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PlayStation VR 2020.06.13

PS5対応の周辺機器「HDカメラ」はVR関連なのか?

2020年6月12日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、次世代ゲーム機「PlayStation 5」(以下PS5)の本体デザインを正式発表。様々な周辺機器が同時にお披露目され、その中にはデュアル1080pの「HDカメラ」が。この「HDカメラ」は、PS5でのPlayStation VR(PSVR)の動作に大きく関連するデバイスかもしれません。

現在のカメラは性能に難あり

PSVRは、ヘッドセット側の青いライトを「PlayStation Camera」が認識する形でトラッキングを行っています。同カメラの解像度は1280 × 800で、リフレッシュレートは60Hz。このカメラのスペックはPSVRのトラッキングに限界を生じさせており、2020年現在、“主流”として扱われているVRヘッドセット(Oculus Riftなど)と比べると、精度や安定性の面で劣っているのが実情です。

解像度が向上か

一方、今回発表された「HDカメラ」の解像度は、米メディアThe Vergeによれば1920 × 1080。PS5は、現行モデルのPSVRに対応(そして、“PSVR2”の噂も根強く存在)することが明言されており、「HDカメラ」がトラッキングに使用されると思われます。その場合、解像度の上昇は、トラッキング精度を大幅に向上させる可能性が高いでしょう。

カメラのセンサー類がアップデートされた(と思われる)のも、トラッキングの不具合解消の助けになると考えられます。現在のPSVRは、明るすぎる場所や明暗が激しい部屋で使用すると、トラッキングが上手くいかない場合がありますが新型「HDカメラ」は、この問題を解決するかもしれません。

現時点では詳細は不明

2020年6月12日現在、「HDカメラ」の詳細なスペックは判明していません。PSVR2に関しても、現行PSVRと同じトラッキング方式なのか、あるいは全く別のシステムになるのかは不明です。SIEからの今後の発表に、注目していきたいところです。

(参考)Road to VR

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