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業界動向 2019.05.27

ついにGoogle Glassの新モデルが発表、 2019年版VR業界マップ公開 – 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.グーグルがついに「Google Glass」の新モデルを発表、約11万円 法人向けに(05.21)
2. VR業界マップ2019年版が公開 成長が顕著な分野は?(05.23)
3.ソニー、現実を見られるパススルー機能で特許 周囲の話し声も検出(05.20)
4.Oculus Quest最新情報まとめ(2019年5月発売日版)(05.21)
5.VR都市開発ゲームが世界中の企業から注目を集めているわけ(05.20)

グーグルがついに「Google Glass」の新モデルを発表、約11万円 法人向けに(05.21)

2019年5月20日、GoogleはスマートグラスGoogle Glassの新モデル「Glass Enterprise Edition 2」を発表しました。販売価格は999ドル(約11万円)です。Glass Enterprise Edition 2は法人向けとなり、「Glass Enterprise Edition」の後継モデルとなります。

「Glass Enterprise Edition」が工場や倉庫、医療機関などでの現場作業をアシストするデバイスとして設計されていたことから、同様の分野での使用が想定されていると推測されます。

【Topics】
・2019年5月現在、発売日は非公表
・購入希望者はパートナー企業から購入の必要あり
・Alphabetの子会社「X」が開発を担当。GoogleのVR/AR部門に統合
・拡張現実(AR)機能なし、「ヘッドアップディスプレイ(HUD)」と同様の機能

VR業界マップ2019年版が公開 成長が顕著な分野は?(05.23)

VR/AR投資ファンドであるVenture Reality Fundは、VR市場の動向を示す業界マップの2019年版を発表しました。(1/1サイズの拡大版はこちら

VR業界の合計550社以上を「ハードウェア(Infrastracture)」、「ミドルウェア/プラットフォーム(Tools/Platform)」、「ソフトウェア/サービス(Application/Content)」の3つに分類し、掲載しています。

成長が顕著なのはゲーム、施設型(ロケーションベース)VR、次世代リアリティキャプチャー(360度動画、3Dスキャン等)、エンタープライズ、ヘルスケアの分野です。またVRは大きな転換点に到達した兆しがあり、今後はさらにペースを加速し、VR採用も進むと総括しました。

【Topics】
・施設型VR、展開を進めるCinemark、Spaces、約74億円資金調達の香港Sandbox VR
・VR手術シミュレーションFundamental VRPrecision OS、100万ドル単位の資金調達
・約53億円の資金調達の空間ライブラリ提供Matterport
・360度コンテンツの枠組を超えたサービスAutodesk
・ゲームを代表とするコンシューマー向けVRの盛り上がり
・VRリズムゲーム「Beat Saber」、「SUPERHOT VR」インディーデベロッパーの活躍
・エンタープライズ分野の動向。企業向けVRは成長が継続
・VR研修導入のウォルマート、新車デザイン設計にVR活用のフォード

ソニー、現実を見られるパススルー機能で特許 周囲の話し声も検出(05.20)

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)が米国特許商標庁に出願した特許が公開されました。公開された情報によると、プレイヤーはVRヘッドセットを外さずに実際の周囲の様子を見ることができます。

この機能は、パススルーとも呼ばれ、レノボの一体型VRヘッドセットMirage Solo(ミラージュ・ソロ)や、フェイスブックが2019年5月に発売するOculus Quest、Oculus Rift Sにも採用されています。

今回のSIEの特許で特徴的なのは、現実空間で話している人を検出する機能です。周囲の話し声を聞き取り、捕らえた音を分析。話し手を特定し、VRをプレイ中のユーザー自身が話しかけられているのかを判断することができます。

【Topics】
・ゲームを中断するか否かのオプションを示す機能も
・フロントカメラを使い、ヘッドセットを装着したまま現実の確認が可能に
・パススルーのメリット。VR空間と現実とを切り替えられ、没入感が増す利点も
・次世代PSへの期待。2020年以降に次世代PlayStation(いわゆるPS5)も計画中
・PlayStation VR(PSVR)のモデルチェンジにも注目が集まる

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Oculus Quest最新情報まとめ(2019年5月発売日版)(05.21)

フェイスブック(Oculus)が2019年5月21日発売した新型の一体型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス クエスト)」。

Amazon.co.jpでは売り切れ状態になるなど、発売前から大きな注目を集めています。
本記事では、Oculus Questのスペックや価格、購入方法、セットアップ方法、対応予定ゲーム・アプリなどの最新情報をまとめて紹介します。

【Topics】
・Oculus Questの特長「PC、ケーブル、外部センサー必要なし」「5万円から購入可能」
・回転+上下左右の動きを一体型VRデバイスで実現
・Oculus Questの価格、購入・予約方法、スペック
・Amazonの国内正規品は完売、Oculus公式サイトは購入可能
・Touchコントローラーは新VRヘッドセット「Oculus Rift S」と共通
・MoguLiveでQuestの開封の様子、およびセットアップ方法(所要時間5~10分)
・Questで遊べるVRゲーム・VRアプリ。50以上のローンチタイトルが発表

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VR都市開発ゲームが世界中の企業から注目を集めているわけ(05.20)

都市開発ゲームとVRは、相性の良い組み合わせです。どうすればサステナブル(持続可能性)な都市計画を立てられるのか、都市の構築への関心を抱かさせられるか、その解決手段としてVR都市開発ゲームが注目を集めています。

【Topics】
・持続可能な都市の理論実現に役立つ、没入型のテクノロジー「Sustain-a-city」
・「Sustain-a-city」は「シムシティ」とレゴを足して2で割ったようなゲーム
・選択肢として水資源や電力、エネルギー資源、住宅、商業用ビル、交通機関など用意
・実際の都市同様、バランスを保てなければ、バーチャルシティの状態は急速に悪化
・教育やエンゲージメントを念頭に置いて開発
・世界の都市や地域、プロジェクトのローカライズに期待
・プレイヤーが他のプレイヤーと共にプレイしたり、エキスパート相手にバトルを繰り広げたりできるアプリやオンライン化の可能性も模索


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