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VTuber 2023.04.23

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(4月15日~4月21日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【解けたら天才】突然送られてきた暗号を解いたら。。。【 #謎解き / #クイズ / #脱出ゲーム 】

粛正罰丸がアップしたのは、友人が作ったクイズに挑戦して進んでいく、という非常にYouTuberらしい企画、なのですがタイトルにある「解けたら天才」という煽りが冗談ではなく本当なのがミソ。とてもじゃないですが「みなさんも一緒にお考えください」というレベルではない超難問なため、粛正罰丸が四苦八苦するのを観て楽しめるという動画になっています。

続編ではクイズに沿った内容で知らない山奥に連れてこられて神社巡りをし、不幸を払ってもらうというもの。実写の中をワイワイ移動する彼の姿が楽しい内容です。…というのは建前で、後は中身を見てのお楽しみに。
実写映像はかなり凝っており、旅のムービーに粛正罰丸の姿が映り込んでいて、彼の存在感がしっかり感じられます。

他にもこのチャンネルの動画は、トークの細かい間をカットするジェットカット手法が用いられており、テンポよく観ることができるのもポイントです。YouTuber・VTuberの動画編集技術とテレビ番組の盛り上がる企画構成を駆使することで、粛正罰丸のトークの面白さがしっかり引き立てられています。彼のチャンネルの見やすさ・面白さの魅力を知るのにもってこいのシリーズです。

【糖質】炭水化物は太らない‼オススメの炭水化物も紹介!!

ダイエットコーチVTuberの久我雅雪がアップしたのは、ついつい気になる炭水化物のお話。痩せる際に減らすならまず炭水化物、というイメージもありますが…?

非常にシンプルに、結論、理由、具体例とまとめているため見やすい内容です。その他にも健康やダイエットについての動画が多数アップされているので、他の様々なダイエット論の情報と比較しながら参考にしてみると、指針のひとつとして役立つチャンネルです。

苦手でも『日本一』を味わえば味覚って変わるんじゃね?コーヒー編

多様な切り口から食レポ動画をアップすることで定評のあるミミック。今回はコーヒーが苦手なミミックでも、日本一を味わえばおいしく飲めるのでは?という検証実験動画です。コーヒーは美味しいものになればなるほど解説も難しくなる場合があるので、逆に「苦手」というマイナスからスタートというのは斬新。

ミミックの食レポは、実践突撃力の面白さの裏に、ロジックも立てられているのが魅力のひとつ。今回も「美味しすぎるコーヒーの前に缶コーヒー」「喫茶店」「スタバ」「マック」と、美味しさ探究を発送のしりとりのように連鎖させていくことで、ミミック本人が感じた味の比較が直球で伝わる構造の動画です。「知識がない」と言っていますが、だからこそ感覚的なリアクションと表現が嘘偽りがなく、とてもわかりやすいです。
オチも含めきれいにまとめながら、味の評判と「好きな味」は別物であるというのが理解できるのも食レポとして重要なところ。VTuber動画の「良いものを発掘する」「でも褒めるだけではない」「エンタメ要素大」の食レポ動画として、熟練の完成された構成力を感じる作品でした。

【VRCHAT】VRでお酒に酔ったような感覚になれるシステム面白い!! #リーチャ隊長とデート 19

ききょうぱんだリーチャ隊長が訪れたのは、VRChat内に開かれているとあるワールド「The Midnight Bar」。このバーではお酒を作る事ができ、そのお酒を飲むと酩酊する演出が楽しめるという特殊なVR空間です。

演出はかなり激しめ。どのくらいの酩酊感かは実際に動画を観てください。ふたりが酔っている光景も撮影されていますが、外側から見ると至って普通でしかない感覚の差も面白いところ。
新しいワールドやイベントを巡って楽しむ術を知っているふたりによる動画です。興味のある方は色々な意味での酔いに気をつけてぜひ行ってみてください。

【VRChat】DJイベント潜入捜査 サイナポー2023.4.17(torikko1000)

様々なVRChatのワールドを探索して紹介しているトリッコ。メタバース上で行われているDJイベントを「潜入捜査」するという新しい動画シリーズをアップしはじめました。
初回は海外の人も多く集まり、フルインスタンス(満員)になるほど人気のサイケデリックトランスイベント「PSY-APPLE」を紹介しています。

この動画シリーズのいいところは、起きた出来事をそのまま映像として残しているところ。まだDJイベントに詳しくなかったトリッコが初対面の人と打ち解け、その人に色々教えてもらいながら初めてお立ち台的な場所にのぼって踊る体験をする。このときのワクワクとドキドキが、背伸びせずそのまま映像になっています。
この交流の喜びと、心地よい感覚は、初めてでなければ味わえないもの。かつそれが楽しくなければ映像化できないもの。DJイベントの理屈を超えた楽しさが詰まった動画になっています。

clusterのDJイベントにも参加しており、「白いお家でかわいいDJ」というイベントの様子を撮影しています。こちらはかなり凝った内容盛りだくさんなDJ演出が撮影しており、その際の会場の盛り上がりがしっかり収録されています。告知事項も録画されているので、行ってみたい人はチェックしてみて下さい。
なおかかっている音楽は会場のものではなく、差し替えでフリー音源になっているそうです。

