ロシア空挺軍(VDV)の特殊部隊は、兵士の訓練にVRを導入します。VRを活用したトレーニングシステムを通し、正確な着陸を訓練するとのこと。使用するデバイスは、同国スタートアップの開発する4K VRヘッドセット「Odin」です。
リアルな視界、空気抵抗も再現
VRヘッドセットに映し出された映像は、落下のスピードに応じて変化。リアルな練習シーンを提供します。またシミュレーターには身につけるシートといったパラシュートの装備を設置。さらにファンで風を送り、落下中の空気抵抗を再現します。
2019年CESデビューのロシア製HMD
トレーニングシステムに含まれるのは、ロシアのスタートアップDEUS製のPC向けハイエンドVRヘッドセット「Odin」です。Odinは2018年12月に発表、翌年1月のCESで披露されました。両目4Kの解像度、視野角110度といったスペックを備えています。
またDEUS独自開発のトラッキング用のベースステーションを使い、赤外線レーザーによる動作の検知を行います。
各国で進む軍事訓練でのVR採用事例は、こちらの記事でも紹介しています。
(参考)Communal News