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業界動向 2019.03.11

任天堂がついにVR市場参入、 MWC会場から見た「5G×VR」のゆくえー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.任天堂がついにVRへ、「Nintendo Labo: VR Kit」4月12日発売 ニンテンドースイッチでVR体験(03.07)
2.5GでVRはどう変わる? MWC各社の展示から見えたその道筋(03.04)
3.大日本印刷とエクシヴィ、バーチャルキャラクターが接客するサービスを開発(03.05)
4.圧倒的な超高解像度VR、ライバルは“意外な巨人”? Varjo体験レポ&CEOインタビュー(03.05)
5.Oculus “Rift S”で「指トラッキング」実現か? その4つの理由(03.04)
6.【PR】避難訓練をVRで“自分ごと”に、リアルで緊張感のある「VR現場体感訓練システム for 防災」

任天堂がついにVRへ、「Nintendo Labo: VR Kit」4月12日発売 ニンテンドースイッチでVR体験(03.07)

任天堂株式会社は、「Nintendo Labo」シリーズの新作Nintendo Labo: VR Kit(ニンテンドー ラボ VRキット)を4月12日に発売します。段ボール製の工作キット「Toy-Con(トイコン)」を組み立て、Nintendo Swtich(ニンテンドースイッチ)と組み合わせることで複数のVR体験ができます。

【Topics】
・Nintendo Switchと組み合わせてVR体験が可能
・フルセットの「標準パッケージ」と簡易な「ちょびっと版」の2種発売
・手持ち操作で頭への着脱の手間なし
・対象年齢は7歳以上、眼科学・視覚研究の専門家が監修し安全性強調

5GでVRはどう変わる? MWC各社の展示から見えたその道筋(03.04)

スペイン・バルセロナで2月25日から開催されたモバイル技術の展示会、

MWC 2019(Mobile World Congress 2019)。MWCでは次世代の高速通信・5Gが大きくフィーチャーされ、会場のいたるところで5Gに関する展示が見受けられました。

この「大容量・低遅延」を謳う5G活用の用途として、VRが注目されています。Mogura VR Newsでは、各社が5Gを使い「VRがどのように変わるのか」を示す展示を詳細にレポートしています。

【Topics】

・LGは5G対応スマートフォン向けのVR動画配信サービスやARアプリを展示
・インテルは8KのVR用360度動画を遅延なくストリーミング配信
クアルコムは5Gによって変わるVRの姿を複数示している
・HTCはPC向けVRコンテンツを一体型VRヘッドセットで体験できるシステムを紹介

大日本印刷とエクシヴィ、バーチャルキャラクターが接客するサービスを開発(03.05)

大日本印刷株式会社(DNP)は、小売店舗や商業施設においてバーチャルキャラクターが接客やデモを行うサービスのプロトタイプを発表しました。株式会社エクシヴィの「バーチャルキャラクターを遠隔操作し、リアルタイムに接客できるシステム」を活用し、両社による共同開発となります。

【Topics】
・バーチャルキャラクターによる店舗での接客サービス
・小売業界の店舗販売員の人手不足解消に期待
・“コト体験”を生活者に訴求し、ECとの差別化を図る
・表示ディスプレイはDNPが開発した透明スクリーンを使用

3Dアバターを利用した「バーチャル接客/バーチャル販売員」に関するMogura VR News / MoguLiveの記事はこちらから。

圧倒的な超高解像度VR、ライバルは“意外な巨人”? Varjo体験レポ&CEOインタビュー(03.05)

フィンランドのVRスタートアップ・Varjo(ヴァルヨ/ワルヨ)は、2019年2月にPC接続型のVRヘッドセットVR-1を発売しました。VR-1は同社の独自技術を用いており、従来のVRヘッドセット(HTC VIVE ProやOculus Rift等)の約20倍の解像度を実現、人間の目と同等レベルの解像度でVRを体験できるヘッドセットです。

今回Mogura VR NewsはVR-1による“人の目レベル”のVRを体験。同時に、Varjo社CEOであるニコ・エイデン(Niko Eiden)氏に話をうかがいました。

【Topics】
・“人の目レベル”のVRは衝撃的な体験
・VR-1の超高解像度は視界の中心約30度程度に限定、今後は拡張を予定
・Varjoが目指しているのはVRではなくMR(複合現実/Mixed Reality)
・現実にCGを重ねるMRではなく、現実“の超高解像度映像”にCGを重ねるMRに照準
・今後2019年末までに「MRモジュール」を発売予定、日本企業と提携し開発中

Oculus “Rift S”で「指トラッキング」実現か? その4つの理由(03.04)

 PC向けVRヘッドセット「Oculus Rift」のアップグレード版としてリリースが噂される「Oculus ”Rift S”」。このデバイスが、ヘッドセット搭載のカメラを用いた指トラッキングを実現する可能性があると、米メディア・UploadVRは複数のソースから分析しています。

UploadVRは今回の分析で、Rift Sのリリースと同時に指トラッキングが実現するとは結論づけてはいません。将来的にソフトウェアのアップデートで実現する可能性を持っている、というものです。その指トラッキング実現が考えられる背景について、4つの観点から根拠を説明しています。

【Topics】
・背景1:CTOのジョン・カーマック氏による発言
・背景2:長期にわたるフェイスブックの取組
・背景3:機械学習のブレイクスルー
・背景4:競合メーカーの動向
・付録:指トラッキングの持つ可能性

6.【PR】避難訓練をVRで“自分ごと”に、リアルで緊張感のある「VR現場体感訓練システム for 防災」

昨今、VRやARを活用した訓練・教育の導入が国内外で進みつつあります。VRを使用することで、災害や事故といった“直接体験することが難しい状況”も、臨場感をもって体感し、その危険性や訓練の重要性を再認識できます。

日本国内の大手企業でも、このようなVRの活用をソリューションとして提供している企業が存在します。本記事ではNECのグループ企業、NECソリューションイノベータによる「VR現場体感訓練システム for 防災」を紹介しています。

【Topics】
・従来の訓練では難しい、リアルな火災を体験できるVRコンテンツ
・横浜市消防局などが採用、評価の声
・複数人数での同時体験や相互評価も
・企業向けの独自カスタマイズにも対応


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