VRコンソーシアムが開催したVR作品のコンテスト、VRクリエイティブアワード2016の授賞式が6月4日(土)に東京御茶ノ水にあるデジタルハリウッド大学にて行われました。
この記事では、各受賞作品を紹介します。各作品の詳細はアワードの公式サイトよりご覧下さい。
最優秀賞
Rez Infinite – Synesthesia Suit
Enhance Games + Rhizomatiks Architecture + Keio Media Design
独自に開発されたスーツ内に装着されている26の振動素子とヘッドマウントディスプレイによる、触覚・視覚・聴覚を同時に体感できるもの。「Rez infinite」の共感覚というコンセプトを体現するために制作されました。振動部分のLEDが点灯する事で体験者以外も視覚で楽しめます。
優秀賞
Hyper medicine for augmented human 人間の能力を拡張する超越医療
神戸大学大学院医学研究科消化器内科
VR・AR、ジェスチャーコントロールにロボット技術を駆使した従来の医療技術を超越するシステム「Hyper medicine」という概念を開発。3Dプリンタとバイオ触感再現技術による臓器レプリカの造形の開発も行っており、より再現性の高い手術シミュレーションとトレーニングを可能にしました。
Border
Rhizomatiks Research / ELEVENPLAY / evala / Takayuki Fujimoto
観客はプログラムで完全に制御された車椅子のような機器に乗り、リアルタイムでダンサーと共に動き回ります。ダンスが始まると観客のヘッドセット内では、AR技術を駆使した映像が映し出され、リアルとバーチャルの区別がつかなくなる表現を楽しめます。
一般投票最優秀賞・ポニーキャニオン賞
HADO
meleap, Inc.
2つの賞を同時に受賞した作品は、AR技術を利用した作品。身体を動かし、「かめはめ波」のような技を技を撃ち合うスポーツのような競技です。この情報社会から生まれたスポーツジャンルを「テクノスポーツ」と名付け、市場を切り開こうとしています。
https://www.youtube.com/watch?v=lJw2kuKB1iE
(参考)
・VRクリエイティブアワード公式サイト
http://vrc.or.jp/award2016/