によって「平成30年7月豪雨」と名付けられたこの災害の爪あとを、360度で克明にとらえています。
公開された動画は、7月8日に愛媛県の西伊予市、野村町で撮影したものです。川沿いの道は大きくえぐれ、見上げれば電柱が倒れかかっているなど、被害の大きさを物語っています。
動画の中での「建物の屋根下まで水が来た」という地元住民の方の証言も、無残にはがれた天井の映像を見ればリアルに伝わってきます。
【VR 動画】地域を襲った豪雨 愛媛県西予市野村町
市内を流れる肱川が氾濫して男性3人、女性2人が亡くなりました。
(動画28秒)#nhk_news #豪雨災害 #愛媛県https://t.co/xhGtj7r6vg pic.twitter.com/ySc7ijs2wL— NHKニュース (@nhk_news) 2018年7月9日
NHKは昨年7月の「九州北部豪雨災害」の報道にも360度動画を使用しており、現場の被害を臨場感をもって報道しています。今回も災害現場の様子をリアルに伝える手段として、360度コンテンツの力を感じる内容となっています。
(参考)NHK VR