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統計・データ 2019.08.09

SteamのVRユーザー、Oculus RiftとRift Sが約半数を占める

Valveのゲーム配信プラットフォーム、Steamが行う毎月のハードウェア利用状況に、再び変化が現れました。8月9日現在、Oculus Riftと後継機であるOculus Rift Sが、全体シェアのおよそ半分(49.3%)を占めています。

Mogura VR Newsでは先日“Unknown(デバイス名不明)”とラベリングされたデバイス群が急激に数を増やしつつあることについて報じましたが、これが「Oculus Rift S」とValveの「Index」として正式に分類され、Oculus Rift Sが全体の8.4%、Valve Indexが1.46%を占めることが明らかになりました。

Steamの利用デバイス調査とは

Steamでは毎月ユーザーへの調査を行い、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計を発表しています。なお調査はSteamでの利用に限るもので、かつSteamユーザーも任意で参加しています。各プラットフォームの公式ストアでの利用数も含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。

2017年からの過去2年間の調査では、Steamで最も使用されるVRヘッドセットはOculus Rift。次いでHTC VIVE、大きく離れてWindows Mixed Realityヘッドセットが3位という状況が続いてきました。

Rift Sは全体の8.4%に、Indexは1.46%

この調査結果によれば、Rift Sは全体の8.4%を占める地位に躍進。これはOculus Riftの40.9%、HTC VIVEの37.08%、Windows Mixed Realityの9.39%に続く数値です。SteamでのシェアはOculus RiftおよびRift S(合計49.3%)、HTC VIVEおよびVIVE Pro(合計39.27%)がそれぞれ大きく二分する形になっており、双方の根強い人気を伺わせます。

また、ハイエンド向けのValve Indexは1.46%にとどまっているものの、VIVE Proの2.19%に近づきつつあります。Indexは出荷先が限定的なため、今後の販路拡大によりさらに数を増す可能性があるものと思われます。

「Oculus Rift S」と「Index」の体験レポートはこちらの記事で紹介しています。なお、Indexは2019年8月現在、日本国内での販売予定は発表されていません。

(参考)Road to VR


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