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VTuber 2018.12.21

NHK、アナウンサーをVTuber化!

NHK仙台放送局は、NHKで初めてアナウンサーとマスコットキャラクターをVTuber化し、動画公開を行うことを発表しました。幅広い年齢層にも、番組により親しみを持ってもらうことが狙いです。

VTuber化したのは、宮城県内向けに放送中のニュース番組「てれまさむね」のメインキャスターの真下貴氏と、仙台放送局の人気キャラクター「やっぺぇ」。

NHK仙台放送局によると、局内で8月から本企画を開始、2つのバーチャルモデルを制作。11月には主に学生を対象としたアイデアソンを実施。バーチャルモデルをどのように活用すればより多くの方に動画を見てもらえるか、アイデアを募ったとのこと。

アイデアソンでは約200件のアイデアが寄せられ、その中からミュージックビデオ風の演出が最優秀賞を受賞。今回は、地元仙台在住の人気ロックバンド「MONKEY MAJIK」の楽曲を使ってミュージックビデオ風に仕上げた動画を公開する予定です。演奏したり、踊ったりと、2人のノリノリの動画になっているとのこと。

動画は12月21日(金)19時からNHK仙台放送局のホームページのほか、YouTube、ニコニコ動画などで公開します。このほかにも、コントや体操などを題材にして、2019年3月までに10本程度の動画を公開予定。

動画の最後には「てれまさむね」の番組情報を入れることで、ニュースへの興味を持ってもらう狙いも。そのほか「てれまさむね」内で、VTuberを使った10~20秒程度のショート動画も放送するとのことです。

今回、VTuberになった真下貴キャスターからは、下記の感想を頂くことができました。

「実際にVRゴーグルやモーションキャプチャーを付けて収録をしたのですが、不思議な気分でした。目の前に違う空間が現れたり、私の隣に自然にやっぺぇがいる感じがしました。バーチャル真下アナはかわいいと思います。現実の私とは全く別のキャラクターとして独り立ちしてくれればいいなぁと思っています」

NHKでは、これまで戦争体験者がVTuberとなり実体験を伝える動画なども掲載、2019年1月には、人気VTuberが多数出演する番組「NHKバーチャルのど自慢」の放送も予定。様々な層に訴求できる存在としてVTuberが起用されはじめています。


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