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ゲーム・アプリ 2017.10.17

約3万年前の人類とVRで対面

約3万年前の人類の姿をVRで視聴できるコンテンツが登場しました。コンテンツ制作スタジオVisual Scienceが開発したアプリ『VRScience』では、古代ロシアに生息していたというスンギール人の容姿を再現した3DモデルをVRで見ることができます。

3万年前の人類をVRで再現

『VRScience』で視聴できるスンギール人の3Dモデルは精巧に再現されており、これは10歳から13歳のスンギール人の頭骨をモデルにしています。頭骨をレーザーでスキャン、高解像度の画像で撮影し、それによって出来た型をもとに、顔面再生技術や3Dモデリングによって、約3万年以上前のスンギール人の様子を正確に再現しています。

より多くの人が科学に触れるきっかけに

Visual ScienceのCEO、Ivan Konstantinov氏はプレスリリースにおいて「最新の科学技術とCGを組み合わせることによって、子供や若い人々が歴史や自然を学ぶことができる。科学の宣伝に役立つ画期的なツールになる。(中略)科学的厳密性をもって細部に至るまで再現することによって、スンギール人の姿を共有できる」と述べています。

3D VR facial reconstruction of 30 000 y. o. Homo sapiens from Visual Science on Vimeo.

『VRScience』はモバイルVRで視聴可能で、Google Playにてアプリ配信を行なっています。また、ブラウザから視聴することもできます。Visual Scienceはこの他にも複数のVRコンテンツを制作しており、たとえばジカウイルスをVRアニメーション化した作品を公開しています。同社の公式サイトから視聴可能です。

(参考)
VRScout / This VR App Reconstructs 30,000-Year-Old Homo Sapien Faces in 3D(英語)
https://vrscout.com/news/vr-app-reconstructs-homo-sapien-faces/

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