VRの中で手と身体を動かしてアート作品を制作するクリエイティブツールを使った作品が増えてきています。
VRペイント作品を多数制作しているラッド・ニッド氏は、VR空間でペイントしたショートフィルム『Escape』を公開しました。制作期間は4日間のみでVRツールを使って制作。アニメーションと効果は『Animvr』、オブジェクトは『Quill』を使用しています。ツールを効果的に使ってVR空間で個性が光るアニメです。
Escapeは1分もない短編アニメながら、立体感がありVR空間でペイントした効果を感じることができます。カメラの動きでオブジェクトの見え方が変わるところがVRペイントの面白いところです。
QuillとAnimvrでVR空間のお絵かきが豊かに
ニッド氏がペイントに使用したツールQuillは、Oculusが公開したペイントツールです。モーションコントローラOculus touchを使用して、VR空間で手描きイラストを表現できます。
What’s it like to Animate in VR? from joe daniels on Vimeo.
もう1つのAnimvrは、 VR空間でアニメーションが作成できるツールです。フレームやオニオンスキン、複数のタイムラインなど、アニメーション製作で使用する基本機能をVR空間で再現可能。STEAM、Viveport、WEARVR、Oculus Storeと多数のプラットフォームで配信されています。
Quillのダウンロードはこちらから。
Animvrのダウンロードはこちらから。
Escapeはニッド氏が単独で製作したアニメです。米メディアRoad to VRでは、QuillやAnimvrといったVRツールが、クリエイターの作品に新しい方法で楽しさをプラスすると評価しています。特にQuillは体全体を動かしたペイント体験ができるので、VRでイラストを描いてみたいというユーザーにおすすめとのこと、です。
(参考)
Road to VR / This Impressive Short Film Was Drawn and Animated Entirely Inside of VR -(英語)
https://www.roadtovr.com/escape-short-film-vr-animation-nick-ladd/
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