2025年になり、各社から発表されていた新型VRヘッドセットがユーザーの手元に届き始めるなど、注目度が更に高まっているVR界隈。コンテンツも充実し、初心者でもVRを始めやすくなりました。しかし、そんなときに悩むのが、どのVRヘッドセットを買えばいいかの問題です。新型だけでなく、旧型にもメリットが多く、判断に迷います。
そこで今回は、今からVRヘ買いたい人に向けて、オススメのVRヘッドセットを紹介します。
目次
■買う前の注意点
■今、最もオススメのVRヘッドセットはこれ
・Meta Quest 3
・PICO 4 Ultra
■【価格重視】安く手軽にVR体験を始めたい人向け
・Meta Quest 3S
■【快適性重視】とにかく軽くて装着感が良いモデル
・Bigscreen Beyond 2 / 2e
・MeganeX superlight 8K
・VIVE XR Elite
■【高性能】VRゲームやPCVRを最高レベルで楽しみたい人向け
・VIVE Focus Vision
・VALVE INDEX
・PlayStation VR 2
・Play For Dream MR
■用途が大きく違う空間コンピューター
・Apple Vision Pro
■機能早見表
■まとめ
買う前の注意点
VRヘッドセットは国内外多種多様なメーカーからさまざまな価格帯のデバイスが販売されています。注意してほしいのが、「高価=良い」とは限らないという点です。
高価格帯のデバイスは高性能と思われがちですが、発売当時基準でのハイエンドモデルという場合があり、最近発売された安価なデバイスの方がスペックが上というケースも少なくありません。また、ビジネス用途に特化していたり、一般ユーザーには関係のない機能が付属していたり、特定の機能は秀でているが全体の使いやすさが微妙であったりと、さまざまな可能性があります。「ストアの品揃え」「PCとの接続方法」「レンズの見え方」「重量」など、カタログスペックだけでは測れない要素も多々ある点にも注意です。
周辺機材が必要か否かも、事前に確認しておきましょう。特にVRヘッドセットのトラッキング方式には、「インサイドアウト」と「アウトサイドイン」があり、アウトサイドインの場合は別売の外部センサー「ベースステーション」の用意と設置が必要です。コントローラーが付属されていない場合もあるので注意。
その他、部屋の広さ、通信環境は大丈夫か、遊びたいゲームやメタバースに対応しているか気をつける必要があります。買う前に、それぞれの公式サイトやレビューをしっかりと確認して、自分にあったデバイスを探しましょう。
今、最もオススメのVRヘッドセットはこれ
Meta Quest 3
もしも現在発売されているVRヘッドセットの中から、これから長く使えるVRヘッドセットを選ぶなら、「Meta Quest 3」がベストです。現状VRでできることの大半が、この1台で体験できます。
Meta Quest 3は、2023年10月に発売されたVR/MRヘッドセットで、PCと繋がなくても使える一体型の中では、最高クラスの性能を誇ります。2025年6月現在でも、このポジションは変わっていません。前世代機のMeta Quest 2より解像度、処理能力、視野角などが向上し、VR体験の没入感がアップ。同じVRゲームで遊んでも「Quest 3の方が断然きれいだ」と気づけるほどです。
Meta公式ストアではアプリの品揃えが非常に多く、PCに接続しなくてもそのまま遊べます。Steamに配信されているアプリとMetaの同じアプリを比べると、グラフィックなどの面で劣る場合がありますが、PCに繋げばこの問題も解決します。
また、Meta Quest 3の強みはMRモードにもあります。現実の周りの映像を本体のカメラで取り込み、現実とバーチャルの融合したコンテンツを体験できる機能となっており、プラネタリウムやバーチャルオフィスなど、ユニークなアプリが提供されています。
【おすすめポイント!】
・安定した性能と購入場所の多さでオススメしやすい
・VRとMRの両方のコンテンツをフルカラー・高解像度で楽しめる
・ヘッドセット単体でもVRアプリが充実、PC接続にも対応
・グラフィックや性能が良好
| Meta Quest 3 | |
| ディスプレイ解像度(片目) ※解像度が高いほど、グラフィックが鮮明になり、リアルな映像体験ができます。 |
2064 × 2208 (1218 PPI ,25 PPD) |
| リフレッシュレート ※数値が高いほど、映像が滑らかになり、細かな動きまで確認しやすくなります。 |
72Hz、80Hz、90Hz、120Hz |
| 視野角(FOV度) ※視野角が広いほど、見られる映像の範囲が広がります。 |
水平110度、垂直96度 |
| レンズの種類 ※種類によって見え方に違いがあります。 |
パンケーキレンズ ※パンケーキのように薄いレンズ |
| 価格 | 512GB:81,400円 |
