Home » マイクロソフトが「HoloLens 2」発表、VR内で1週間を過ごす実験が進行中 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース


業界動向 2019.03.04

マイクロソフトが「HoloLens 2」発表、VR内で1週間を過ごす実験が進行中 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.マイクロソフト、HoloLens 2発表 視野角2倍、視線追跡、全指操作など搭載
2.ソフトバンクとホロラボ、3Dデータ可視化ソリューション「mixpace」共同開発 HoloLens 2にも対応
3.HTCが一体型VRヘッドセット「VIVE Focus Plus」発表 6DoFコントローラーや新型レンズ搭載
4.VRで丸々1週間を過ごす 過酷な実験が生配信中
5.フェイスブック、指のトラッキングで特許登録 腕の電気信号を読み取る
6.【PR】避難訓練をVRで“自分ごと”に、リアルで緊張感のある「VR現場体感訓練システム for 防災」

マイクロソフト、HoloLens 2発表 視野角2倍、視線追跡、全指操作など搭載(02.25)

マイクロソフトは、新型MRデバイスHoloLens 2を発表しました。視野角が2倍に広がり、視線追跡やジェスチャ認識の強化などが行われています。

HololLensの生みの親として知られるアレックス・キップマン氏は、バルセロナで開催されたMWC(Mobile World Congress 2019)に登壇。2016年発売の前世代機を超える3つのMR体験、すなわち没入感(Immersion)、快適性(Confort)、すぐに使える(Time-to-value )を実現したと語りました。

【Topics】
・没入感を高める広い視野角で高精細なグラフィック
・前世代機に比べ“3倍快適”に。より長時間にMR体験を続けられる
・産業用にすぐに使えるアプリを増加
・Azureとの連携で大幅強化
・HoloLens 2はカスタム可能
・オープンなプラットフォームを目指す
・料金プランは2種類

Mogura VR Newsでは、バルセロナのMWCにていち早くHoloLens 2を体験。その使い心地や前世代モデルからの進化を詳細にレポートしています。

HoloLens2にも対応 ソフトバンクとホロラボ、3Dデータ可視化ソリューション「mixpace」共同開発(02.25)

SB C&S;株式会社と株式会社ホロラボは、「mixpace(ミクスペース)」を共同開発しました。mixpace(ミクスペース)とは、誰でも手軽に3DCADやBIMで作成した3Dデータを、自動でAR/MR対応デバイスで確認が可能なモデルに変換できる製造業・建設業向け可視化ソリューションです。

SB C&S;は契約している全国約1万社の販売店を通じて、「mixpace」のサブスクリプションモデルでの販売を2019年2月25日に開始します。

【Topics】
・手作業で何日もかかっていたAR/MR変換作業が、最短約10分で自動的に完了も
・オートデスク社のAutodesk Forgeを採用
・変換データはマイクロソフトが提供するクラウドプラットホーム「Microsoft Azure」に保存

HTCが一体型VRヘッドセット「VIVE Focus Plus」発表 6DoFコントローラーや新型レンズ搭載(02/22)

HTCが、一体型VRヘッドセット「VIVE Focus」の法人向け新モデル「VIVE Focus Plus」を発表しました。VIVE Focus Plusでは新型レンズの搭載、さらにハンドコントローラーの6DoF化の改良などが行われています。無料のエンタープライズライセンスも付属、2019年の第2四半期に発売予定です。

【Topics】
・超音波を使って物体の位置を測量する、超音波トラッキングが採用
・解像度は据え置き、レンズは改良
・国内で「VIVE Focus Plus」が発売される可能性は高いと推測
・2019年度VEC(3月末開催予定)で販売価格や発売日の情報を告知

https://www.moguravr.com/vive-focus-plus-announce/

VRで丸々1週間を過ごす 過酷な実験が生配信中(02.24)

VRを専門とするコンテンツプロデューサーのJak Wilmot氏が、1日中VRヘッドセットを装着したまま1週間を過ごす実験を始めました。実験の様子はYouTubeでライブ配信され、日々の様子についてはWilmot氏が自身のTwitterで投稿しています。

本実験は、VRで長期に亘る没入体験を行った場合に人体に起きる影響について調査することを目的として開始されました。Wilmot氏は1週間という長期の体験を通して、VR内で仕事や休息、コミュニケーションを行うことにより「体力的・精神的な影響を調査することで、長期間のVR体験でも健全で生産性の高い方法を見つけ出すこと」を目指しています。

【Topics】
・実験は2月27日まで行う予定
・Wilmot氏はすでに“不思議な感覚に陥っている”とTwitterで投稿
・Willmot氏の見解では、2038年までにVRとARが、今のスマートフォンに代わる、新しいコミュニケーションツールになっていくと予想

フェイスブック、指のトラッキングで特許登録 腕の電気信号を読み取る
(02/27)

フェイスブックが2017年に出願した、VR内での指のトラッキングに関する特許が登録されました。外部のカメラ等を使わず、身体の電気信号により動きを追跡します。

公開された内容によれば、フェイスブックが考案するのはアームバンド型のデバイスです。ユーザーの手首を流れる電気信号を読み取り、指のトラッキングを行うものです。電気信号から指の位置を特定するためには、機械学習の仕組が用いられています。

【Topics】
・特許は2パターン
・細かい指の動きがトラッキングされる
・指1本1本にカメラを装着する、というような電気消費量のかさむプロセスも不要
・外部のカメラやセンサーを用いないため、ユーザーの位置はどこでもOK

6.【PR】避難訓練をVRで“自分ごと”に、リアルで緊張感のある「VR現場体感訓練システム for 防災」

昨今、VRやARを活用した訓練・教育の導入が国内外で進みつつあります。VRを使用することで、災害や事故といった“直接体験することが難しい状況”も、臨場感をもって体感し、その危険性や訓練の重要性を再認識できます。

日本国内の大手企業でも、このようなVRの活用をソリューションとして提供している企業が存在します。本記事ではNECのグループ企業、NECソリューションイノベータによる「VR現場体感訓練システム for 防災」を紹介しています。

【Topics】
・従来の訓練では難しい、リアルな火災を体験できるVRコンテンツ
・横浜市消防局などが採用、評価の声
・複数人数での同時体験や相互評価も
・企業向けの独自カスタマイズにも対応


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード