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ゲーム・アプリ 2021.11.21

「Clash of Chefs VR」ハンドトラッキング対応、「Topgolf with Pro Putt」大規模アプデ―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(11月14日~11月20日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は11月14日~11月20日の関連ニュースが対象です。

目次

1. PSVRで発売されたVRアドベンチャー「Winds & Leaves」PC版が12月にSteamで発売
2. 対戦型VR料理アクション「Clash of Chefs VR」Quest版がハンドトラッキングに対応
3. 深海が舞台のVRインタラクティブアドベンチャー「Biolum」11月発売
4. VRテーブルトークRPG「Demeo」第3のダンジョンを追加する最新無料アプデが発表
5. VRゴルフ「Topgolf with Pro Putt」大規模アプデ実施、タイトル名も「GOLF+」に
6. VRジェットパックパーティゲーム「ジェットパック バケーション」発売

PSVRで発売されたVRアドベンチャー「Winds & Leaves」PC版が12月にSteamで発売

2021年7月27日にPlayStation VR(PSVR)版が発売されたVRアドベンチャーゲーム「Winds & Leaves」のPC版が12月9日、Steamで発売となることが発表されました。ストアページも開設済みで、それによると対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。PSVR版同様、日本語に対応しています。

(PSVR版のトレイラー)

「Winds & Leaves」は荒廃した大地を舞台に、緑を取り戻すことに挑むVR探索アドベンチャーゲーム。プレイヤーは「ガーデナー」と呼ばれる者に扮し、植物の成長を促進させる古代技術を駆使して植林を行っていきます。植林を行った土地は森に成長し、やがて探索における拠点へと発展。行動範囲も広がって、より多くの場所で植林を行えるようになっていきます。

また、世界各地には古代のガーデナーたちが建造した「Outpost」と呼ばれるものも存在し、覚醒させるとプレイヤーが新しい能力を習得。探索と植林がやり易くなる恩恵が得られます。他にも天候に応じた地形の影響、植林の過程で手に入れたフルーツの収穫と新しい品種の開発といった、自然をテーマにした作品なりの独自要素が満載。

開発のTrebuchet Studioによれば、PCVR版はビジュアル全般が強化。さらにルームスケールのトラッキングにも対応し、より快適に探索と植林が楽しめる作りになるようです。

(参考)UploadVR、Steam

対戦型VR料理アクション「Clash of Chefs VR」Quest版がハンドトラッキングに対応

対戦型料理アクションゲーム「Clash of Chefs VR」の最新無料アップデートが配信されました。対象となるのはOculus Quest(Quest 2)版で、このアップデートを適用することにより、ハンドトラッキングでゲームを楽しめるようになります。

「Clash of Chefs VR」は、お腹を空かせた客たちに料理を作りつつ、その腕前と注文までの速度を競い合う対戦型の料理アクションゲーム。店内の状況や客の動向などの情報を確かめ未払いつつ、具材を切ったり、料理を作っていく戦略的で焦燥感を煽り立てるゲームプレイを売りとしています。

ハンドトラッキングの対応により、食材を直接掴んで取る、現実さながらの操作スタイルが実現しました。また、手の平にケチャップなどの調味料を垂らし、染まった手で食材を掴んで味を付けることも可能に。ピザの生地を広げるための土台にすることもできるようで、これまで以上に荒唐無稽な料理作りが実践できるとのことです。一連のハンドトラッキング操作については、アップデート配信と同時に開発のFlat Hill Gamesが紹介映像を公開。ハチャメチャな様子が確かめられますので、興味のある方はご視聴ください。

(参考)UploadVRVRScout

深海が舞台のVRインタラクティブアドベンチャー「Biolum」11月発売

新作VRゲーム「Biolum」が2021年11月にSteamで発売予定です。「Biolum」は深海に広がる洞窟を舞台とした、ストーリー重視のVRインタラクティブアドベンチャー。プレイヤーはベテランダイバーの主人公「レイチェル」に扮し、動植物に甚大な害を及ぼす発行性の寄生虫の脅威から逃れるため、単身、洞窟内部を探索し、脱出の手がかりを探っていきます。

https://www.youtube.com/watch?v=r-G1m20rsmo

対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語には未対応となっています。

深海が舞台であるなりの暗黒に満ちた風景と、そこに生息する生物たちの神秘的な美しさによって表現された、未知の恐怖感が最大の特色。基本的にストーリーを追うことに終始するゲーム要素控えめの作りで、ボリュームも30分程度と短め。しかしながら、相応にプレイヤーをあっと言わせる演出が満載で、衝撃的な体験に完成されているとのことです。

また、ストーリーはフルボイス。映画「さざなみ」にてケイト・マーサー役を演じたシャーロット・ランプリング、アメリカのSFテレビドラマ「エクスパンス -巨獣めざめる-」でナオミ・ナガタ役を演じるドミニク・ティッパーが声優として出演しています。