| 購入先(URL) | https://www.meta.com/jp/quest/quest-3/ |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:Meta Questストア、SteamVR メタバース:Horizon Worlds、VRChat、Roblox、cluster等 ※上記メタバースはすべてヘッドセット単体/PC接続で利用可能 |
PICO 4 Ultra
Meta Quest 3と限りなくスペックが近いモデルを選ぶなら、中国PICO社の新型VR/MRヘッドセット「PICO 4 Ultra」という選択肢があります。旧モデルPICO 4をアップグレードした一体型のデバイスで、MR機能が強化されたことで、さまざまなMRコンテンツを体験できるようになりました。グラフィック性能や処理性能も、Meta Quest 3とほぼ同等です。
特徴として、後頭部側にバッテリーが付属しており、前後バランスが優れているためフィット感が良いことが挙げられます。また、同時発売されたPICOモーショントラッカーは、安価かつ2箇所の装着ながら高い精度を誇り、VRChatでフルトラッキングの入門にも向いています。腰モーショントラッカーも新たに追加されました。
弱点は、PICOストアが中国向けのコンテンツが多く、Metaストアに比べるとあまり充実していると言えないことです。VRChat以外のモーショントラッキング対応アプリもまだまだ多くありません。ただ、Meta Quest 3と同様、PCと繋いでSteamVRで遊べば、ストアの品揃えの問題も解決します。
元々はPICO 4 UltraはMeta Quest 3よりも高額でしたが、Meta Quest 3が128GBモデルの終売で500GBモデルへの一本化を予告したことにより、価格が比較的近くなりました。PICO 4 Ultraは256GBモデルのみですが、上記のモーショントラッカーの有効性を考えると、十分購入の選択肢に入るでしょう。
【おすすめポイント!】
・VRとMRの両方のコンテンツをフルカラー・高解像度で楽しめる、PC接続も可能
・前後バランスが優れ、装着感が良い
・PICO専用のモーショントラッカーが安くてフルトラ入門に最適
| PICO 4 Ultra | |
| ディスプレイ解像度(片目) | 2160 × 2160 (1200PPI ,20.6PPD) |
| リフレッシュレート | 最大90Hz |
| 視野角(FOV度) | 105度 |
| レンズの種類 | パンケーキレンズ |
| 価格 | 本体:89,800円 PICOモーショントラッカー:11,800円 |
| 購入先(URL) | https://www.picoxr.com/jp/products/pico4-ultra |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:PICOストア、SteamVR メタバース:VRChat(ヘッドセット単体/PC接続)、Roblox(PC接続)、cluster(PC接続)等 |
【価格重視】安く手軽にVR体験を始めたい人向け
Meta Quest 3S
VRやMR初心者で、とにかく安くて気軽に体験してみたい方には、Meta Quest 3の廉価版にあたる「Meta Quest 3S」がオススメです。注目なのがコストパフォーマンスで、価格が48,400円(128GBモデル)と、2025年6月時点で一般販売しているVR/MRデバイスの中で最も安価です。
解像度やレンズは前世代機のMeta Quest 2と同じため、グラフィック面で見劣りする部分はありますが、処理能力はMeta Quest 3と一緒のため、快適にMRコンテンツを体験できます。Quest 3同様PCがなくても豊富なVRコンテンツを遊べ、準備物が少ないのも強みです。
【おすすめポイント!】
・5万円台で現在最も安いVR/MRヘッドセット
・ヘッドセット単体でもVRアプリが充実、PC接続にも対応
・処理性能はMeta Quest 3と同等で快適にMRを楽しめる
| Meta Quest3S | |
| ディスプレイ解像度(片目) | 1832 × 1920 (773 PPI ,20 PPD) |
| リフレッシュレート | 90Hz、120Hz |
| 視野角(FOV度) | 水平96度・垂直90度 |
| レンズの種類 | フレネルレンズ ※同心円状の溝が刻まれたレンズ |
| 価格 | 128GB:48,400円 256GB:64,900円 |
| 購入先(URL) | https://www.meta.com/jp/quest/quest-3s/ |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:Meta Questストア、SteamVR メタバース:Horizon Worlds、VRChat、Roblox、cluster等 ※上記メタバースはすべてヘッドセット単体/PC接続で利用可能 |
【快適性重視】とにかく軽くて装着感が良いモデル
/Bigscreen Beyond 2 / 2e
