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VR動画 2017.08.22

アニメをVRペイントツールで作る時代へ

VRの中で手と身体を動かしてアート作品を制作するクリエイティブツールを使った作品が増えてきています。

VRペイント作品を多数制作しているラッド・ニッド氏は、VR空間でペイントしたショートフィルム『Escape』を公開しました。制作期間は4日間のみでVRツールを使って制作。アニメーションと効果は『Animvr』、オブジェクトは『Quill』を使用しています。ツールを効果的に使ってVR空間で個性が光るアニメです。

Escapeは1分もない短編アニメながら、立体感がありVR空間でペイントした効果を感じることができます。カメラの動きでオブジェクトの見え方が変わるところがVRペイントの面白いところです。

QuillとAnimvrでVR空間のお絵かきが豊かに

ニッド氏がペイントに使用したツールQuillは、Oculusが公開したペイントツールです。モーションコントローラOculus touchを使用して、VR空間で手描きイラストを表現できます。

What’s it like to Animate in VR? from joe daniels on Vimeo.

もう1つのAnimvrは、 VR空間でアニメーションが作成できるツールです。フレームやオニオンスキン、複数のタイムラインなど、アニメーション製作で使用する基本機能をVR空間で再現可能。STEAM、Viveport、WEARVR、Oculus Storeと多数のプラットフォームで配信されています。

Quillのダウンロードはこちらから。
Animvrのダウンロードはこちらから。

Escapeはニッド氏が単独で製作したアニメです。

米メディアRoad to VRでは、QuillやAnimvrといったVRツールが、クリエイターの作品に新しい方法で楽しさをプラスすると評価しています。特にQuillは体全体を動かしたペイント体験ができるので、VRでイラストを描いてみたいというユーザーにおすすめとのこと、です。

(参考)
Road to VR / This Impressive Short Film Was Drawn and Animated Entirely Inside of VR -(英語)
https://www.roadtovr.com/escape-short-film-vr-animation-nick-ladd/

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