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VRゲーム・アプリ 2023.10.19

「Meta Quest 3」で遊べる! 今後発売予定のVRゲーム期待作まとめ

10月10日より発売中の新型VR/MRヘッドセットMeta Quest 3。それに合わせる形で、「サンバDEアミーゴ:バーチャルパーティー」を始めとするQuest 3の特徴を活かした新たなVRゲームも発売されています。

Quest 3向けには2023年内のほか、2024年以降も多数の新作VRゲームが発売予定です。本稿ではそんなこれから発売される予定の新作VRゲームの中から、特に注目のタイトルをピックアップして紹介します。

目次

1. 「Assassin’s Creed Nexus VR(アサシン クリード ネクサスVR)」
2. 「Asgard’s Wrath 2」
3. 「ゴーストバスターズ: ゴーストロードの覚醒」
4. 「Power Wash Simulator VR」
5. 「SOUL COVENANT(ソウル・コヴェナント)」
6. 「もっと! ねこあつめ」
7. 「クッキーラン:暗黒の夜」
8. 「Stranger Things VR」
9. 「Brazen Blaze(ブレイゼン・ブレイズ)」
10. 「LEGO Bricktales(レゴ・ブリックテールズ)」
11. 「QuantanoID(クオンタノイド)」
12. 「進撃の巨人 VR: Unbreakable」
13.「神椿市建設中。VIRTUAL REALITY」

「Assassin’s Creed Nexus VR(アサシン クリード ネクサスVR)」

ユービーアイソフトの看板タイトルであるステルスアクションゲーム、「アサシン クリード」シリーズのVR向け完全新作。3人の伝説的なアサシンたちの新たな記憶を呼び覚まし、人心掌握の力を得ようと目論むアブスターゴ社の野望の阻止に挑みます。

人混みに紛れて敵の目を欺く「ソーシャルステルス」、高所から飛び降りる「イーグルダイブ」、そして「アサシンブレード」によるステルスキルといったシリーズお馴染みの要素がVRの没入感をプラスし、より一層パワーアップ。それでいて、謎の「革新的な機能」の採用によってVR酔い、高所の恐怖感が軽減されているようです。ゲームの流れもオープンマップ上で移動、戦闘、ステルスを行いながら進めていくという、「アサシン クリード」お馴染みの構成を採用しています。

また、新たな記憶を呼び覚ます3人のアサシンとして「エツィオ・アウディトーレ」(※「アサシン クリードII」「アサシン クリード ブラザーフッド」ほか主人公)、「カサンドラ」(※「アサシン クリード オデッセイ」主人公)、「コナー」(※「アサシン クリードIII」主人公)が登場。彼らにそのままなりきれる体験が味わえるのもセールスポイントであるとのことです。

◇発売日:2023年11月16日
◇公式サイト:https://www.ubisoft.com/en-us/game/assassins-creed/nexus-vr

「Asgard’s Wrath 2」

Oculus Rift(Rift S)独占タイトルとして発売され、120GBを超える容量と40時間超えの規格外なボリュームで話題を集めたVRアクションRPG「Asgard’s Wrath」の続編。Meta Quest 3本体に無料ダウンロード権が付属されているタイトルでもあり、2023年10月10日から2024年1月27日までの購入者であれば、12月15日の発売と同時にプレイ可能となります。

VRゲームとして規格外だったボリュームは前作に引き続き健在で、今回は60時間以上になるとのこと。また、探索のたびに地形などが自動で生成されるエクストラダンジョン「アンチャーテッドリフト」が追加されるなど、やり込み要素も前作以上に充実したものになるようです。

ストーリーは宇宙をバラバラにしようと目論むイタズラ好きの神「ロキ」の追跡に挑むという内容。その途上でプレイヤーは多彩な武器を駆使して、神話の怪物や腕っぷしの戦士たちとの戦闘をこなしていきます。物理演算によるリアルな手触りが表現された各種武器の挙動、それを駆使した多彩で自由な戦闘スタイルといった前作の魅力は健在。グラフィックも開発のSanzaru Gamesいわく、Questシリーズにおいて最も美麗なものを目指して制作されているとのことです。

◇発売日:2023年12月15日
◇公式サイト:https://www.meta.com/jp/quest/asgards-wrath-2/

「ゴーストバスターズ: ゴーストロードの覚醒」

1984年に第1作が上映され、後に続編やリブート版も展開された人気ホラーコメディ映画「ゴーストバスターズ」原作のVRアクションゲームです。ストーリーは本作オリジナルで、サブタイトルにも冠された「ゴーストロード」との戦いに「ゴーストバスターズ」の一員になって挑むというものになっています。

舞台は原作同様にアメリカ・サンフランシスコの街。ゴーストたちとの戦いでも彼らを捕らえる特殊なレーザー発生装置「プロトンパック(レーザーパック)」をメイン武器にして挑むのもお馴染み設定です。他にも「リモート・タレット」、「ゴースト・デコイ」といった最新のガジェットも登場するとのこと。

本編はミッションを攻略していく形で進行し、ゴーストたちとの戦い以外にもパズルの解除といった謎解き要素が用意されている模様です。

他に本編はソロプレイのほか、最大4人まで参加可能なマルチプレイにも対応しています。
発売日は10月27日を予定。Meta Storeでは事前予約も開始され、発売日前日まで9%割引の税込4,990円で購入可能です。

◇発売日:2023年10月27日
◇公式サイト:https://www.ghostbustersvr.com/

「Power Wash Simulator VR」

2022年にPC(Steam)、家庭用ゲーム機版が発売されたお掃除シミュレーター「PowerWash Simulator(パワーウォッシュシミュレーター)」のVR版。プレイヤーは高圧洗浄機を用いる清掃業者になって、舞台となる町の公園、建物、銅像などにこびりついた汚れを洗い落としていきます。

VR版の基本的なゲーム内容はオリジナル版を踏襲。操作周りはVR向けにアレンジされ、Touchコントローラを高圧洗浄機に見立てた直感的なスタイルでお掃除が楽しめるようになっています。

洗浄機のノズル、アタッチメントの交換もその場で可能になったほか、バンの荷台から作業に適した装備を選ぶといったプレイ中の没入感を高める新機能も搭載。手を伸ばしたり、身を乗り出すといった動作もできるとのことです。また、マルチプレイにも対応しており、仲間と協力して洗浄作業に勤しむこともできます。

なお、オリジナル版では「スポンジ・ボブ」、「トゥームレイダー」といった作品とのコラボレーションDLCも展開されていますが、VR版でも同様なDLC展開があるかは本稿執筆時点で不明。ただ、ゲーム内言語はオリジナル同様、日本語に対応するとのことです。

◇発売日:2023年11月3日
◇公式サイト:https://futurlab.co.uk/game/powerwash-simulator-2/

「SOUL COVENANT(ソウル・コヴェナント)」

近未来の荒廃した日本を舞台に、人類と機械の壮絶な戦いを描くVRドラマチックアクションゲーム。仲間の遺体から生み出された武器を用いて、敵との戦いを繰り広げます。

その残酷な設定が異彩を放つダークな世界観とストーリーが特徴です。戦闘シーンは直感的で、両手で大鎌をふるったり、片手でビームを発射したりと、大胆なアクションを楽しめます。ボスとの戦いでは、相手の動きを見切った立ち回りが求められ、遊び応えにフォーカスした設計になっているとのことです。そして、ボス自体の生々しい設定には、プレイヤーの精神面をエグる要素も仕込まれています。

開発はPlayStation Vitaで発売された超魔法バトルアクションゲーム「SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)」のクリエイター陣が担当。「ソウル・サクリファイス」は瀕死状態になった魔物・仲間を救済するか、もしくは生贄に捧げるかでプレイヤーの成長などが変化する過酷かつ、狂気を秘めたシステムを特色としていました。本作も前述のストーリー設定などから、それに引けを取らない”狂気”を秘めたアクションゲームになることが予感されます。

◇発売日:2024年初頭
◇公式サイト:https://soul-covenant.com/jp/

「もっと! ねこあつめ」

スマートフォン(iOS、Android)向けに配信され、好評を博したねこ観察シミュレーションゲーム「ねこあつめ」のVR向け完全新作。PlayStation VR(PSVR)向けに発売された「ねこあつめVR」に続く第2弾となります。基本的な内容はオリジナル版、PSVR版と同じく、自由気ままなねこたちをまったり眺めたり、ねこじゃらしで遊ぶなどしてその様子を観察していくというものです。

今回の第2弾、最大の特徴はMRモードの搭載。ねこたちが現実世界側に現れるようになり、あたかもその場にいるかのような実在感を味わえるようになっています。Meta Quest 3であれば、フルカラーで高解像度になるため、よりいっそうねこたちが身近に。もちろん、ねこじゃらしで遊んだり、お腹をなでるといったお馴染みの動作も可能です。

