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テック 2019.04.03

日本とグアムを繋ぎ“3Dモデル”で会話 5Gを使い実証実験

株式会社ホロラボは、NTTドコモが進める「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」に参加し、グアムに開設された「ドコモ5Gオープンラボ GUAM」を拠点とした海外実証実験へ参画することを発表しました。本プラグラムに参加し、2020年の第5世代移動通信方式(以下5G)商用サービス開始に向けて「5G×MR」での新しい価値創りを目指すとしています。

ホロラボは活動の第一弾として2019年3月27日にグアムに開設された「ドコモ5Gオープンラボ GUAM」のオープニングセレモニーに参加。MR技術活用の遠隔会議システム「HOLO COMMUNICATION」を使い、共同開発パートナーである株式会社イトーキの日本オフィスとグアム間を接続しました。

オープニングセレモニー参加者は、HoloLensやMagic Leap Oneを着用することで「2,500Km以上離れた日本の3Dセンサーの前にいる人が、あたかも目の前にいるかのように3Dで自然な対話が実現できた」とのことです。

今回は海外実証実験ということもあり、HoloLens以外にも日本国内では技術適合証明の関係で利用できないMagic Leap Oneを使用。両デバイスを用いたデモを成功させています。

5Gシステムを経由して配信

日本の3Dセンサーで取得された映像と音声は、インターネットを介してドコモ5Gオープンラボ GUAMで実際に稼働している5Gシステムを経由。現地に設置したWi-Fiアクセスポイントを介してMRデバイスへと配信されました。

また、MRデバイスで取得されたカメラ映像と音声も5Gシステムを経由してインターネットに出て、日本側のPCに届く双方向のコミュニケーションが成立したとのこと。

今後ホロラボはドコモ5GオープンラボGUAMを拠点に、「5Gが実現した環境でMRがどのように顧客の課題を解決するのか、グアム現地企業パートナーとの連携、協業等も視野に入れて活動をする」としています。

(参考)株式会社ホロラボ プレスリリース


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