Oculus Quest(オキュラス クエスト)のソフトウェア解析によって発見された、室内のソファーをヘッドセットが認識すると思われる未実装システム、“Guardian Couch(ガーディアンソファー)”が注目を集めています、
開発者が発見、新機能の前触れか
Guardian Couch機能は、Oculus Quest(以下Quset)関連の法人向け開発を行っているデベロッパーGerald McAlisterさんが発見しました。McAlisterさんによれば、2020年4月に行った際の解析では同機能は存在せず、よって最近のアップデートで追加されたデータである可能性が高いとのこと。
Questを含む、現行のVRヘッドセットは、VRをプレイする範囲をガーディアン(プレイエリア)で設定し、その範囲外にプレイヤーが出そうになると警告が行われる仕組みになっています。このシステムは一定の安全性を確保していますが、内部に存在する物体(家具など)は表示できず、特定の条件下では安全性などにまだ課題が残っています。
Next up: A… guardian couch? That's what the file is called, and looking at the 3D model, it's a couch styled like the guardian grid. Maybe furniture detection is coming sooner than expected? I know this would be greatly welcomed by me. pic.twitter.com/SLOe83sEaG
— Gerald McAlister (@gemisisDev) July 25, 2020
仮にGuardian Couch機能がQuestに実装された場合、プレイ中の休憩などが容易になるほか、安全性もより向上するでしょう。将来的には、ソファー以外の家具も認識可能になるかもしれません。米メディアUploadVRによれば、McAlisterさんは、以前にソースコードから新型ハンドコントローラー(Quest 2のものと思われる)を発見した人物とのこと。よって今回の“分析”も、信憑性が高いとしています。
(参考)UploadVR