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VTuber 2022.02.20

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(2月5日~2月18日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)やバーチャルで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

どれがコーサカのシナリオ!? 王選手権

MonsterZ MATEが行ったのは、コーサカが作ったのはどのシナリオか当てるというクイズ。出されるのはタイトルを含めたおおまかな内容のみ。コーサカが書いたシナリオは一本のみ。つまり彼の言葉遣いや思考パターン、TRPGの好みなどを総合して判断する必要があります。果たしてどれがコーサカシナリオなのか…?

この企画のすごいところは、ガチガチにTRPGをやっている有名ライターに残り7本を書いてもらっているということ。なのでどれもこれもクオリティが高すぎて、コーサカシナリオがどれなのか全然わからない。誰が書いているかは動画を観てください。参加者たち側がびっくりするシーンもあります。
あくまでティザーなので本編を書いているわけではありません。でもここまでクオリティが高いのがそろうと、本当にシナリオプレイを観たくなるものばかりです。TRPGを知らない人でもワクワクするものがそろっています。

【📚Live2D+講座】GIFアニメ投稿はどこがいいのか?気をつけたらいいことは?&Live2Dでの書き出し方法!

フィルがアップしたのはLive2DでGIFアニメーションを作る方法。今でもGIFアニメは色々な場所で愛されている形式です、どこに投稿するのか、メリットはどこにあるのか、なども詳しく解説しています。

Live2DでのGIFアニメーション書き出しは具体的な説明がなされているので、利用している人は見て損はないと思います。高クオリティ動画をホイホイとアップできる時代にはなりましたが、GIFアニメならではの味は確実にあるので、表現の幅を広げるのにもってこいな動画です。

【NEEDY GIRL OVERDOSE】おくすりの元ネタを考察&解説してみた

今話題のゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」はオーバードーズするシーンが入る作品です。そこで薬剤師である雨声シトが、登場するパロディおくすりの元ネタを紹介する動画をアップしました。

色味や名前やパッケージから推察して、効能や入手ルート(合法)などを解説。そして登場する違法ドラッグについても、どういうものかを紹介して注意喚起しています。
あくまでもゲームの話題ですが、これを見るといかにゲーム制作者がクスリに詳しいかがよくわかります。向精神薬の種類を知るきっかけの話題としても面白いですが、オーバードーズにはご注意を。

VTuberの”大事なお知らせ”を見た時の反応あるある #Shorts

多くのVTuberファンを困らせ苦しめるワード「大事なお知らせ」。これをあおぎり高校があるあるネタで動画化しました。いつも攻めの姿勢の彼女たち、今回もがっつり攻めたネタですが、ちゃんと最後まで笑える作りになっています。
「大事なお知らせ」というタイトルは、最近は恐怖症レベルに怯えている人が増えてきている危険物です。この動画のオチのようにホッとさせてほしいと願うばかりです。

Uni-motionがVTuber収録するのに神デバイスだった件【HaritoraXもあるよ】

大福らながアップしたのは、Uni-motionを実際に使ってみたレビュー動画。フルボディトラッキングシステムで、動画ではOculus Quest2とPCと併用して使用しています。特にVTuberならどう使うかの視点が話題の中心です。

利点のひとつが上半身モード。Uni-motionの性能をいかしつつ、色々な機器やアプリと組み合わせ、リッチに動かす実験も行っています。
HaritoraXとの違い、それぞれの長所も解説。VTuberとして、VRChatユーザーとして慣れている人が使っているがゆえの細かい使い勝手の感想や、機器として実際に実験している様子を見ることができるため、参考資料動画として役立つものになっています。

★初心者歓迎★月ノ美兎ちゃんのなりきりチャット★

今まで月ノ美兎はフリーチャット動画(配信はしないけど普段から開いていて、書き込みができる待機所のこと)を「なりきりチャット」として開設していました。書き込む人は月ノ美兎になろう、というインターネットの歴史にあった「なりチャ」文化のパロディで、この発想自体多くのファンを唸らせていました。
今回そのフリーチャットを消すにあたって、配信で「なりチャ」が開催されました。配信なのですが「チャット」がメインのネタなので、キーボード音くらいしか入りません。文字を楽しんでください。

「にじさんじなりきりチャット」を開設して、それぞれが「にじさんじライバー」になりきって会話をする、というもの。挨拶のあとなりたいにじさんじライバーの宣言をし、かぶらないように調節したあとロールプレイ開始。中の人(チャット参加者本人)の発言は「( )」で話す、みたいな暗黙のルールがあります。
00年代感あふれるファン同士のロールプレイをかなりうまく再現しています。例えば「さなちゃんねる」が名取さな役を希望したら、それはにじさんじではないのでギルザレンⅢ世役になる、「なりチャ」の解像度がとても高い。他にも「える【Elu】にじさんじ」が「自分の居場所」とチャットにすがる様子は、なかなか生々しいものがあります。
加えてインターネットのカオスも再現。荒らし行為と混乱の再現も見事です。後半、我々視聴者が見ているものがなんだったのかが判明するあたりの構成は是非観てください。

