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ゲーム・アプリ 2021.08.15

PSVR向けステルスアクション「嵐: 罪の城」発売、「Lone Echo Ⅱ」延期―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(8月8日~8月14日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は8月8日~8月14日の関連ニュースが対象です。

目次

1. 2015年発売の航空機サンドボックスゲーム「SimplePlanes」のVR版が発表
2. 封建時代の日本が舞台の新作ステルスアクション「嵐: 罪の城」PSVR向けに発売
3. 常夏の島をジェットパックで飛び回るVRパーティゲームが発表
4. 無重力VRアドベンチャー「Lone Echo」続編が発売延期
5. 10m×10mの広い環境で戦うVRFPS「Space Pirate Arena」が近日発売予定

2015年発売の航空機サンドボックスゲーム「SimplePlanes」のVR版が発表

2015年にSteamで発売されたサンドボックスゲーム「SimplePlanes」のVR版、「SimplePlanes VR」が発表されました。2021年後半にSteamのほか、Oculus StoreでOculus Quest/Quest2版が発売予定です。Steamではストアページも開設されていますが、PC版の対応ヘッドセットについては執筆時点で未発表となっています。

「SimplePlanes」は実在する航空機から、プレイヤーが独自にデザインした航空機まで自由自在に作成可能なシステムが特色のサンドボックスゲーム。


(オリジナル版「SimplePlanes」)

作成した航空機を専用のフォーラム上に公開する機能も備わっており、他のプレイヤーから評価をもらったり、データをダウンロードして使ってもらうといったことができます。逆もまた然りで、ダウンロードした航空機をAIに操作させ、ドッグファイトやレースを楽しんだり、プレイヤー側が独自に改良を加えるのも可能。遊び方は無限大で、発売から6年以上が経った現在においても高い評価を維持し続けています。

VR版では航空機の作成機能は廃止。代わりにフォーラム上で公開された50万近くのカスタム航空機を操縦し、レースやドッグファイトを楽しめるようになっています。航空機のデータは専用のWEBサイトからダウンロードする形式になるとのこと。また、操作やインターフェース周りもVR向けに再設計されているほか、視点も1人称から3人称の好みの設定で楽しめる設計になっている模様です。

なお、Quest版に関してはOculus Storeでの正式販売になるのか、「App Lab」経由になるのかについては執筆時点で不明。PC版の対応ヘッドセットも含め、今後の続報が待たれるところです。

(参考)UploadVR、Steam

封建時代の日本が舞台の新作ステルスアクション「嵐: 罪の城」PSVR向けに発売

PlayStation VR(PSVR)向け新作VRゲーム「嵐: 罪の城」が2021年8月10日、PlayStation Storeで販売開始となりました。価格は税込3,630円。PlayStaiton Moveモーションコントローラ専用タイトルで、プレイに当たっては2本必須となります。また、CEROレーティングはZ(18歳以上のみ対象)です。

「嵐: 罪の城」は封建時代の日本を舞台にしたVRステルスアクションゲーム。プレイヤーは由緒ある「嵐家」の末裔にして、エリート忍者の「筧志郎」に扮し、悪の浪人軍団「伊賀の六鬼衆」に占拠された城の奪還に挑みます。

正面から敵を葬る、光と影を駆使して欺いて潜り抜けるといった、全てがプレイヤーの判断に委ねられた豊富な選択肢、ステルスアクション特有の戦術性の高さが特徴。任務には連れの狼である「ハル」も同行し、指示を出すと直接敵を倒しに行ってくれたりなど、潜入を支援してくれます。また、従妹である「綾音」も進むべき道を案内してくれたりと、プレイヤーこと筧志郎を手助けしてくれるようです。

本作は2021年6月、PlayStation Blogにて開始された「PlayStation VRスポットライト」で発表された新作のひとつ。当時は「Arashi: Castles of Sin」の名でしたが、日本語版は邦題に改められ、登場人物名も漢字で表記されるローカライズが行われています。

ソフトウェア概要

タイトル

嵐: 罪の城

発売・開発元

ENDEAVOR ONE, INC.

