VRリズムゲーム「Beat Saber」にを手がけるBeat Gamesは、ブロックがプレイヤーの周囲360度すべての方向から飛来するモード「360 mode」を発表しました。公開された「360 mode」の映像からは、音楽に合わせてブロックが流れてくるレーンが切り替わり、プレイヤーが身体の向きを変えて対応する様子が確認できます。
事実上の高難易度モード?
「Beat Saber」ではプレイヤーの前方(正面)からブロックが飛来し、それを両手のライトセイバーで斬り裂く、というシステムが採用されています。今回追加が決定した「360 mode」はプレイヤーが対応する方向が増えるため、事実上の高難易度モードであると考えられます。
米メディアRoad to VRの記者は世界最大規模のゲーム見本市E3にて「360 mode」の初期バージョンを試遊。「この新モードは面白く、今までとは異なる体験だ。しかし、360 modeで革新的かつ面白い譜面を作るには、普通のモードよりも時間がかかるだろう」とコメントしています。
Oculus Quest版に先行実装予定、他のVRヘッドセットは?
「Beat Saber」の開発を手がけるBeat Gamesは、「360 mode」を実装する場合、Oculus Quest版に向けて先行実装を予定しているとのこと。これについては「Oculus Questがワイヤレス形式の6DoFトラッキングを実現しているため」と説明しています。確かに、従来のPC接続型VRヘッドセットで「360 mode」をプレイすれば、プレイヤーが体をぐるりと回転させたとき、PCとVRヘッドセットをつなぐケーブルが体に絡まってしまうことは確実です。
しかしながら、同様のモードを他のVRヘッドセットで遊べる「Beat Saber」に導入する可能性は十分考えられます。その場合はケーブルが絡まる問題を解消するべく、プレイヤーの前方180度に限定してブロックが飛んでくるようなシステムになると思われます。言うなれば「180 mode」とでも呼ぶべきものになることでしょう。
現状「Beat Saber」における「360 mode」の具体的な実装予定日やスケジュールは不明です。
(参考)Road to VR
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。