まだまだ大きくて重い印象が強いVRヘッドセットですが、世界最小最軽量のPC向けVRヘッドセット「Bigscreen Beyond 2」なら、着けていることが気にならないほどに快適なVR体験ができます。解像度は高く、有機ELパネルが採用されています。
前世代機でも本体重量が127gと、圧倒的軽さを誇りますが、2ではさらに107gへと軽量化。野角は水平視野角が108度、垂直視野角が96度となっており、Quest 3やValve Indexと比べても広い数値です。光学系の進化により、クリアな見え方も実現しています。
フェイスパッドは事前申請によってパーソナライズされるので、顔に完全フィットするというメリットもあります。
弱点としてベースステーションとコントローラーの在庫を調達する必要がある等、利用するまでの諸々の用意に難あり。VRの知識があることが前提のため、特にVR初心者が最初から買うにはハードルが高いかもしれません。また、価格は169,800円と高め。しかし「とにかく軽いものがほしい!」という人は試す価値があります。
アイトラッキングを搭載した「Bigscreen Beyond 2e」も同時発表。2、2eとも予約を開始しており、2025年8月に出荷予定です。
【おすすめポイント!】
・着けている感覚を忘れるほど小型・軽量なVRヘッドセット
・有機ELパネル採用、高解像度
・購入者の顔に合わせてフィット
| Bigscreen Beyond 2 /2e | |
| ディスプレイ解像度(片目) | 2560 × 2560 |
| リフレッシュレート | 90Hz、75Hz |
| 視野角(FOV度) | 水平108度、垂直96度 |
| レンズの種類 | パンケーキレンズ |
| 価格 | Bigscreen Beyond 2:169,800円~ Bigscreen Beyond 2e:199,800円~ ※前世代機所持者には本体のアップグレードキットの購入も可能 |
| 購入先(URL) | https://store.bigscreenvr.com/ja-jp/products/bigscreen-beyond-2 |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:SteamVR メタバース:VRChat、Roblox、cluster等 ※上記メタバースはすべてPC接続が必須 |
MeganeX superlight 8K
軽量型の最新モデルには「MeganeX superlight 8K」というデバイスもあります。重さは185g未満(本体部のみ)。軽量型でありながら、VRヘッドセットの中でも圧倒的な両目8K(片目3552×3840)の解像度を誇ります。
軽量と8K解像度の恩恵は非常に大きく、VRChatやSteamVRのゲームでは本領を発揮します。ライティングがよりリアルに感じられ、普段感じにくいディティールにまで目が届きます。ただし、8K解像度をフル活用するためには、相応の高いPCスペックが必要です。
装着感にも優れ、電動IPD調整機構やメガネの必要ないピント調整機構を搭載しており、フリップアップ機構でVR空間と現実の行き来も快適にできます。
価格は高額の249,900円であり、ベースステーションとコントローラーが必要です。VRの知識を持っている方向きのデバイスとなっています。
【おすすめポイント!】
・メガネ型の軽量PC向けヘッドセット
・8Kの圧倒的解像度を誇る
・電動IPD調整機構やピント調整機構を搭載
| MeganeX superlight 8K | |
| ディスプレイ解像度(片目) | 3552 × 3840 |
| リフレッシュレート | 90Hz |
| 視野角(FOV度) | 表示なし |
| レンズの種類 | パンケーキレンズ |
| 価格 | 249,900円 |
| 購入先(URL) | https://ja.shiftall.net/products/meganex8k |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:SteamVR メタバース:VRChat、Roblox、cluster等 ※上記メタバースはすべてPC接続が必須 |
VIVE XR Elite
他に考えられる選択肢としては「VIVE XR Elite」もあります。Meta Questと同じく一体型で、VR/MRに両対応するヘッドセットです。他のVRヘッドセットと比べると小さめで、さらにバッテリーを取り外せば、より軽量(273.5g)です。
カラーパススルー(MRモード)が利用でき、PCとも接続可能であるため、幅広い用途で使えるデバイスとなっています。また視度調整機能が付属しており、近視のユーザーにとっては嬉しいところ(※)。HTC社製ではありますが、ベースステーションはなくても使用できます。
※乱視や斜視などは対象外、極度な近視の場合は調整機能にも対応していない場合あり
価格は164,000円。Meta Quest 3と比べると高額であることや、他の軽量VRヘッドセットより重いこと、無線ではあるもののバッテリー接続状態でなければ、画面が暗くなりがちな点に注意。
