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VRゲーム・アプリ 2024.03.04

円谷×東映アニメのMRゲーム「KAIJU DECODE」登場 人気怪獣やロボットが自宅に襲来!?(体験版レビュー)

2月22日、Meta Questシリーズ向けのMRテーブルゲーム「KAIJU DECODE -super multiverse MR(以下、KAIJU DECODE)」がリリースされました。

本作は、円谷プロダクションと東映アニメーションが2021年に公開した短編アニメ「KAIJU DECODE 怪獣デコード」が原作。両スタジオが過去に製作した映像作品から、さまざまなモンスターやロボットが登場するのが特徴です。

2月現在「KAIJU DECODE」は製品版と体験版が配信中。今回は体験版で、どんなMR演出が見られるのか試してみました。

「KAIJU DECODE」の体験版では、ストーリーモードとチャレンジ(スコアアタック)モードが遊べます。すべての操作はハンドトラッキング(手の動き)で可能で、コントローラーは使用しません。

冒頭のあらすじによれば、プレイヤーのいる宇宙は、他の宇宙と繋がってしまっており、「トランス戦士」の侵攻を防ぐために守護神「ウーク」と協力して敵を倒す必要があるとのこと。

「ウーク」を操るためには、まずテーブルに置かれた指輪を装着します。左手で指輪を持って、右の指に通せばOKです。

指輪を付けた後は、「ウーク」と一緒に敵と戦います。画面手前に表示される3つの“ポイント”をタイミングよく叩くと「ウーク」が敵を倒してくれます。リズムゲームに近い要領で遊べます。

ゲームが進むと、1面のボスが登場。なんと正体はアニメ「楽園追放 -Expelled from Paradise」に登場したロボット「アーハン」でした!。「原作では主役寄りだったのに!?」と驚きましたが、襲い掛かってくるので応戦しなければなりません。


(自宅の天井を“ブチ破って”攻撃してきます!)

「アーハン」は、MRを活かして部屋の天井を突き破る形で現れます。見上げると自宅の天井が“宇宙だった”のには(いい意味で)度肝を抜かれました。

ボス戦では、「アーハン」は隕石を飛ばして攻撃してきます。隕石には“カウント”が設定されており、テーブルを叩くと数字が減少。0になったら破壊できます。難易度は意外とシビアで、本気で両手で“タップ連打”して、やっと壊せるぐらいの難しさでした。

「アーハン」を倒すとステージクリア!。体験版はここまでですが、続きはどうなるのか、気になるところ。


(「ウーク」の姿。敵怪獣っぽいけど味方です)

もうひとつのチャレンジモードでは、ストーリー前半の“音ゲー”セクションを遊べます。こちらでは、先ほど戦った「アーハン」を自機として選択できました。スコアボードが用意されているので、上位ランカーを目指しみるのも面白いと思います。


(チャレンジモードではレーンが5つに増加)

遊ぶ前には事前のセットアップが必要

「KAIJU DECODE」を遊ぶためには、プレイ前にQuest本体のMR環境と“バーチャルテーブル”のセットアップが必要になります。


(この画面で「スペースの設定」を選択)

MRに関する設定はホーム画面の設定欄から行います。まずは部屋の壁をコントローラーで指定してQuest側に記憶させた後、家具(テーブル)を配置します。


(今回はベッドの上をテーブルとして設定。使用するスペースを決めます)

テーブルは壁の設定と同じように、コントローラーを使って辺を描いて設定します。配置した場所に「KAIJU DECODE」の“ゲーム本編”が表示される仕組みです。起動後、正しくない(プレイしにくい)場所にタイトルが出た場合は、設定に戻って調整してください。

実は今回、十分なスペースを確保できる机やテーブルがなかったので、ベッドの一部を“テーブル”に設定して遊びました。機能するか心配だったのですが、プレイ感に不自由はありませんでした。「遊びたいけど、デスクはPCが占領している……」といった人は、この方法で遊ぶと良いかもしれません。

「KAIJU DECODE」のストアページはこちら

(執筆:井文)


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