「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。
目次
1. 2D動画の3D化や精巧な合成技術……フェイスブックの研究成果公開(06.16)
2. SteamがVRの標準仕様「OpenXR」対応、まずは開発者向けに(06.15)
3.米ボーイング社、宇宙飛行士の訓練にVR採用 カギは“人の眼レベルの解像度”(06.12)
4.圧倒的広視野角、“視る”ことに特化したVR「Pimax 8K Plus」レビュー(06.15)
5.PlayStation 5は現行PSVRをサポート。ソニーが改めて明言(06.17)
6.【Sponsored】VRヘッドセットを衛生的に使うには？ オフィスや展示会でも使える方法・アイテムを紹介(06.16)
2D動画の3D化や精巧な合成技術……フェイスブックの研究成果公開(06.16)
フェイスブックは、3Dスキャンなしに2Dの画像・動画から3Dコンテンツの作成や、1枚の画像から元の写真とは異なるポーズ、髪や服の変更もできる合成技術を公開しました。
多数のカメラを使用する大型の撮影施設がなくても、リアルな3Dコンテンツを作成できます。
【Topics】
・2020年6月米ワシントン州開催のカンファレンスCVPRで発表（詳細はこちら）
・1枚の画像から動く人物の3Dオブジェクトの作成も
SteamがVRの標準仕様「OpenXR」対応、まずは開発者向けに(06.15)
Steam運営のValve社は、VR/ARプラットフォームの仕様を標準化するOpenXRに対応した開発者向けプレビュー版をリリースします。Valve社の発表によると、今回リリースするのはOpenXRバージョン1.0.9の「イニシャル・サポート」で、ダウンロードは2020年9月1日までとなっています。
【Topics】
・OpenXRはVR/AR関連企業から構成される組織クロノス・グループが策定
・Microsoft、HTCが参加。Oculusは試験的な対応を実施
・開発者向けプレビューへのアクセス方法
OpenXRのこれまでの経緯や関連記事はこちらにまとめてご紹介しています。
米ボーイング社、宇宙飛行士の訓練にVR採用 カギは“人の眼レベルの解像度”(06.12)
米航空機メーカーのボーイング社は、“人の眼レベル”の超高解像度VRヘッドセット「Varjo（ヴァルヨ）」を使った宇宙飛行士のVRトレーニングを実施します。
VRトレーニングを採用することで、訓練用コックピットの作成も不要でコストも削減、コロナ禍でもVarjo製デバイスによりハイレベルな訓練が行えます。
【Topics】
・同社はすでに2017年からVRのハード/ソフトを導入
・米NASAは1985年からVRヘッドセットを検討し、マイクロソフトのHoloLensを活用
・Varjo製デバイスでVR内で文書やディスプレイ等を自然に読み取れる
ボーイング、NASAのVRトレーニングに関する記事はこちらにまとめています。
圧倒的広視野角、“視る”ことに特化したVR「Pimax 8K Plus」レビュー(06.15)
視野角200度、両目8K（片目4K）の高解像度デバイス「Pimax Vision 8K Plus」が国内向けに発売されました。ヘッドセット単体105,000円、オーディオストラップ同梱版は115,000円（ともに税別）。リフレッシュレートが80Hzから110Hzへと大幅に向上し、フルRGBディスプレイを搭載した同機の体験レビューをまとめています。
【Topics】
・Pimax 8K Plusの購入や製品詳細はMogura VR Storeまで
・Pimax 8KとPimax 8K Plusのスペック比較
・体感ではVIVE Pro、VALVE INDEX相当の鮮明さ。8Kの「端のゆがみ」もなし
PlayStation 5は現行PSVRをサポート。ソニーが改めて明言(06.17)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）は、PlayStation 5（PS5）が現行モデルのPlayStation VR（PSVR）をサポートすると明言しました。
米メディアRoad to VRが、SIEを取材「再確認」したもので、SIEは「現行モデルのPSVRは新コンソール機（PS5）に対応し、リリース日が近づくにつれ、より詳細な情報が公開されます」と応じています。
【Topics】
・SIEは「PS5はPSVRをサポート」と発表も、2020年6月本体デザイン発表時の公表タイトルにVR対応を公式認定せず
・PS5向けゲームタイトルでVR対応は「バイオハザード ヴィレッジ」、「Astro’s Playroom」とRoad to VRは予測
PS5対応の周辺機器「HDカメラ」、PSVR2関連記事はこちらにまとめています。
【Sponsored】VRヘッドセットを衛生的に使うには？ オフィスや展示会でも使える方法・アイテムを紹介(06.16)
Oculus・VIVE・INDEX、各デバイスごとのクリーニング方法や、体験会など不特定多数の人が使う際の汗や脂から保護する「VRカバー」、衛生的な使い捨ての「ニンジャマスク」など新型コロナや梅雨時期に気になるVRヘッドセットのケア対策で、チェックすべきポイントをまとめています。
Oculusのクリーニングの詳細記事はこちらをご覧ください。