【おすすめポイント!】
・小型かつバッテリーの取り外しも可能
・ヘッドセット単体/PC接続に両対応、無線接続も可能
・VR/MRの両方に対応
| VIVE XR Elite | |
| ディスプレイ解像度(片目) | 1920 × 1920 |
| リフレッシュレート | 90Hz |
| 視野角(FOV度) | 110度 |
| レンズの種類 | パンケーキレンズ |
| 価格 | 164,000円 |
| 購入先(URL) | https://www.vive.com/jp/product/vive-xr-elite/overview/ |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:SteamVR、VIVEPORT メタバース:VRChat(ヘッドセット単体/PC接続)、Roblox(PC接続)、cluster(PC接続)等 |
【高性能】VRゲームやPCVRを最高レベルで楽しみたい人向け
VIVE Focus Vision
HTC新型VR/MRヘッドセット「Vive Focus Vision」は、片目2448 x 2448ピクセルでVRやMRを体験できる一体化型のハイエンドモデルです。VIVE XR Eliteと同じく、ベースステーションなしで利用できます。
トラッカーの多さが本デバイスの大きな魅力。目の動きを検知してアバターに反映させるアイトラッキングを標準搭載し、さらに別売りのフェイシャルトラッカーを購入すれば、口まわりの表情を連動できます。VIVEトラッカー(Ultimate)とも合わせれば、アバターの身体もより細かく動かせるため、VRChatでの表現力も高められます。
一方で弱点もあり、体験レビュー時に有線・無線でのPC接続で細かなエラーが頻発したり、MRモードの表示がMeta Questシリーズ等と比べて見劣りしたりといった点が気になるところです。
VRデバイスに対しての知識を事前にしっかりと持っている中・上級者向けのデバイスという位置づけです。
【おすすめポイント!】
・高い解像度でVRとMRを楽しめる
・ヘッドセット単体/PC接続に両対応
・「目+口+全身」のトラッキングに対応
| Vive Focus Vision | |
| ディスプレイ解像度(片目) | 2448 × 2448 |
| リフレッシュレート | 90Hz |
| 視野角(FOV度) | 最大120度 |
| レンズの種類 | フレネルレンズ |
| 価格 | 169,000円 |
| 購入先(URL) | https://www.vive.com/jp/product/vive-focus-vision/overview/ |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:SteamVR、VIVEPORT メタバース:VRChat(ヘッドセット単体/PC接続)、Roblox(PC接続)、cluster(PC接続)等 |
VALVE INDEX
「VALVE INDEX」は、2019年から5年間息長く発売されているVRヘッドセットです。解像度は安価モデルのMeta Quest 3Sよりも劣りますが、視野角は130度と広め。Steamを運営するVALVE社のヘッドセットだけあって、自社製の「Half-Life: Alyx」を筆頭に、非常に多くのVRコンテンツと親和性が高いのが特徴です。
また、VALVE INDEXコントローラーは、指の動きを繊細に表現できるので、VRChatとの相性も良好です。例えば上記のBigscreen Beyondなど、他のVRヘッドセットとINDEXコント
ローラーを同期させる使い方も広まっています。
ただし、室内にベースステーションの取り付けが必要。総額166,000円ほどと、高額な点も気になるところ。フルキットやコントローラーは長期に渡って品薄状態が続いていますが、ヘッドセット単品は39,800円まで値下げされています。
2023年時点でValve社がVRの新プロジェクトに着手していると海外メディアが報じていますが、公式情報はまだありません。今後新しいデバイスが出る可能性に賭け、新製品情報を待つのも手です。
【おすすめポイント!】
・VALVEの機器やコンテンツと親和性が高い
・INDEXコントローラーは指トラッキングが可能
| VALVE INDEX | |
| ディスプレイ解像度(片目) | 1440 × 1600 |
| リフレッシュレート | 80Hz、90Hz、120Hz、144Hz |
| 視野角(FOV度) | 約130度 |
| レンズの種類 | フレネルレンズ |
| 価格 | 165,980円(VRキット)、39,800円(ヘッドセット単品) |
| 購入先(URL) | https://plaza.komodo.jp/collections/valve-index |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:SteamVR メタバース:VRChat、Roblox、cluster等 ※上記メタバースはすべてPC接続が必須 |
