今回紹介するのはVRでオフィスワークなどの仕事を体験できる『Job Simulator』です。『Job Simulator』の舞台は2050年。人類がやっていた仕事は全て、ロボットがこなすようになっています。このゲームは、ロボットだらけの社会で人間が「職業体験」をする設定です。実際にその職業のことがよく分かるというタイプの精緻なシミュレーションではなく、身の回りにあるものすべてを触って遊ぶことのできるコミカルな内容となっています。そのため普段仕事で疲れたりうんざりしてる人でも心置きなく楽しむことができます。
用意されている職業は「オフィス」、「コンビニ」、「ファミレス」、「ガレージ」の4つで自由に選択できます。
「オフィス」ではドーナッツを食べたりコーヒーを飲みながらパソコンにむかい仕事をこなします。隣の同僚にモノを投げると苦情を付けてきたり、腐ったドーナッツを食べると吐き出すなど、業務に関係ないところまでリアルに再現されています。
「コンビニ」では接客対応を体験できます。来店するお客様は寛大なのでお釣りを投げて渡したり、ジュースをぶちまけたり、床に落としたホットドッグを売っても文句は言ってきません。現実世界では体験できない接客を体験することができます。
他にも「ファミレス」ではつまみ食いしながら料理を作ったり、「ガレージ」ではお客様の自動車を好き放題に修理したり。
『Job Simulator』はHTC Viveが発売された当初から人気の高いタイトルで、最近リリースされたアプリと比較しても遜色ないくらいの面白さがあります。目に入るもののほとんどを掴むことができ、それを投げたり遊んだりすることが出来る完成度の高さは折り紙付きです。
ただしワープ移動などが出来ないため、狭い部屋でプレイする際は遠くのオブジェクトに手が届かなかったりする場合があるため注意が必要です。
本ソフトはHTC Vive向けに、海外ではPlayStation VR向けにも配信されています。またOculus Riftについては、手の動きをトラッキングする専用コントローラー「Oculus Touch」のローンチタイトルとなることが明らかにされています。
<ソフトウェア情報>
「Job Simulator」
【メーカー】Owlchemy Labs
【開発者】Owlchemy Labs
【対応ハードウェア】HTC Vive,PlayStation VR,Oculus Rift(発売予定)
【価格】2,980円
【操作】Viveコントローラー
【リリース日】2016年4月5日
【言語】英語
<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★★
【快適さ】★★★★★
【操作性】★★★★☆(狭い部屋でプレイするとオブジェクトに手が届かない場合がある)
★今回のレビューに使用したPC
G-Tune LITTLEGEAR i310PA4-SP3-VRF GTX1080搭載モデル
■OS : Windows 10 Home 64ビット
■CPU : インテル® Core™ i7-6700K プロセッサー
(4コア/4.00GHz/TB時最大4.20GHz/8MB スマートキャッシュ/HT対応)
■グラフィックス : GeForce® GTX 1080(8GB)
■メモリ : 16GB PC3-12800 (8GB×2/デュアルチャネル)
■SSD : 240GB Serial ATAIII
■チップセット : インテル® H110 Express
■電源 : 500W 【80PLUS® SILVER】
■外部インターフェイス : USB 3.0(Type-A)×2[前面]
DisplayPort×3,DVI×1,USB 3.0(Type-A)×2,USB 2.0(Type-A)×2[後面]