SIEのVR関連新特許が公開。既に発表された次世代VRシステム用コントローラーと類似

ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）が出願した、VR関連と思われる新たな特許が確認されました。特許図面には、2021年3月に公開された新型ハンドコントローラーに類似したデザインが含まれています。

今回確認された特許の正式名称は「入力デバイス」。世界知的所有権機関(WIPO)の特許データベース「Patentscope」に掲載されています。特許には、3月に公開されたレンダリング画像とは異なるアングルの図が存在。トラッキング用ライトの位置も確認できます。米メディアUploadVRは、このライトの配置は、次世代VRシステムのインサイドアウト方式のトラッキングを安定させるためのデザインの可能性があると考察しています。

SIEによれば、新ハンドコントローラーは、PlayStation 5の標準コントローラーである「DualSense ワイヤレスコントローラー」の技術を応用。握った際に自然と手にフィットし、手の動きを妨げることなく自由度の高いゲームプレイを実現可能にしているとのこと。

ソニーの次世代VRシステムは「PSVR2」になるのか？

ソニーの「次世代VRシステム」は、SIEが開発を進めている新型VRヘッドセットと目されています。2021年現在、同デバイスに関する詳細は、上述のコントローラーを除きほぼ公表されていません。一部メディアは“独自に入手した情報”から「フォービエイテッド・レンダリングに対応するためのアイトラッキング機能」「ディスプレイは有機EL、解像度は片目2,000 × 2,040」といったスペック情報を報じています。