夏休みの定番と言えば海や山、花火、夏祭り、そしてホラーや肝試し。特にVRでのホラー体験は臨場感が高く、思わずVRヘッドセットを外してしまう人もいるほど。そんなVRホラーがこの夏、名古屋にある「オアシス21」に設置されます。
設置されるのはVRヘッドセットを装着して40mを自由に歩き回れる恐怖(ホラー)VRアトラクション「つなぐ」。手をつないで、二人でプレイするVRアトラクションです。
場所はオアシス21の銀河の広場東側にある特別会場。期間は8月8日から9月2日、11時から19時まで。体験費用は二人一組で1,500円、前売り割引およびリピーター割引は1,300円です(一人でも体験可)。
このイベントを主催する「恐怖VRアトラクション つなぐ」実行委員会によれば、雲の上の高所や暗闇の洋館、殺人鬼が徘徊する建物など、様々なタイプの“恐怖体験”を取り揃えているとのこと。制作はVRホラー体験「The 井戸」やVRホラーゲーム「ChainMan」などこれまでもVR×ホラーの組み合わせに挑戦してきたを開発した株式会社桜花一門が担当しています。
二人一組で体験。一人はVR、もう一人は現実
恐怖VRアトラクション「つなぐ」は二人一組でプレイすることが特徴。一人はPCやスマホを使わない一体型のVRヘッドセットMirage Soloを装着し、もう一人はVRヘッドセットをつけている人と手をつなぎます。手から伝わってくる相手の恐怖の感情や、手がつなげる至近距離から聞こえてくる声や悲鳴により、体験していない人にも「怖がっている人を間近で見る」という楽しみ方ができます(一人でも体験可能です)。
「つなぐ」では途中でVRヘッドセットを装着する人を交代するため、その際の会話やリアクション、「何を見たか、どんなことが起きたのか」を共有することにより、純粋なマルチプレイのVRアトラクションとは一風変わった体験を加えています。
驚かす系のホラーからアクション要素の強いものまで
Mogura VRの記者は、一般公開に先駆けて「つなぐ」の体験取材を行いました。
40m直線で、1コンテンツ10mの4コンテンツを2人1組で体験していきます。交代してもしなくてもいい設計になっており、まさに開発の意図通りにそのときの状況次第で話し合いながら進んでいきます。交代をせずに1人で4つ全てのコンテンツをやりきっても構いません。1プレイは通しで順調に進めば5分ほど。4レーン用意されているため、同時に4組が体験できます。
スタート地点に貼ってある足型マークに揃え、VRヘッドセットを被るとメッセージが浮かび、歩きだすことでスタートします。(コントローラーなどは使いません)歩くときは2人1組で、被らない方の人が手をつないで誘導します。
コンテンツは、洋館や殺人鬼のいる建物などのいわゆる「ホラー」なものから、雲の上の天空では、白い箱が空の上で浮かび動いている中をゴールまでジャンプして進んでいく、という演出も。箱は前後に動くもの、上下に動くものなど種類があり、踏み外せば落下します。「アクションゲームの主人公になったような楽しい体験」だったとのこと。
今回の体験は東京で用意された空間で行いましたが、実際に展示される際は、半屋外のようなスペースになります。この暑さの中でVRヘッドセットの蒸れなども気になるところです。
取材を行った記者によれば、「(記者自身は)ホラーには強いため、つないだ手は、VRには本来見えないものが触覚で感じられるためやや違和感があった」とのこと。ホラーに弱い体験者にとっては、唯一の支えとなりますが人により感じ方は変わりそうです。
「つなぐ」は、8月8日から9月2日の期間限定で毎日11時から19時まで体験可能です。
イベント概要
イベント名 |
恐怖VRアトラクション「つなぐ」 |
日時 |
2018年8月8日~9月2日 11:00~19:00 |
場所 |
〒461-0005 |
アクセス |
・電車 |
体験費用 |
通常……1,500円(二人一組) |
前売りチケット購入 |
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公式サイトURL |
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主催 |
「恐怖VRアトラクション つなぐ」実行委員会 |
協力 |
栄公園振興株式会社 |
問い合わせ |
事務局TEL:090-6766-8438 |
備考 |
・小学生以下は入場不可 |