【豪華声優陣】プロに声優オーディションを受けてもらった結果!?!?!!【ホロライブ/宝鐘マリン】

宝鐘マリンが以前から話題にしていた、個人制作RPGの「セカンドワールド」。今まで何度も黒歴史と言い続けてきましたが、実際にホロライブのメンバーと、現役の声優が声をつけるオーディションを行うところまで来たことで、本気の遊びどころか「作品制作」の領域に到達しました。
まずホロライブメンバーの方は、大量に送ってくれたノリノリの仲間をはじめ、かなり多数の高クオリティ演技を観ることができます。「何かを演じる」という普段見ないようなホロメンの才能を知ることができる、非常にレアな機会になっています。中でもAZKiの演技力の高さは司会も視聴者も驚かせました。

そして本物の声優オーディション。名だたる豪華な面々が集合しています。これは声優の井上麻里奈と福圓美里が乗り気で宝鐘マリンにコメントしたことがきっかけ。一切手抜きのない本気の演技を聴くことができます。

黒歴史といじりいじられ続けてきた宝鐘マリンのゲーム。今回もセリフを読まれる度に「イタイ」と言っていますが、いざキャラクターに命が吹き込まれてみると、台詞も含め作品としてかなり魅力があるのがよくわかります。演技の中にはそのセリフだけで泣けてしまうものまで。ホロライブメンバー、声優それぞれの演技をぜひ聴き比べてみて下さい。

選ばれた声優陣によって制作されたティーザームービーは、イラストと編集の妙技も組み合わせられて本物そっくりの内容に。黒歴史を最高の作品に変えた、夢のあるプロジェクトとなりました。

【オリジナル】なんにもしたくない/心寧はな【Vtuber】

『わたしからわたしへ送る応援歌』という概要欄の言葉の頼もしさ。「自分がいちばんの自分で推しであれ!」という言葉の優しさ。心寧はなのオリジナル新曲は、VTuberにも視聴者にも優しく染み込むものです。

VTuberとして頑張りたい、でもそれはそれとしてなんにもしたくない日もある。VTuberは夢に向かって苦労をしていることがあるかもしれないけれども、背伸びしすぎないでいこう。心寧はなが自分に向けた歌詞だからこそ、押しつけがましさが無い状態で、聞く人の共感を招きます。
癒し成分多めな歌声と、緑基調のMVの優しさがふんわり心を温めてくれる作品。普段のトークの柔らかさがそのまま歌に出ている歌い方は、疲れたとき何度も聞きたくなる魅力があります。

【オリジナル曲】拝啓、主殿!/咲夜あずさ

忍者妖狐のVTuber咲夜あずさがアップしたのは、自らの日々を描いたキャラクターソング的な楽しいオリジナルソングMVです。入りの「よー!こんこん」から、徹底してキュートさ満点で、主様に使える咲夜あずさの様子が描かれます。

自身のキャラクター性を物語として歌いきっている作品です。途中配信の思い出のシーンも挟まれることで、概要欄の「これからも咲夜あずさ物語を作っていこうね」という思いがぐっと引き立ちます。
ポジティブな内容の歌詞とメロディを、元気いっぱいはつらつと歌う様子が魅力的です。「明日が雪でもあられでも」という溜めからの「サクラの術ほら花吹雪」の歌声の開放感は聴いていて明るい気持ちに。このようなギャップを使った歌声の緩急の表現を随所にいれることで、前向きにグイグイ飛び出していく様子が伝わる、心地いい楽曲です。

ジョークス / 緑仙 (Official Video)

にじさんじで活躍している緑仙は、今となっては公然の秘密状態ですが本名が「仙川緑」です…というのを知った上で見てほしいオリジナル新曲MV。緑仙はみんなの前で輝く人気者です。でも普段の仙川緑の生活は? 入りの歌詞「期待してもしょうがない」「本心なんて自分でわかんないものに 抱きついてしまう」の語句が痛烈です。

明るくてトリッキーでみんなを楽しませる緑仙からの、「本心」と語られる仙川緑への歌なのがMVを見るとわかるはず。緑仙は元々友達を作るためという口実でVTuberを始めた高校生でしたが、人気はどんどん高まり仲間も増え、充実した日々を送っているように見えました。そして大人になった今、緑仙が仙川緑に対して歌った歌がこの作品だとしたら、どこまでがジョークで本心なのかわからないのも含めて、緑仙の普段の発言ひとつひとつの聞こえ方がガラッと変わりそうです。

合わせて見てほしいのが仙川緑から緑仙に送る「君になりたいから」。内気な高校生・仙川緑が配信で緑仙になるときの様子を描いた作品です。二重人格ではありません、どちらも本当の緑仙(仙川緑)であることを比較しながら見ると、VTuberとしての本気と冗談が絡まり合っていくのが感じられると思います。
どちらも作詞作曲はぼっちぼろまる。エモーショナルなメロディで知られる彼の作品を、緑仙の青春感とトリックスター感両方を交えながら歌う技術も注目ポイント。特に「ジョークス」の後半パートの歌い方は、緑仙の存在の重みと軽さが両方が詰まっており、MVとのシンクロ度もMAXです。

【V小学生が】強風オールバック【でラップしてみた】

小学生の出来事を歌った今大ヒット中の曲を、バーチャル小学生が歌ったら説得力抜群です。ひとなつおもいの新作はしかもラップカバー。小学生度マシマシです。
元々笛の音もあわせてリズムが跳ねる楽曲を、ヒップホップ的な言葉も交えながらコミカルに韻を踏むことで、心地よさ抜群の作品になっています。玄人の言葉選びなのに、小学生らしさがちゃんと残っているあたりが見事です。

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