プレイ環境はジェスチャーコントロールに完全対応し、ねこたちの観察や遊びを快適に楽しめるように設計。仲良くなったねこから「たからもの」を貰うといったコレクション要素もあるなど、やり込みプレイもフォローされているとのことです。

◇発売日:2023年冬
◇公式サイト:https://www.nekoatsume.com/vr/

「クッキーラン:暗黒の夜」

スマートフォン(iOS、Android)向けに配信されているアクションゲーム「クッキーラン」のシリーズ初となるVR向け完全新作。プレイヤーは勇敢なクッキーになり、さまざまな仕掛けが張り巡らされた魔女の城を探検しながら、捕らわれた仲間たちの救出に挑みます。

いわゆる「ラン&ジャンプ」タイプのアクションゲームであるスマートフォン版とは異なり、VR版は舞台となる魔女の城内部の探索に挑むアクションアドベンチャーゲームに一新。それに伴って戦闘、謎解き、ミニゲームといった豊富なイベントが設けられた内容にまとめられています。

また主人公がクッキーであることにちなみ、目の前に広がる視界も15cm程度の大きさを前提にしたものになっています。そのため、人間のキャラクターとなるVRアクションゲームとは一風変わった演出も用意されているようです。

本作はチャプター分割方式で発売。2023年末にチャプター1、2024年にチャプター2以降の展開が予定されています。

◇発売日:2023年末
◇公式サイト:https://freshdoh.studio/jp

「Stranger Things VR」

Netflixにて配信されているSFホラードラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」原作のVRホラーアクションゲーム。原作のドラマ版の敵役である「ヴェクナ」になり、人々の心の中に入り込んで悪夢を呼び起こしながら、「イレブン」(※原作主人公)たちへの復讐に挑むというオリジナルストーリーが描かれます。

禍々しい雰囲気漂う悪夢の世界、テレキネシスを駆使してクリーチャーたちに無慈悲な攻撃を仕掛けていく過酷な戦闘シーンをセールスポイントとしています。イレブン以外にもウィル・バイヤーズ、ビリー・ハーグローブといった原作のキャラクターたちが登場し、彼らの夢や記憶を汚染させられるという”もしも”を体験できるのもそのひとつです。

また、グラフィックおよびエフェクトは原作のイメージビジュアルに少し沿った、コミック調のものが採用されています。

発売日は11月30日を予定。Meta Storeでは事前予約も開始されていて、発売日前日まで10%割引の税込2,690円で購入可能です。

◇発売日:2023年11月30日
◇公式サイト:https://tenderclaws.com/strangerthingsvr

「Brazen Blaze(ブレイゼン・ブレイズ)」

ビルの破壊、敵の粉砕といった現実においてやってはいけないことを存分に味わえる作りを売りとした対戦型アクションゲーム。特徴的なスキルと独自のガントレットを持ったキャラクターを操作し、3対3形式の戦闘に挑みます。

やるべきことはシンプルに対戦相手を吹っ飛ばすこと。その巻き添えで周囲のものに被害が及ぼうがお構いなしという、ヒーローアクション映画や特撮作品さながらの自由な戦いが楽しめます。

敵のひとりを倒す際に発動する”トドメの一撃”も、命中させれば対象を宇宙まで殴り飛ばしてしまうなど、もはやなんでもありの極み。プレイヤーそれぞれの溜まった鬱憤を存分に晴らしてくれる体験が凝縮されているとのことです。

発売日は本稿執筆時点で未定。本作はQuest以外にPCVR(SteamVR)版も発売予定です。

◇発売日:未定
◇公式X(旧Twitter):https://twitter.com/BrazenBlazeVRJP

「LEGO Bricktales(レゴ・ブリックテールズ)」

家庭用ゲーム機、PC向けに発売中のパズルアドベンチャーゲーム「LEGO® Bricktales(レゴ・ブリックテールズ)」のVR版。LEGOブロックで作られた美しいジオラマ内で繰り広げられるストーリーを体験しながら、そこに住まうミニフィギュアたちを助けるため、さまざまなパズルに挑んでいきます。

