Home » 5Gによる遠隔リアルタイム医療研修VR ドコモ、J&Jら実験


医療・福祉 2018.12.05

5Gによる遠隔リアルタイム医療研修VR ドコモ、J&Jら実験

株式会社ジョリーグッドは、医療現場において複数のポジションを8K画質360度カメラで同時に配信できる、多視点VR同時配信システム「GuruVR Multi-View」を開発しました。

本件に伴い、同社はジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社(J&J)メディカル カンパニーや株式会社NTTドコモと共同で第5世代移動通信方式(5G)を活用した遠隔リアルタイム医療研修VRサービスの実証実験を開始します。

「GuruVR Multi-View」は、医療現場において複数のポジションを8K画質360度カメラで同時配信する5G対応のライブ配信ソリューションです。一つの手術に携わる現場スタッフそれぞれの視野を、リアルタイムに切り替えて体験することができます。

また、離れた場所にいるユーザー同士が同時に体験することでVR内でコミュニケーションすることが可能です。講師となる医師がVR上に描画した指示や注釈を、受講者と共有しながら研修することが可能とのことです。

J&J・ドコモと共同で医療研修VR実証実験を実施

ジョリーグッドは、J&Jメディカルカンパニーやドコモと共同でドコモが提供する5Gのモバイルネットワークとジョリーグッドの「GuruVR Multi-View」およびVR×AI人材育成ソリューション「Guru Job VR」を活用した遠隔リアルタイム医療研修VRサービスの実証実験を開始します。

本実証実験では「GuruVR Multi-View」を使用し、5Gの特長である「高速・大容量・低遅延」を生かして医療研修で実施する手技を複数の拠点へリアルタイム配信します。遠隔地にいる医療従事者が高度な技術をもった指導医の手技を、あたかも同じ場所にいるかのような臨場感と双方向コミュニケーションにより、実地医療研修と同じような研修効果を生み出すことを目的としています。

本ソリューションは、2018年12月6日、7日に東京ビッグサイトで開催される「DOCOMO Open House 2018」にてコンセプト展示されます。

なお、今回の実証実験に参加するJ&Jメディカルカンパニーは、日本における心房細動の手術に関するVRトレーニングの提供を発表しています。このトレーニングを通じ、専門医が足りない同分野の医師の増加に貢献することを目指しています。

(参考)株式会社ジョリーグッド プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード