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業界動向 2018.10.15

力触覚デバイス「HaptXグローブ」、VTuber14名と秋葉原のコラボイベントなど– 週間振り返りVR/AR/MRニュース

東京ゲームショウ2018(TGS2018)やOculus Quest発表の余韻も収まり始めた10月の第2週ですが、VR/AR/MR業界の動きは引き続き活発です。VR用の触覚デバイスが次々と発表され、クラウドファンディングなども活発に行われています。今週は米国のスタートアップHaptX社(旧社名:AxonVR社)が、触覚デバイス「HaptXグローブ」の開発者向けキットを発表しています。

エンターテインメント分野では2018年5月にリリースされたVRリズムゲーム「Beat Saber」の人気が引き続き高く、非常に多くのプレイヤーから好評価を継続して獲得し続けていることや、人気VTuber(バーチャルユーチューバー)14名がコラボキャンペーンを行う「秋フェス2018秋」の開催など発表されています。

本記事では、先週Mogura VRで掲載したニュースから注目記事をピックアップ。VR/AR/MRの「いま」を、皆さんにギュッと縮めてお届けします。

力触覚を再現するVR用デバイス「HaptXグローブ」開発者版登場

米国のスタートアップHaptX社(旧社名:AxonVR社)は、触覚デバイス「HaptXグローブ」の開発者向けキットを発表しました。ユーザーがVR内で物を掴んだりハンドルを操作したりする際に、指の動きを止めて力触覚フィードバックを返します。

HaptXは、2012年に設立されたVRでの触覚再現に取り組む会社です。当時はAxonVRという社名でした。2016年にシードラウンドで580万ドル(約6.4億円)の資金調達に成功。2017年には全身でVR体験をすることができる全身外骨格のインターフェースHaptXを開発し、特許を取得しました。HaptXは、産業分野や政府機関等のターゲット市場を変えることなく開発を進めています。

次世代GPUでVRは変わる?海外のVRの最新動向は?専門家が解説

2018年8月にカナダ・バンクーバーで開催された世界最大のCG系カンファレンス、SIGGRAPH 2018。このカンファレンスでは半導体メーカーとして知られるNVIDIAの発表した新世代GPUや、210度の視野角にアイトラッキングを搭載したハイエンドVRヘッドセット「StarVR One」などが注目を集めました。

Mogura VRでは、このSIGGRAPH 2018の報告会の様子を詳細にレポートしています。NVIDIAの新世代GPUによる「リアルタイムレイトレーシング」や最新のVR/AR事情など、専門家たちによる分析や報告は必読です。

VRゲーム「Beat Saber」人気衰えず 他のPCゲーム退け高評価続く

2018年5月に公開されたVRリズムゲーム「Beat Saber」。本タイトルは引き続き人気を集めています。Steamでは購入者の98%がポジティブ(好評価)の評価をつけ、VR以外も含む全ゲームで7位、VRタイトルの中では1位にランクインするなど、まさしく破竹の勢いです。年内にはPlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)でのリリースも予定しており、こちらでの評価も注目されます。

発売開始から僅か1ヶ月で10万本を売上げた快進撃は、まだ止まる様子を見せません。Steamでのソフトの販売本数を推計しているSteamSpyはSteamだけで20万~50万本を販売したと推計しており、これが正しければ最も売れたVRタイトルの1つと言えます。

キズナアイら人気VTuber14名と秋葉原がコラボ、「秋フェス2018」開催

東京・秋葉原にて、人気VTuber(バーチャルユーチューバー)14名がコラボキャンペーンを行う「秋フェス2018秋」が10月18日から11月18日まで開催されます。

キャンペーン参加店舗では限定ノベルティの配布やスタンプラリーなど、秋葉原の街を盛り上げるイベントを行う予定です。キャンペーン期間中、参加店舗で買い物をするともらえる「VTuberオリジナルカード(全14種)」や、オリジナルカードに同封されている抽選券で豪華賞品の懸賞応募、スタンプラリーなどが実施されます。


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