VR版の基本的なゲーム内容はオリジナル版を踏襲。ジャングル、砂漠、街角といった5つの世界でパズルに挑んでいきます。その進展に応じてスキルが手に入り、さらなる秘密を解き明かせるようになるというシステムも健在です。

操作周りは原作と異なり、左右のTouchコントローラを用いたものに変更。現実でLEGOブロックを扱うのに近い手触りでパズルを解く感覚を味わえるようになっています。

また、Quest 3の売りでもあるフルカラーパススルーにも対応していて、本編のジオラマを現実側にそのまま表示させられます。本当にLEGOブロックで組み立てられたジオラマがそこに置かれているかのような気持ちで、各種パズルを楽しめるとのことです。

発売日は12月7日を予定しており、Meta Storeでは事前予約も開始されています。また、ゲーム内言語は原作同様、日本語に対応します。

◇発売日:2023年12月7日
◇公式サイト:https://www.lego.com/ja-jp/categories/games/bricktales

「QuantanoID(クオンタノイド)」

10メートル強のロボット「QuantanoID(クオンタノイド)」を操縦して、敵との戦いを繰り広げていくVRロボットバトルアクションゲーム。プレイヤーが扮するのはクオンタノイドのパイロットで、コックピット視点で移動から武器による攻撃といった各種アクションをこなしていきます。

「バーチャルキャスト」といったXRアプリの制作実績を持つ株式会社インフィニットループと、VRChatの「『ブラッククローバー』バーチャル展示会」などの企画・制作を務めた株式会社Gugenkaが共同で開発。主題歌はバーチャルシンガーのヰ世界情緒さん、キャラクターデザインはイラストレーターのpopman3580さんが担当します。

2023年9月21日から24日にかけて開催された「東京ゲームショウ2023」にも試遊出展され、それと同時にストーリーモード、3対3の対戦モード、カスタマイズ機能が実装されることが公にされています。また、対応ヘッドセットはMeta Questシリーズに特化しているとのことです。

先行公開されたイメージビジュアルより、ロボットに限らず人間側でも多数のキャラクターが登場することが示唆されていますが、ストーリーの詳細は本稿執筆時点で未公表。今後の公開が待たれます。

◇発売日:未定
◇公式サイト:https://quantanoid.com/

「進撃の巨人 VR: Unbreakable」

人気漫画「進撃の巨人」原作のVRハンティングアクションゲーム。プレイヤーは調査兵団の一員になって、巨人たちとの人類存亡をかけた死闘に挑みます。原作でお馴染みの立体機動装置を駆使した爽快なアクション、等身大の巨人に捕食される恐怖と絶望感を間近で体験できる作りを最大のセールスポイントとしています。開発は「リトルウィッチアカデミアVR」を制作した株式会社UNIVRSが担当。

発売日は今冬を予定。本稿執筆時点で、具体的なゲームシステムやアクションに関する情報は公にされておらず、Meta Storeにもコンセプト映像以外のスクリーンショットが掲載されていません。
ただ、コンセプト映像によれば、広大な箱庭空間状の街中を立体起動装置で舞いながら、巨人たちへの攻撃を仕掛けていく開放感のあるアクションゲームになる可能性が示唆されており、今後の続報が待たれます。

◇発売日:今冬
◇公式サイト:https://aotvrub.com/jp/

「神椿市建設中。VIRTUAL REALITY」

仮想世界「神椿市」で繰り広げられる物語をVR世界で体験できるSFダークファンタジーアドベンチャーゲーム。プレイヤーは「観測者」として「神椿市」に召喚された主人公になり、そこで出会った少女「化歩(かふ)」と共に世界を救う戦いと冒険の旅に出ます。登場するキャラクターは専用の3Dグラフィックとフルボイスによって再現。各キャラクターたちのボイスはKAMITSUBAKI STUDIOの所属アーティストらが担当し、劇中には人気楽曲も登場します。

本作は公式サイトに対応機種未定と記されていますが、9月21日から9月24日に開催された「東京ゲームショウ2023」での出展によれば、Meta Quest向けの展開が予定されているとのこと。また、同イベントでは迫りくる敵に対し、武器を用いて迎撃するアクションシューティング要素があることも明らかになっています。そのことから、単純にストーリーを追いかけていくことに終始しないアドベンチャーゲームになる可能性が予想されます。より具体的なゲームシステムなどの情報を含め、今後の続報が期待される新作です。

◇発売日:未定
◇公式サイト:https://srd.kamitsubaki.jp/game/virtual_reality/


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