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【体験レポ】快適さを追求したOculus Rift製品版「Rift」。Crescent Bayから何が変わったのか

9月23日から25日まで、ロサンゼルスではOculus VR社の公式イベントOculus Connect 2が開催されています。
Mogura VRでは、現地にてOculus Connect 2の取材を行っています。

今回は、製品版『Rift』のレポートです。

Oculus Connect2では、開発のノウハウを共有するセッションだけでなく、実際に体験を行うデモコーナーが各所に設けられています。
デモコーナーに配備されているOculus Riftは基本的に全て製品版『Rift』となっています。(一部、外装は製品版だが、IPDの調整機構が搭載されていないものはあり)

DSC_0862製品版Oculus Rift、正式名称『Rift』

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このRiftに最も近いモデルは、先日の東京ゲームショウでも展示されていたプロトタイプのCrescent Bayです。Oculusのブースを訪れて体験し、その体験に衝撃を受けた体験者も少なくないのではないかと思います。

image03製品版プロトタイプCrescent Bay。Riftの体験は、このCrescent Bayの体験を遥かに凌ぐ

とはいえ、Crescent Bayは昨年9月のOculus Connectで発表されていたものであり、Oculus社は既に1年もの間、製品版への改良を行ってきたことになります。

実際に体験してみると、その体験はCrescent Bayを遥かに凌ぐ「快適」なものでした。

Crescent Bayの課題の解決へ

両眼合わせて2K相当のグラフィック、90fpsという高いフレームレート、3Dヘッドホンの内蔵などCrescent Bayで実装された視覚、聴覚に関わる機能はそのままです。

しかしCrescent Bayでは、主に装着感に関する懸念がありました。
・筐体が小さすぎて眼鏡が入らない場合があるor入ってもきつい
・ベルクロのヘッドバンドのため、頭に固定しにくい
・ヘッドホンの位置を調整しにくく、フィット感が小さい
・鼻の部分の隙間が大きく、下から明かりが入ってくる

Crescent Bayの体験でVRとして「快適」と感じた人もいたと思います。しかし、それはあくまでも視覚、聴覚というVRの実装に関する部分で快適だったのみで、製品として販売するには、まだ課題が多く残っています。既に販売されているGear VRでは、視力に応じた焦点距離の調整機能や、密閉感など快適に使用するための工夫が多く見られます。

R321_009_Dynamic4_WhiteサムスンとOculusが共同開発したGear VR

RiftではCrescent Bayから装着感に関する部分で改善が見られたことで、いよいよ製品版として誰もが快適に体験できるものになったという確信できます。

装着したときにRift自体の重さをあまり感じません。それだけ小型軽量化が進んでいます。小型になったとはいえ、眼鏡はすっぽりと簡単に入る構造になっています。また、頭を固定するためのストラップはゴムのような柔らかいプラスチックに変わり、フィット感が向上しています。

DSC_0864

また、ヘッドホンの密着感が増したことで遮音性が上がり外部音は非常に小さくなりました。顔面に当たる部分もフィット感は向上しているため、鼻の部分から光が漏れるということもなくなりました。

DSC_0867

個人差のある瞳孔間距離(IPD)にも対応するために、調整レバーが搭載されたことも大きな変更点です。

細やかなものも含めたこうした装着感の改善が積み重なり、快適さという点が劇的に向上したと考えられます。それは、製品版を体験したあとで、以前のCrescent Bay等の体験に戻りたくないと思うほどでした。2016年第1四半期の発売が非常に楽しみです。

Mogura VRでは、引き続きOculus Connectの取材を行います。

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この記事を書いた人

すんくぼ(久保田 瞬)

慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。VRジャーナリスト。
VRが人の知覚する現実を認識を進化させ、社会を変えていく無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。VR/AR業界の情報集約、コンサルティングが専門。また、国外の主要イベントには必ず足を運んで取材を行っているほか、国内外の業界の中心に身を置きネットワーク構築を行っている。Boothにて書籍「寝転んでNetflixを観ると、 VRの未来が見える」販売中

Twitter:@tyranusii

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