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業界動向 2020.10.05

Oculus Quest 2人気か、北米で品薄に。ソニーが新ハンドコントローラーの特許出願 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.発売近づくQuest 2、北米ではすでに品薄気味?(09.27)
2. 「PSVR2」用か? ソニーが新ハンドコントローラーを特許出願(09.28)
3.アップルが「AR体験共有アプリ」の特許取得。将来のインタラクティブARゲームなどを視野に(09.25)
4.触覚デバイスのHaptX、大学から150万ドルの助成金 “全身力触覚”目指す(09.30)
5.VR手術トレーニングのOsso VRが1,400万ドル調達 コロナで導入急増(09.24)
6.視線追跡や心拍センサー搭載、VRヘッドセット「HP Reverb G2」に上位版登場(10.01)
7.【Sponsored】VR集合研修・リモート現場支援のノウハウを学ぶ 無料のオンラインセミナーが開催(10.01)

発売近づくQuest 2、北米ではすでに品薄気味?(09.27)

VRヘッドセット「Oculus Quest 2」の予約販売は好調な滑り出しをみせているようです。アメリカ国内向けの出荷では、すでに品薄となっている模様です。米メディアRoad to VRが報じた予約リスト(在庫の状況)では米で約3週間、カナダは約1ヵ月の入荷待ち、英や台湾ではQuest2(256GB)の出荷が1週間以上かかるとしています。

【Topics】
・国内向け公式サイトは10月15日(木)に配送予定(2020年9月26日時点)
Amazon発売は10月13日。ヨドバシカメラは「発売日以降のお届け」。GEOは「発売日午前中にお届け
・OculusとFacebookのアカウント統合問題で、独は全VRヘッドセットが注文不可に。韓国も同調か?

2021年終売のOculus Rift S、QuestとQuest 2徹底比較などフェイスブックのOculusデバイスについてまとめています。

「PSVR2」用か? ソニーが新ハンドコントローラーを特許出願(09.28)

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、新型ハンドコントローラーなどの特許を出願しました。デバイスの向きや位置を認識する6DoFに対応したセンサーや、フィンガートラッキング技術の導入など、トラッキング処理精度の向上が目的と思われます。今特許の製品化は不明ですが、実装された場合、PSVR2はOculusなどのヘッドセットに近づくと推測されます。

【Topics】
・特許関連ページはこちら
・VALVE INDEX(バルブ・インデックス)のコントローラーに近い形状
・PSVR2と思われるVRヘッドセットはトラッキングにインサイドアウト形式を採用か?

「PSVR2」の最新情報や発表についてはこちらをどうぞ。

アップルが「AR体験共有アプリ」の特許取得。将来のインタラクティブARゲームなどを視野に(09.25)

アップルのAR体験共有アプリ関連の特許が、米国特許商標庁(USPTO)に認可されました。深度データを活用し、画像や動画にAR要素を加えたり、ユーザー同士でAR体験をシェアする仕組みで、AR体験共有アプリ向けの複数の技術を含む特許となっています。アップルが拡張メディアを前提とした、ゲーム等への活用を想定した特許と思われます。

【Topics】
・拡張メディアでユーザー体験を向上するシステムや手法、GUIの内容を含む
・今回公開された特許はUSPTOのサイトで閲覧・ダウンロード可能
・特許は2019年9月に出願、2020年9月22日付けで特許取得

アップルの特許やARグラス開発にまつわる詳細記事はこちらです。

触覚デバイスのHaptX、大学から150万ドルの助成金 “全身力触覚”目指す

(09.30)

VR触覚デバイス開発のHaptX社は、アメリカ国立科学財団から150万ドル(約1億6,000万円)の助成金を受けました。産業向けに全身力触覚ソリューションに取り組む「ForceBot」プロジェクトに対するもので、全身の動きや触覚を体感しながら、VR空間内を移動する世界初の全身力触覚フィードバックシステムの実現を目指します。

【Topics】
・ForceBotはバージニア工科大学・フロリダ大学との共同プロジェクト
・触覚グローブ「HaptX」を開発。2019年には日産がVRシミュレーションを導入
・英医療VRスタートアップFundamentalVRと提携し、手術用手袋を開発

日産での触覚デバイス導入事例、約13億円の調達など、HaptX関連の記事をまとめています。

VR手術トレーニングのOsso VRが1,400万ドル調達 コロナで導入急増(09.24)

米VR手術トレーニングのOsso VR社は、1,400万ドル(約14.7億円)の資金調達を行いました。同社のシステムは20か国の医療実習に採用、従来の訓練手法の2倍以上の学習効果が示されており、新型コロナ下の教育ツールとして需要が急増しています。

【Topics】
・J&JにVR教育コンテンツも提供。実技のヒントや注意点をレクチャー
・医療器具トレーニングの市場規模は、約30億ドルから50億ドルの見通し
・資金調達には米カイザーパーマネンテ傘下投資機関他、ベンチャーキャピタルらが参加

米大学が立証した効果などVR手術シミュレーション「Osso VR」の記事はこちらです。

6.視線追跡や心拍センサー搭載、VRヘッドセット「HP Reverb G2」に上位版登場(10.01)

HPは「HP Reverb G2 Omnicept Edition」を公開しました。VRヘッドセット「HP Reverb G2」の上位版で、目の動きを追跡するアイトラッキングや、唇や表情の動きをとらえ、アバターの表情に反映できるフェイスカメラ、心拍センサーを搭載しています。

VR開発者や企業向け利用を想定し、価格未定、2021年春に発売の予定です。また専用SDK「OMNICEPT SDK」も発表されています。

【Topics】
・Omnicept Editionの各種センサー機能で、ユーザーの行動データ取得が可能に
・専用SDK「OMNICEPT SDK」は無料。企業開発利用は有償ライセンス購入が必要
・ヘッドバンド後部に留め具が追加も、デザインや性能はHP Reverb G2とほぼ同じ

日本HPのVRヘッドセット「HP Reverb G2」、MRヘッドセット「Reverb G2」関連記事はこちらです。

7.【Sponsored】VR集合研修・リモート現場支援のノウハウを学ぶ 無料のオンラインセミナーが開催(10.01)

株式会社ポケット・クエリーズは産業向けxRの活用オンラインセミナーを開催します。
遠隔集合研修コンテンツ作成ツール「iVoRi 360 トレーニング」を使い、テレワークでも可能なVRやタブレット端末で行う研修方法や、360度遠隔現場支援ツール「iVoRi 360 遠隔現場支援」を使った遠隔現場支援向けのコンテンツ作成について公開します。

【Topics】
・セミナー概要。10月8日(木)・15日(木)16:00~16:30。会場Zoomウェビナー、参加費無料
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