「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。
目次
1.フォルクスワーゲンが車両修理にAR導入、作業効率は90%向上(03.09）
2. フェイスブックの打ち出すソーシャルVR「Horizon」、3月末からテスト開始か(03.11）
3.「VALVE INDEX」がまた完売、販売再開からわずか1時間(03.10）
4.眼鏡型MRデバイスのNreal、新型は“一体型” 2020年内に発売か(03.11）
5.“VR対応”のオンライン開催となった国際会議、その経緯と期待（03.11）
6.【Sponsored】要注目！AR/VRコンテンツも対象の文化庁補助金 現在プロジェクト募集中（03.06）
フォルクスワーゲンが車両修理にAR導入、作業効率は90%向上(03.09）
独フォルクスワーゲン（Volkswagen）は、英67ヶ所のバンセンターと30の公認修理工場にARを導入します。本社サポートセンターと技術者が視界を共有し、技術アドバイスすることで車体修理を支援。工程を圧縮し、修理効率は93%改善したとのこと。
【Topics】
・車両が利用できない期間を1年削減。換算すると25万ポンド（約3,400万円）相当に
・移動時のCO2を抑制、二酸化炭素排出量2.5トン分の効果も
・トライアルは実施済み。RealWearの産業向けARヘッドセットを使用
自動車メーカーにおけるVR/ARの導入事例はこちらをご覧ください。
フェイスブックの打ち出すソーシャルVR「Horizon」、3月末からテスト開始か(03.11）
米メディアUploadVRは、2020年3月下旬、フェイスブックがソーシャルVRサービス「Horizon」の非公開アルファテストを行う可能性について報じました。同社は2020年中の「Horizon」のベータテスト実施を明言しており、実際のベータテストは4月以降開始の見込みです。
【Topics】
・「Horizon」は2019年9月末に発表。アバター同士の交流が可能
・アルファテスト実施の情報元。海外掲示板Reddit“招待メール”の文面について
フェイスブックが開発する「Horizon」に関する記事はこちらにまとめています。
「VALVE INDEX」がまた完売、販売再開からわずか1時間(03.10）
Valve社が在庫切れしていたPC向けVRヘッドセット「VALVE INDEX」の販売を再開、わずか1時間足らずで完売しました。米メディアUploadVRは“販売再開から30分程度で発送時期が切り替わった（＝売り切れた）”との声も掲載しており、再販予定は2カ月以上先となる見通しです。
【Topics】
・国内価格はコントローラー等のフルセットで125,800円（税別）
・正規販売代理店デジカでは「VRヘッドセット本体のみ」以外売り切れ
・同機は高い解像度、リフレッシュレート、5本指をトラッキングのコントローラーが特徴
Valve社のPC向けVRヘッドセット「VALVE INDEX」に関する記事はこちらです。
眼鏡型MRデバイスのNreal、新型は“一体型” 2020年内に発売か(03.11）
MRグラス「NrealLight」を開発する中国Nreal社は、対象をこれまでの一般ユーザーから法人向けにシフトした一体型MRデバイス（名称未公表）を発表しました。同機はAndroidと互換性のあるハードウェアや、クラウド接続、内蔵カメラによるハンドジェスチャー認識機能を実装の予定です。
【Topics】
・米メディアVentureBeatは競合より高価格で性能の高い機種で優位性もありと解説
・発売時期は2020年第４四半期。ソフトウェア開発にNrealLightと同じNRSDKを使用
Nreal社MRグラス「NrealLight」に関する記事はこちらにまとめてあります。
“VR対応”のオンライン開催となった国際会議、その経緯と期待（03.11）
アトランタで開かれる予定の国際カンファレンス「IEEE VR」が、オンラインのみの開催に変更されるなど、新型コロナウイルスによる「イベントのオンライン開催」に関心が寄せられています。本記事は「IEEE VR」完全オンライン決定までの流れを奈良先端科学技術大学の清川清教授にインタビューしています。
【Topics】
・VRヘッドセットを使いソーシャルVRサービス「Hubs」経由でバーチャル参加が可能
・オンライン開催に変更するキャンセル料などの採算面、配信や時差に配慮が必要に
・3月22日完全オンライン国際会議「IEEE VR 2020」詳細は後日公式サイトにて
6.【Sponsored】要注目！AR/VRコンテンツも対象の文化庁補助金 現在プロジェクト募集中（03.06）
文化庁は訪日外国人向けにAR/VRを含むデジタルコンテンツ等を装備する「文化財多言語解説整備事業」を行っています。募集要項が公開されており、書類締め切りは2020年の3月27日までとなっています。また平成30年度採択分や補助金が交付対象についても記載しています。