インターネット文化の混沌を見事に再現しつつ、フリーチャットの幕を引くというインパクトのある配信でした。「なりチャ」パートは参加者がどこまでが本物でどこからフェイクなのかわからないのですが、「なりチャ」文化を知っている人だったらそれぞれ「いたいた」という性格ワケが完璧になされていて楽しめると思います。

AMOKAが語る「家からできる!バーチャルライブのススメ」#AMOKALIVE

積極的にVRでのライブを行っているAMOKA。先日サンリオのVRイベントにも参加していました。今回はスタジオなどにいかずとも、家でできるバーチャルライブの方法を具体的に紹介しています。

観たらすぐできる、というものではないのですが、具体的にプレイヤーがどういう手順で何を必要とし、ライブしているのかがわかるよう丁寧に紹介しています。そもそも数年前にはVR世界でのライブ自体まずできなかったことを考えると、できるようになったことが大きすぎる変化です。
機器について、プラットホームについて、具体的に名前をあげて紹介していますので、これからやりたい人はもちろん、わかりやすくまとまった資料としてブックマークしておく価値のある動画になっています。
この動画は「滋慶学園COMグループ」のゲスト講義のひとつなのですが、このスタイルの講義は他のVTuberも数多く行っており、実地で活動しているからこその生の体験談を無償で聞ける、贅沢なものばかりなので是非他のものも観てみてください。

すごいお知らせのある名取さなさんと話そう

名取さなのこの配信で「もしかしておれは名取さなのクラスメイトだったかもしれない…」「オタクくんの青春が上書きされていく…」と幻覚を観た人多数でした。放課後の教室で視聴者に話しかけてくる名取さなと会話をするような配信が行われました。
映像表現と時折入るクラスメイトムーブと音楽が、猛烈にノスタルジィをかきたてる配信です。逆光をうまく用いながら教室の中で話す瞬間は、多くの人が憧れるシチュエーションのひとつ。それを仮想的に再現してくれました。

 

だからこそ、恋人とか友達ではなくただのクラスメイト、という距離感に解釈一致だった人も多かったようです。リスナーとの絶妙な距離感が魅力な彼女だからこそ、夕焼けの教室でのエモは胸に刺さる輝きを見せました。

【生配信】お金が無い時絶対作ってた『もやし』レシピ公開‼️【ジェムカン】

奈日抽ねねはお金が無かった時に作っていた、もやし料理のレシピをずらっと大量に公開しました。たかがもやしとなめてはいけない、本格的な料理が紹介されており、フルコースにして並べても全く見劣りしないクオリティの高さになっています。一袋19円の頼もしさが解説からよく伝わってきます。

完全にお金がない人向けというよりも、節約をしたい人向けのレシピになっています。すごくこっているように見えますが、実際はそこまで難しいものではないので、これから新生活を始める人、一人暮らしを始める人は必見の内容です。

異世界うぇあ-長瀬有花 (Official Video)

長瀬有花がアップしたオリジナル曲は、彼女の少しゆるくてちょっと哲学でじっくり物事を考える面白さを表現したかのような、不思議な時間を描いたフルアニメーションMVです。あちこち行き来する等身大な長瀬有花が歌う「ただ素直にいさせて」とはどういう意味なのか。感情の幅がつかめるようなつかめないような、フラットな歌が魅力を放っています。

長瀬有花の歌うオリジナル曲は歌詞が直球ではないものが多め。なので聴くたびに味わいが変わるのも特徴のひとつ。この作品は少し情感が入っているようにも感じられますが、果たして…?

先日行われた長瀬有花バースデイライブは、彼女の次元の行き来と存在のあり方を表現した、表現者としての思想が強く観られる内容でした。バーチャルであることをフル活用したような奇妙な教室の空間づくりと、そこから次元を超えることで永遠ではなくなるリアルアバターでの生き方を、映像技術とパフォーマンスで表現。「実写化」ではなく、バーチャル世界のアバターと現実世界のアバターの次元の行き来の実験、という思想です。これは配信やMVや歌そのものでかなり深く掘り下げている部分なので、彼女の活動スタイル全体をチェックしてみるのをオススメします。

【アニメMV】あいわな/湊あくあ

湊あくあがアップしたのは、彼女の魅力の真髄部分を的確に表現したかのような、とてもキュートなんだけれどもちょっと考えさせられる、そこが一周して彼女の魅力だと再確認させられるようなフルアニメーションMVです。

「勝手に凹んだって 泣いてみたって 全然可愛くない」「まだ あなたのことを何にも知らない」
こうだからかわいい、という直接的な解答なんて存在しないし、配信者と視聴者お互い思ったほど相手のことなどわかっていないもの。そもそも自分のことすらわからない。だからこそ楽しいし、だからこそ惹かれるし、だからこそ湊あくあはかわいい。「あぁ 特別じゃない 私のこと勘違いして… 馬鹿ね…なれあいこそが 君と僕を繋ぐ光」の一文はこの微妙な距離感を「なれあい」と言い切ったうえで、それを大切にする姿勢を見せています。
なぜ湊あくあが愛され、かつアイドルたりえているのかがよくわかる一作。彼女のポップな歌声が表現する、背伸びしない、見栄をはらないゆえに見えてくる「かわいさ」を超えた魅力が見つかる作品です。

