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業界動向 2020.04.13

アップルがVRストリーミング企業を1億ドルで買収か。米VRトレーニング企業は3,000万ドル調達 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.アップル、VRストリーミング配信のNextVRを買収か 総額は1億ドル(04.07)
2. 拡大する“VRトレーニング” 米企業が32億円調達、実施事例は150万件以上(04.03)
3.フォード、デザイナーがVRを使用して自宅からデザインチェック(04.08)
4.イベントの“バーチャル化”支援、clusterが即日開催できるパッケージ販売開始(04.08)
5.Magic Leapの開発ツール「Magicverse SDK」詳細が明らかに(04.02)
6.【Sponsored】パナソニックの「超軽量・眼鏡型VRデバイス」体験会が開催、全3回(04.03)

アップル、VRストリーミング配信のNextVRを買収か 総額は1億ドル(04.07)

アップルが米NextVRを約1億ドル(約109億円)で買収した可能性を、米メディア9to5Macが報じました。NBAなどの試合をVRライブ配信するNextVRは、大容量のVR動画のリアルタイム配信に関する特許を取得しています。本買収はアップルがNextVRの動画ストリーミング配信技術の獲得を狙ったもので、NextVRが2019年の資金調達失敗による大規模レイオフが起因となったと9to5Macは分析しています。

【Topics】
・NextVRは2016年シリーズBで8,000万ドル(約80億円)を調達済
・NextVRはカリフォルニア創業時は3D、2015年からVRへと事業を転換
・好きな位置からVRでプロのスポーツ試合を観戦できるのが特徴

拡大する“VRトレーニング” 米企業が32億円調達、実施事例は150万件以上(04.03)

教育・研修VRプログラムを開発するStrivrは、シリーズBラウンドで3,000万ドル(約32億円)の資金調達を行いました。同社は150万セッション以上のVR訓練を実施し、ウォルマート、Verizon、FedEx子会社等、企業の従業員教育向けVRプログラムを提供。今回の調達により企業向けVR訓練のさらなる採用拡大を目指します。

【Topics】
・累計調達額は5,100万ドル(約55.1億円)に達する
・2万2,000台以上のヘッドセットを導入

FedEx、ウォルマートのVR研修・訓練に関する記事はこちら。

フォード、デザイナーがVRを使用して自宅からデザインチェック(04.08)

米自動車フォードは、VRを使った遠隔での車両3Dモデルのデザイン確認を行っています。ヴァーチャル空間に複数のデザイナーが集い、3Dモデルの欠陥を見つけ、車両モック作成前の修正にVRを活用。同社は今後リアルタイムでVR内の3Dモデル修正を目指します。

【Topics】
・VRを用いて、遠隔で車の3Dモデルをチェック
・VR内で立体的なロボットのアバター姿で各人が表示され、自然な対話も可能

イベントの“バーチャル化”支援、clusterが即日開催できるパッケージ販売開始(04.08)

バーチャルイベントプラットフォーム運営のクラスター社は、VR空間でイベントやカンファレンスが即日開催できる「clusterスターターパッケージ」を販売します。

同パッケージは「cluster」イベントで必要な会場、演出、スクリーン、音響一式が提供され、VR空間で大人数が同時接続するバーチャルイベントを開けます。

【Topics】
・「clusterスターターパッケージ」詳細は問い合わせ
・PC・スマホからもVRイベントに参加でき、VRデバイスがあれば没入感のある体験も

Magic Leapの開発ツール「Magicverse SDK」詳細が明らかに(04.02)

Magic Leap社は、開発ツール「Lumin SDK」のアップデートと、「Magicverse SDK」の詳細を発表しました。周囲の物体や環境を自動認識・物理空間のデジタルコピーや、マルチユーザーが異なるプラットフォームで使える機能を加え、アプリ開発をサポートします。

【Topics】
・Magic Leap社はMRデバイス「Magic Leap 1(旧Magic Leap One)」を開発
・ダウンロードはSDKプラットフォームThe Lab経由Magicverse SDKから
・MagicverseはRony Abovitzが提唱、現実と仮想が重なる概念・空間

6.【Sponsored】パナソニックの「超軽量・眼鏡型VRデバイス」体験会が開催、全3回(04.03)

パナソニックは、日本初となる眼鏡型VRグラスの体験会を開きます。XR業界やVRユーザーから広く意見を募り、開発・商品化を目指します。GW後東京にて開催予定で、体験会の申込みはこちらから。

【Topics】
・同機は150gと軽量。2020年1月米CES 2020に参考出品
・VRデバイス史上初のHDR対応。信号処理、Techinicsの音響、光学系LUMIX等、同社技術の粋を集める

パナソニックの眼鏡型VRデバイスに関する記事はこちらをご覧ください。


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