PlayStation VR 2
「PlayStation VR 2」は、PlayStation 5専用のVRヘッドセットです。VRヘッドセット本体が振動する「ハプティックフィードバック」と、トリガーボタンの抵抗感が変化する「アダプティブトリガー」という、触覚からVRの没入感を高めてくれる機能が存在しているのが大きな特徴です。また「バイオハザード」シリーズをはじめとしたPSVR2独占タイトルを、有機ELディスプレイの美しいグラフィックで楽しめます。
難点は、ストアのコンテンツ数が物足りないことでしたが、専用のPC接続アダプターで接続することでSteamVRに対応しました。ただしPC接続の場合は、ハプティックフィードバックなどのPSVR2独自の機能には未対応となっています。PCに接続できるVRヘッドセットとしては、Meta Quest 3の方が各性能の点で上回っているため「すでにPS5を所持しており、PCゲームも遊びたい」というユーザー向けであると言えるでしょう。
価格は昨今の世界的な経済情勢の変動などにより、一時89,980円まで値上げされましたが、再び価格改定し、販売当初よりも安い66,980円に値下げされました。
【おすすめポイント!】
・有機ELパネル採用
・PS5向けのPSVR2独占タイトルが楽しめる
・触覚からVRの没入感を高めてくれる機能あり(PS5のみ)
・PS5用に買ったPSVR2をPCでも利用できる
| PlayStation VR 2 | |
| ディスプレイ解像度(片目) | 2000×2040 |
| リフレッシュレート | 90Hz、120Hz |
| 視野角(FOV度) | 約110度 |
| レンズの種類 | フレネルレンズ |
| 価格 | 66,980円 |
| 購入先(URL) | https://www.sony.jp/playstation/psvr/ |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:SteamVR、PSストア メタバース:VRChat、Roblox、cluster等 ※上記メタバースはすべてPC接続が必須 |
Play For Dream MR
「Play For Dream MR」は、上海のPlay For Dream社開発のVR/MRヘッドセットで、Androidベースの独自OSで動くスタンドアローン機です。価格は高額の358,900円。両目8K、片目3840×3552の高解像度を誇り、上下左右だけではなく、斜め方向にも視野角が広くなっています。ベースステーションが必要ないのも強みです。
外見やUIは後述の「Apple Vision Pro」を思わせ、アイトラッキングと指による操作も可能ですが、MRの画質は低く、ストアの配信アプリが少ないため、実質はPC接続向けのVRヘッドセットというポジションです。8K解像度のため、PCに求められるスペックはかなり高めです。
暗い背景に強い光があるシーンではグレア(※強い光による刺激)や、周辺視野の色にじみ(※色収差)、スイートスポットの狭さなど、解像度以外の問題があるのには注意。現時点では気になる部分があるものの、Googleとのコミュニケーションが進んでいるという担当者の話から、未確定ですが、Googleの独自OS「Android XR」への対応に期待したいところです。
【おすすめポイント!】
・圧倒的な8K解像度、視野角も広い
・スタンドアローンでMRを利用可能、ベースステーションは必要なし
・今後の対応次第で、8K画質を活かせるコンテンツが増える可能性あり
| Play For Dream MR | |
| ディスプレイ解像度(片目) | 3840×3552 |
| リフレッシュレート | 不明 |
| 視野角(FOV度) | 103度 |
| レンズの種類 | パンケーキレンズ |
| 価格 | 358,900円 |
| 購入先(URL) | https://www.makuake.com/project/playfordream/ |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:Play For Dream MR公式ストア、SteamVR メタバース:VRChat、Roblox、cluster等 ※上記メタバースはすべてPC接続が必須 |
用途が大きく違う空間コンピューター
Apple Vision Pro
ついに日本で発売を開始した「Apple Vision Pro」。価格は599,800円で、最高級のVR体験ができると期待している方もいるかも知れませんが、結論から言うと、Apple Vision Proは、VRヘッドセットではなく「空間コンピュータ」なので、他のデバイスと比べると用途の方向性が大きく違います。
