「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。
目次
1.ファミリーマート、店舗オペの研修にVR採用 1人につき約60時間の節約(10.13)
2.自動車向けARディスプレイの英企業、5,000万ドルを調達(10.13)
3.VR体験施設「The VOID」の創業者が“VRスカイダイビング企業”のCEOに、新天地目指す(10.12)
4.AR/MR/VRディスプレイ市場は、2030年までに計280億ドル以上に――調査レポート(10.08)
5.米軍が「犬向け」ARグラスを研究中、軍用犬に遠隔で指示(10.13)
ファミリーマート、店舗オペの研修にVR採用 1人につき約60時間の節約(10.13)
ファミリーマートは、VR社員研修プログラムの実証実験を行っています。同社によれば、オペレーション習得に要する平均時間を1人あたり約30時間削減、指導時間との合計で約60時間の削減につながった、と発表しました。今後はフランチャイズ加盟店でのVR活用など、導入対象点の拡大と内容の充実を図ります。
【Topics】
・ファミリーマートでは「InstaVR」を使用
・新入社員を「VR研修」と従来の「対面研修」の2つのグループにわけ習得時間を比較
・960のVR社員研修用コンテンツを開発、ベトナム・ネパール語など6つの言語に対応
自動車向けARディスプレイの英企業、5,000万ドルを調達(10.13)
英スタートアップEnvisicsが、シリーズBラウンドで5,000万ドル（約52.6億円）の資金を調達しました。同社はARを使った進路や危険通知などを、フロントガラスに表示する自動車向け次世代ヘッドアップディスプレイを開発。2023年の発売を予定しています。HUDの市場規模は2026年に25億ドル（約2,600億円）と、大きな成長が見込まれています。
【Topics】
・2019年時点市場規模は9億3,000万ドル（約980億円）の見通し
・韓国ヒュンダイ、米GM傘下GMベンチャーズなど自動車関連が出資
・スイスWayRay、自動車ジャガー・ランドローバーも開発を発表
VR体験施設「The VOID」の創業者が“VRスカイダイビング企業”のCEOに、新天地目指す(10.12)
VRスカイダイビング体験を提供するスタートアップ 「JUMP」の情報が公開されました。VR体験施設「The VOID」の共同創業者、James Jensen氏がJUMPのCEOに就任し、2021年のサービスリリースを目指します。
【Topics】
・JUMPは「VRスカイダイビング」を開発
・Jensen氏はThe VOID社のCVO退任、その数か月前にJUMPのCEO就任
・映画マトリックスの演出家、プロのスカイダイバーが開発アドバイザーに名を連ねる
AR/MR/VRディスプレイ市場は、2030年までに計280億ドル以上に――調査レポート(10.08)
英技術調査のIDTechExは、「AR、VR および MR における光学系とディスプレイ 2020-2030年: 技術、有力企業および市場」の調査レポートで、長期予測と技術別の売上高と数量について分析。同市場は2030年までに合計で280億ドル以上になると予測しています。
【Topics】
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・各種光学系の手法・構成の長所と短所を、大手企業の事例とともに紹介
・AR・MRデバイスでは、輝度が高く、高解像度のLCoSディスプレイが主流に
米軍が「犬向け」ARグラスを研究中、軍用犬に遠隔で指示(10.13)
専用サイズのARヘッドセットを着けた軍用犬の視界に、人間が遠隔で攻撃から爆発物探知、救助活動の指示を行うという、米国陸軍研究所の研究内容が公開されました。人間と動物のコミュニケーションが専門のCommand Sight社が考案し、実用化には時間を要しますが、ARを使うことで遠隔で戦場での指示出しができるようになります。
【Topics】
・犬への応用はまだ初期の段階。実験からは非常に有望な結果が出たとCommand Sight
・中小企業技術革新研究プログラムが資金提供。「量産レベルのワイヤレス製品」を開発の予定
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