昨今、「メタバース」への注目が急速に高まっています。ゲーム制作エンジン「Unity」を提供するUnity TechnologiesのCEO、John Riccitiello氏は「Unityはメタバースを定義し、その創造と運営のリードを助ける主要プレイヤーになるだろう」とコメントし、メタバースへの強い期待を示しました。
開かれたメタバース目指す
上述のコメントは、Unity Technologiesの第2四半期決算報告にて行われています。Riccitiello氏は「メタバースの登場を信じている」とし、前述のようにUnityが主要プレイヤーになると述べました。以下に、同氏の発言内容からメタバースに関連するものを抜粋します。
「当社は、リアルタイム3Dの導入により、人々とデジタルコンテンツやエンターテインメントとの関わり方が変わると確信しています(中略)世界のコンテンツのより多くが3D、リアルタイム、そしてインタラクティブなものになることを期待しています」
「現在私にとって、メタバースという単語は複数の意味を持っています。私がこの言葉を使うときは、重要な点を強調しようとしています。我々は、例えば『レディ・プレイヤー1』で描かれたように、一企業がメタバースを代表するとは考えていません。メタバースには、何十万もの行き先があると思っています」
「Unityでは、相互運用性とオープンなインターネットというものを信じています(中略)当社のミッションと世界観は、この世界はより多くのクリエイターによって、さらに良い場所になっていく、という信念を中心にしています」
「Unityはメタバースを支援し、形作ろうとしています。我々はコンテンツ制作、クロスプラットフォームのアクセス、クリエイターと消費者の距離を縮め、摩擦を減らすことに重点を置きます」
メタバースとは
上記のような考え方は、「オープンメタバース(Open Metaverse)」としてMogura共催のウェビナーでも紹介しています。
Unityの動向についてはこちらの記事から。
(参考)TweakTown