基本操作はハンドトラッキングとアイトラッキング。Vision Pro向けのコンテンツはもちろん、MacPCやiPad、iPhoneで体験できたアプリやサービスを、目の前の空間内に出現させて体験できます。つまみで現実とバーチャル空間の割合を変えることができ、圧倒的な没入感でコンテンツを楽しめます。
一方、VRゲームやMRコンテンツなどの一部は対応していますが、現状ではApple独自のアプリが多め。UIなども大きく異なることから、そもそも他VRヘッドセットと簡単に比較ができません。SteamVRも、正規の方法ではプレイできません(一応、ALVRというアプリでプレイ可能です)。
しかし、Appleは2025年秋に一般向けに配信される「visionOS 26」より、Vision Proが「PSVR2 Senseコントローラー」とLogitechの空間スタイラス「Muse」に対応すると発表。今後、一般的なVRゲームやVRペイントアプリが楽しめるようになる可能性があります。
【おすすめポイント!】
・最高クラスの解像度を誇り、圧倒的な没入感でコンテンツを楽しめる
・パススルー映像(MR)で空間ビデオなどのコンテンツを体験可能
・コントローラーを使わず、手や目のトラッキングで操作できる
・VRコントローラーへの対応で今後VRゲームが遊べるようになる可能性あり
| Apple Vision Pro | |
| ディスプレイ解像度(片目) | 未公開(両目で2,300万ピクセル) |
| リフレッシュレート | 90Hz、96Hz、100Hz |
| 視野角(FOV度) | 約90度 |
| レンズの種類 | パンケーキレンズ |
| 価格 | 599,800円 |
| 購入先(URL) | https://www.apple.com/jp/shop/buy-vision/apple-vision-pro |
| 対応ゲームプラットフォーム&メタバース | ゲーム:Appleストア メタバース:なし |
機能早見表
| ヘッドセット単体使用 | PC接続 | MR | ベースステーション | ||
| Meta Quest 3 | ◯ | ◯ | ◯ | 必要なし | |
| PICO 4 Ultra | ◯ | ◯ | ◯ | 必要なし | |
| Meta Quest 3S | ◯ | ◯ | ◯ | 必要なし | |
| Bigscreen Beyond(2) | ✕ | ◯(有線のみ) | ✕ | 必要 | |
| MeganeX superlight 8K | ✕ | ◯(有線のみ) | ✕ | 必要 | |
| VIVE XR Elite | ◯ | ◯ | ◯ | 必要なし | |
| VIVE Focus Vision | ◯ | ◯ | ◯ | 必要なし | |
| VALVE INDEX | ✕ | ◯(有線のみ) | ✕ | 必要 | |
| PlayStation VR 2 | ✕ | △(アダプター必須) | ✕ | 必要なし | |
| Play For Dream MR | ◯ | ◯ | ◯ | 必要なし | |
| Apple Vision Pro | ◯ | △(基本Macのみ) | ◯ | 必要なし | |
まとめ
基本的には「Meta Quest 3」があれば何でもできてしまい、VR初心者から上級者まである程度満足できるデバイスとなっています。ヘッドセット単体での使用、PCとの接続、MRモードなどを高解像度で楽しめるため、無理にハイエンドを購入する必要がありません。
「PICO 4 Ultra」ではMeta Quest 3とほぼ同等の体験ができますが、公式ストアのコンテンツ数は少ないので注意。一方PICOモーションキャプチャーという強みがあり、VRChatを始めたいならこちらも選択肢に入ります。
また、解像度などで劣るものの、「Meta Quest 3S」は安くVRとMRを両方体験できるので、エントリーモデルとして購入するのもアリ。準備物こそ多いですが、とにかく軽さを重視するなら「Bigscreen Beyond 2」もあります。軽さと解像度を両立させたいなら、高額ですが「MeganeX superlight 8K」も手です。
一方でその他のハイエンドモデルは、Meta Quest 3と比べると一長一短の性能が強く出ており、一概におすすめしづらい状況です。ただし、多彩なトラッカーを活かせる「VIVE Focus Vision」、8K画質に特化した「Play For Dream MR」のような独自の強みを持つモデルも出てきており、特定の用途のためにデバイスを選びたいというユーザーならば検討の余地があります。
最高の環境で動画を見たい、仕事に活用したいのなら「Apple Vision Pro」がありますが、こちらは現時点で用途が他デバイスと異なる上、価格も頭一つ飛び抜けているので、購入の際はしっかりと検討したいところです。
前回記事更新時と比べ、用途別に特化したVRデバイスが揃っており、選択肢の幅が大きく広がりました。なおVRデバイスは毎年秋頃より新たな製品が発表される傾向にあるので、MoguLive編集部では、また新規情報が入り次第、記事の情報を更新していきます。