【MV】夜は不条理-仔犬丸たねこ【オリジナル曲】

ちょっとレトロ感のあるホンキートンクジャズ的音質と物悲しさが心臓を掴んでくる仔犬丸たねこのオリジナル新曲。憂いを通り越したような歌声は、達観したかのような響きすらあるのに、その奥に強烈な感情を感じさせてるため、聴いていてゾクゾクします。

依存なのかはたまた不条理なのか。歌詞の持つ愛とも病理とも言い切れないねじれ。映像の持つ残虐性と愛情の閉じた世界観。歌声とマッチしていて強烈で、後を引く感覚に襲われるMVになっています。

【MV】アマオト – おはよう真夜中【Cluster】

おはよう真夜中による新曲は、雨天に響く音の広がりを表現したような歌声が美しい作品。遠く広くまで音が広がるような歌声と、雨音を想起させるようなドラムのテクニカルなリズムが絡み合っており、晴れ間のシーンでの音の変化も見どころです。

このMVはclusterのワールドを利用して作られたものです。撮影に使われたワールドは概要欄に貼られていますので、実際に訪れて撮影してみるのも面白そうです。

【オリジナル曲】Doomsday clock/朝比奈こん × 曇音ルカ【コラボ】

曇音ルカ朝比奈こんが披露したのは、民族音楽色が強いメロディと物語性の強い歌詞が印象的な作品。ふたりの歌声の力強さがうまいぐあいにかけあいを行い、重なり合うことで曲になっていく構造です。ハモリパートが多く、ふたりが息を合わせて絡み合い音楽を作っていく感覚がビリビリ伝わってきます。歌い方の中に力があるので、そのまま無限の空想の向こうへと突き進んでいるかのようにすら感じられる作品です。

ココツキ「モストデンジャラスガールズ」 LIVE VIDEO from ココツキ1stリアルライブ「CLOVERS」

 

熱気でやけどしそうな、ココツキのリアルライブの映像がアップされました。超パワー型の曲をゴリゴリの歌唱力とふたりのユニゾンで聴かせるこの映像、振り付けも全力、エンジンふかしっぱなしで、音楽のエネルギーを生み出しっぱなしです。5秒だけでも聴いたら最後まで聴きいってしまうくらいに、人の心を動かす力があるパフォーマンスです。

また無料のオンラインライブも開催されました。こちらはアコースティックライブで、ふたりのパワーはそのままに、かなり味わいの違った聴かせ方をしてくれています。デュオがつくるハーモニーも、ソロで歌うときの歌声の実力も、じっくり楽しめるライブです。

八月二雪&YSS – EMPTY (Official Video)

八月二雪YSS、ふたつのユニットがコラボした作品は、それぞれの味を最大限にいかした曲になりました。八月二雪のボーカルQキキのハイトーンで優しさのある歌声と、YSSのボーカルSorteの透き通りつつも情感強めな歌声、ふたつが混じり合うことで広がりのある音が生み出されています。

八月二雪のjohn=hiveが作詞作曲した曲は、明るいメロディの中に憂いのある歌詞を混ぜ込んでいる、余韻の強いタイプの作り。これをYSSのyopiが、強い低音と重なる音の広げ方で印象に残る編曲をしたことで、それぞれの味がしっかり出た作品になっています。
両方ともVRChatでの活動もしている音楽ユニットで、今回も撮影場所はVRChatのワールド内です。概要欄に記載されており、実際に訪れることも可能です。

【歌わせて頂いた】合法的トビ方ノススメ/CreepyNuts【駄ゞ田メダ×ボイジャー】

駄ゞ田メダボイジャーによるCreepyNutsのカバーは、元がDJによる曲で歌っていたものに対し、ギターの激しい演奏でアレンジしたもの。かなり印象が変わり、人間的な生々しさが強調されています。

ラッパーとしても活動しているその技術を活かし、言葉の迫力をうまく使った作品になっています。特にオリジナルラップパートには駄ゞ田メダの持つ活動への激情が詰まっており、曲全体を自分のものとして乗りこなしています。動画のトリップ感も歌声とシンクロしており見事です。

ゾンヨンジュバレンタインライブ

 

 

奇屋敷ゾンゾン不死奇ヨンシィ死骸美呪々の3人「ゾンヨンジュ」がバレンタインオンラインライブを行いました。クリエイターとしての能力が高いこの3人、それぞれ別々な性格が非常によく出ている動きで見ているだけで楽しいです。歌はそれぞれの高中低の音域を、声質を活かしてうまく混ぜあわせ曲の幅を広げています。今回のようにおそろいの衣装で並ぶと、ユニットとしてのバランスのよさが伝わってきます。ビジュアルも性格もシナジーがあり、ユニットとしての完成度が高いです。ライブの様子はフルでアーカイブがアップされており、こちらではキュートさあふれるオリジナルの新曲も披露されています。

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