(参考)UploadVR、Steam

VRテーブルトークRPG「Demeo」第3のダンジョンを追加する最新無料アプデが発表

SteamOculus Storeにて発売中のVRテーブルトークRPG(TRPG)「Demeo(デメオ: ダンジョン アドベンチャー)」の最新無料アップデート、「Roots of Evil」が2021年12月16日に配信されます。

「Roots of Evil」に関する情報は執筆時点で、公式Twitterのアートワークに限定されますが、そこから読み解くに、森が舞台の第3のダンジョンが追加される模様。また、「吟遊詩人」なるキャラクターが登場するとのことですが、これが新しい職種(クラス)を指すのか、あるいはダンジョン探索中に妨害行為を仕掛けてくる存在なのかは不明です。直近のアップデートで中断セーブ機能が搭載されて以降、初となる新ダンジョン追加ということで、難易度の高い内容になるのか否か、今後の詳細発表が注目されます。

「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」は個性豊かな職種(クラス)を選んで4人パーティを編成し、ダンジョンの探索と敵との戦闘を繰り広げていくVRTRPG。行動実施の際にダイスを振るという、古典的なTRPGを現代風に翻案したゲームシステム、VRと非VRプレイヤー同士で楽しめるオンライン対応のマルチプレイを売りとしています。

(参考)UploadVR「Demeo」公式Twitter

VRゴルフ「Topgolf with Pro Putt」大規模アプデ実施、タイトル名も「GOLF+」に

Oculus Quest(Quest 2)向けに発売中のVRゴルフゲーム「Topgolf with Pro Putt」。その大型無料アップデートが2021年11月17日に実施されました。のアップデートはOculus Quest 2専用のもので、初代Questには非対応(対象外)となります。また、このアップデートと同時にタイトルも「GOLF+」へと改題されました。

アップデート前の「Topgolf with Pro Putt」は、開放的な自然環境下でゴルフを思う存分に楽しむVRスポーツゲーム。傾斜に合わせて転がるゴルフボールのリアルな挙動、フレンドを招待してのプライベートな対戦プレイ(マッチプレイ)機能を特色としています。

(MoguLive編集長すんくぼによる紹介動画)

グリーン上の得点エリアを目指してスイングし、総合得点を競い合う「TopGolf」、様々なホールを巡る「パターゴルフ」の2種類が楽しめましたが、本格的なゴルフが体験できるモードは未収録。総じて、気軽に遊べることに焦点を当てた作りになっていました。

アップデート後の「GOLF+」では、ついに本格的なゴルフが楽しめるように。ドライバー、アイアンなどのゴルフクラブを使い分けながらボールを打ち、個性豊かな18ホールを巡っていきます。また、新コンテンツとして「ソーシャルクラブハウス」が新たに追加。ショットの練習に集中できる「ゴルフレンジ」のほか、他のプレイヤーとの交流も楽しめるようになっています。

さらに12月には、全米プロゴルフ協会(PGA)との提携により、アメリカ・ケンタッキー州の「バルハラゴルフクラブ」といった現実世界のコースがアップデートで追加予定。他にPGA監修によるトレーニング機能の実装も今後予定しているなど、本格的なVRゴルフゲームを目指した取り組みが続いていくとのことです。

前述の繰り返しになりますが、この一連のコンテンツは初代Questでは非対応のため、体験できません。もし、体験したい場合はQuest2への乗り換えが必須です。

(参考)UploadVROculus Store(Developer Post)

VRジェットパックパーティゲーム「ジェットパック バケーション」Steamで発売

2021年11月18日より、Steamで「ジェットパック バケーション」が販売開始となりました。価格は税込1,010円。ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityに対応しています。また、タイトル名およびストアページの紹介文は日本語に訳されていますが、ゲーム内の字幕は英語のみ対応となっています。

「ジェットパック バケーション」はジェットパックで空を自由に飛び回りながら、常夏の島で様々なミニゲームを遊んで楽しむVRパーティゲーム。ミニゲームは「ターゲットプラクティス」、「ジェットパックサッカー」、「ジェットパックレーシング」の3つを収録。

いずれもオンラインに対応しており、世界中のプレイヤーと一緒に白熱の対戦が楽しめます。ミニゲームの内、「ターゲットプラクティス」についてはシングルプレイにも対応し、どこまで得点を伸ばせるかに挑む古典的なやり込みプレイが楽しめます。ほかにも観光モードが搭載されていて、舞台となる島を自由に飛行しながら存分に空を飛び回ることも楽しめます。

今回の製品版発売と同時に特別セールも実施。11月26日の午前2時頃までは33%割引の税込676円で販売されます。ジェットパックで自由に空飛び、遊び回るコンセプトと「マーベル アイアンマンVR」風のプレイスタイルに興味を抱いた方はぜひ、お試しください。

ソフトウェア概要

タイトル

ジェットパック バケーション

発売・開発元

Tourism Infinity

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality

プレイ人数

1~6人

価格(税込)

1,010円(Steam)

(参考)Steam


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