4月29日、30日に幕張メッセでニコニコ超会議2016が開催されました。今回はVR関連でのブースが設置されました。その名も「超VRアトラクションズ」、VRコンテンツの中でもアトラクション要素が強い展示になりました。
その中から今回は「HADO」をご紹介します。
HADOは株式会社meleapが開発した「テクノスポーツ」です。スマホを入れたヘッドマウントディスプレイを被り、腕の動きを認識するリストバンド(Myo)をつけることで、AR(拡張現実)で現実の様子を見ながら、CGのエネルギー弾を撃ち、バリアを張ることができます。
今回は最大3人対3人のチーム対抗戦です。
HMDには自チームと相手チームの得点、残りタイム、自分のライブ、エネルギー弾とバリアのエネルギーゲージが表示されています。
相手選手に目を向けると体の前には相手のライフが表示されています。
自由にコート内を動いて、80秒以内に相手の持っているライフをエネルギー弾を撃って当てることで、ポイントを獲得。チームの合計ポイント数で勝敗が決まります。
エネルギー弾は視界の下にある赤いゲージが満タンになったときにリストをつけた手を前に突き出すと撃つことができます。
相手のエネルギー弾を防御するには1ゲームに3回だけ出せるバリアを張ります。バリアもまた灰色のゲージが溜まった瞬間に、リストをつけた方の手を上に振り上げれば目の前に出現します。バリアは自分が放つエネルギー弾でも壊れてしまうので、バリアの横から腕を出して攻撃します。
3人対戦ですが、試合が始まると自分の目の前にいる相手との1対1の個人戦の様相を呈します。前後左右コート内を動いて向かってくるエネルギー弾を避けつつ、自分のエネルギー弾を放ちます。
攻撃が激しくなると、どれが自分が放ったエネルギー弾かよくわからなくなること。思った方向に当てるのがよくわからないこと。バリアやエネルギー弾が画面にいくつも現れるとカクツクことがあり、人によっては酔いやすいことがあるので今後の改善に期待していきたいところです。
ライフを全て失うと目の前が真っ暗になり、数秒間試合に加われなくなりますが、復活して参加できるのが、前回体験したときとの大きな違いです。筆者は前回体験したとき試合終了前に倒されてしまい、終わるまで何もできなかったのが悔しかったので今回の変更はとても嬉しいものでした。
試合終了間際は、ブーストタイム。エネルギーゲージ関係なくエネルギー弾を連発できます。ポイントが負けていても逆転のチャンスです。
結果、今回は負けてしまいました。当日その場で組んだチームだったので作戦もなく個々でただ撃つことしかできませんでしたが、これまでこういった遊びは妄想でこそあれ、今までにない体験で非常に楽しかったです。今後HADOを体験できる機会がさらに増えれば、作戦を練り、練習してくる強いチームが結成されそうです。HADOがこれまでのスポーツに加わるようになっていくのが楽しみです。