家具や家庭用品を扱う米国のeコマース企業Wayfairは、オンライン・オフライン双方でのAR/VR、3D技術の導入に積極姿勢を見せています。同社はECサイトのみならず、実店舗でも技術を活用。ユーザー体験の質を向上させるべく、様々な取り組みを行っています。
AR試し置きやVRアプリを導入
Wayfairの共同経営者Steven Conine氏は次のように説明します。「当社は相当の期間、AR/VRを使った取組を行ってきました。我々はこの取組が、自宅から自宅のための買い物を簡単にするために、非常に意味のあるものになると確信しています」
Wayfairはこれまで、アップルのARツール「AR Quick Look」を使った家具などの試し置きを導入しています。また2016年と早い段階で、同社の家具を空間に配置するVRアプリもリリースしました。
実店舗でも導入へ
さらに同社は、こうした技術が実店舗でのユーザー体験向上にも役立つと考えています。既に期間限定のリアル店舗を試験的に設置しており、来店客が自宅に家具を設置する際、デザインサービスを提供しています。
「将来どこかの時点で、米国のすべての家庭が、その家に関する3Dモデルを持てると良いと考えています」とConine氏は述べました。「当社は店舗でデザインサービスを提供することが可能でしょう。顧客それぞれに合う体験を提供し、自宅で製品がどのように見えるか、確認するのを手助けします。製品のサイズがぴったり合うか、スムーズに動くか、そして消費者が望む通りの見栄え、形であるか、確かめることをサポートします」
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