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活用事例 2019.07.10

米国防総省、核戦争の脅威を想定したAR/VRトレーニング導入へ

米国防総省は、核戦争の戦場といった場面のトレーニングに、AR/VRの活用を検討しています。訓練の反復や、低コストで効果的なトレーニングを実現することが期待されています。

政府の調達情報で公開

政府の調達情報を掲載するウェブサイトFederal Business Opportunitiesでは、検討状況が下記のように公表されています。

米軍が核戦争の戦場や放射性物質の処理の現場に向けたバーチャルトレーニングを行うソリューションを求めています。AR/VRを活用することで、コストを削減しながらトレーニングの効果を上げることが見込めます。AR/VR技術は実地訓練を代替するものではありませんが、訓練の実施、反復が可能になります。(中略)
(バーチャルトレーニング導入の)目的は、兵士が放射性物質・核の脅威にさらされた時、どのような行動を取るべきかの訓練を行うために、実戦や意思決定の場面をリアルに再現することです。

米軍で進むXR活用

これまでにも、米国の軍隊はXR(VR/AR/MR)技術を積極的に導入してきました。2018年11月には実戦・訓練へ10万台のマイクロソフト製MRヘッドセットHoloLens導入を決定。海軍も若者へのPRや軍事訓練にXRを活用しています。

また2019年7月には、空軍もVRを使用したレクチャーを開始したと報じられています。

(参考)VRScout
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