対応プラットフォーム

PlayStation 4、PlayStation 4 Pro、PlayStation 5

対応コントローラ

PlayStation Moveモーションコントローラ専用(2本必須)

プレイ人数

1人

価格(税込)

3,630円(PlayStation Store

CERO

Z(18歳以上のみ対象)

(参考)PlayStation Store

常夏の島をジェットパックで飛び回るVRパーティゲームが発表

新作VRゲーム「Jetpack Vacation(ジェットパック バケーション)」が2021年10月20日、Steamで発売予定です。対応ヘッドセットはOculus Rift(Rift S)、HTC Vive、Valve Index、Windows Mixed Reality。Steamのストアページによると、日本語を含む29言語に対応しています。

「ジェットパック バケーション」はその名の通りにジェットパックで空を飛び、舞台となる常夏の島で様々なミニゲームを楽しむVRパーティゲーム。ミニゲームは「ターゲットプラクティス」、「ジェットパックサッカー」、「ジェットパックレーシング」の3種類が収録されていて、いずれもオンラインのマルチプレイで世界中のプレイヤー同士との対戦が楽しめます。

各ゲームのルールも島に隠された的を探して撃つ、巨大なサッカーボールを空を飛びながら蹴り飛ばして相手のゴールに入れる、規定されたルートで相手との飛行競争をするといった、ジェットパックの題材と絡めた個性的な内容。また、的を撃つ「ターゲットプラクティス」はシングルプレイにも対応していて、己の限界に挑むやり込みが楽しめます。このほか、舞台となる島を自由に飛行しながら観光するモードも用意されていて、存分に空を飛び回るひと時を味わえます。

本作は発売に向けたオープンベータテストも実施中。専用のDiscordサーバーにアクセスするだけで無料のSteamキーをもらえます。
飛行アクションの雰囲気などはPlayStation VR(PSVR)向けに発売された「マーベル アイアンマンVR」に近いため、同作を楽しんだ方には要注目と言える新作。ジェットパックで空を自由に飛び交うコンセプトに惹かれた方も要チェックです。

(参考)VRFocusSteam

無重力VRアドベンチャー「Lone Echo」続編が発売延期

2021年8月24日(※日本時間8月25日)発売予定のVRアドベンチャーゲーム「Lone Echo Ⅱ」の延期が発表されました。新たな発売日は2021年内で、具体的な日程は明かされていません。

開発のReady at Dawnがブログで明かしたところによれば、開発チームが望む品質レベルへの到達にさらなる時間が必要となったため、今回の延期が決断されたとのこと。夏から年内へと大きく予定が変更されたのもあり、発売は早くて秋、遅くて冬頃になる可能性が推測されます。また、英メディアVRFocusは新たな発売日と新情報が「Facebook Connect」で発表されるかもしれないと報道。執筆時点で2021年度の「Facebook Connect」の開催と日時は発表されていませんが、もし昨年同様に秋開催の場合、新しい発売日に関する発表があるかもしれません。今後の発表が待たれるところです。

「Lone Echo Ⅱ」はアンドロイドのジャック、女性宇宙飛行士のキャプテン・オリビア・ローズのコンビが未来の宇宙を舞台に壮大な冒険を繰り広げるVRアドベンチャーゲーム。Oculus Riftプラットフォーム専用タイトルとなりますが、「Oculus Link」もしくは「Air Link」の利用でOculus Quest/Quest2でもプレイ可能です。
基本的な作りは2017年発売の前作「Lone Echo」を踏襲しており、さらに衝撃的で壮大な冒険が繰り広げられる内容に進化を遂げている模様です。

なお、続編の発売を記念した前作の期間限定セールキャンペーンが7月22日より開催中ですが、こちらは当初の予定通り8月25日で終了する模様。ただし、執筆時点でキャンペーンについての発表がないため、今後突然終了する可能性も考えられます。

(参考)VRFocusReady at Dawn公式ブログ

10m×10mの広い環境で戦うVRFPS「Space Pirate Arena」が近日発売予定

Oculus Quest(Quest 2)向けに開発が進められているVRFPS「Space Pirate Arena」。開発を担当するI-Illusionsは、本作が近日中に発売されることを発表しました。

「Space Pirate Arena」は、2017年に発売されたVRシューティングゲーム「Space Pirate Trainer」のスピンオフに当たる完全新作。「ウェーブ」ごとに襲い来るドローンを迎撃する前作から一転、広大なフィールドを移動しながら敵との銃撃戦を展開していくVRFPSとなっています。

最大の特色はゲームプレイ時に10m×10mの広いスペースが必須となること。実際にプレイヤー当人がスペース内を移動することによってゲーム内のキャラクターも動く仕組みになっているようで、コントローラ単体で完結しない独自の銃撃戦が楽しめるようになっています。マルチプレイにもローカル限定で対応しており、他のQuest本体を持つプレイヤー同士とでスペース内を動き回りながら銃撃戦を楽しめます。

ただし、広いスペースの中央に立った際に接続が安定するのか否か、技術要件周りでは明らかにされていないところが複数残されています。発表当時のティザー映像では、ノートPCをWi-Fiアクセスポイント兼ローカルサーバとして用いていましたが、それと同じことが製品版でも要求されるのか。今後の発売に向けた詳細の公表が注目されるところです。

(参考)VRFocus


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